本記事は
マネージャーWeek
最終日の記事です。
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5日目
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今年度は〇〇Weekイベントのみで3本目の記事となります。小林(恭)です。
※先週末とは違う小林です。
APN AWS Top Engineersで執筆者でマネージャーという顔を持っております。
課長になりました!
私は今年4月から課長職につくこととなり、マネージャーと呼ばれるようになりました。
まさにルーキーイヤーですね。
直近の数年間は主にAWSで稼働する複数のWebシステムのインフラ構築・運用をリーダーとして推進していました。
チームメンバーに指示を出し、システムごとにお客様の要望を聞きながら設計・構築・運用をスケジュール管理しながら進めることが主な業務内容でした。
自身で作業タスクもこなしつつ、メンバーに作業を割り振って進めていたので、スポーツチームに例えると選手兼任コーチみたいな立ち位置だったと思います。
課長になってからは、前述のようなリーダー達をまとめて収支や状況を管理し、サポートするということが主な業務になりました。 スポーツチームでいうと監督のような立ち位置ですね。
つまり、選手(=実際に動く側)から監督(=動かす側)になり、環境が大きく変わることになりました。
ということでマネージャーになって変わったことを振り返りつつ、感じたことを書いてみようと思います。
何が変わった?
裏事情の理解度合いが上がった
「裏事情」などとキャッチーな言い方をしましたが、具体的には「システム開発に従事するだけでは知らなかった(知らなくても影響なかった)、お金の動きや契約関連」といったことに深く関わることになりました。
逆にこれが理解できるようにならないとマネージャーとして挫折するなということにも気付いたので、今後マネージャーになるかもしれないメンバーたちにも少しずつ伝えていかないといけないなと思っています。
私も収支や契約関連は最初よくわからなくて苦労しましたが、何がどう動いているのかがわかると少しづつ理解が追いついてきました。
技術者は基本的に仕組みを知るのが好きなはずなので、早めに興味を持って仕組みだけでも頭に入れておいてほしいなと思ってます。
メンバーの忙しさ度合いがわかりにくくなった
最初に「選手の立場から監督の立場へ」とたとえましたが、一気にメンバー(特にリーダーでないメンバー)との接点が減りました。
また、自分がリーダーをしていなかったチームも配下になります。
これまではリーダーとして密にメンバーの状況を確認していましたが、役割が変わることで「各メンバーがどれだけの作業をこなしているのか」がわかりにくくなりました。
単なる推進の話としては、ちゃんとプロジェクトが回っているならよいという考えもありますが、メンバーの健康管理まで考えるとそうはいきません。
長らく自分がメンバーとして仕事していた経験によると、チームの雰囲気やシステムの品質は、メンバーが健康に働けているかどうかによって大きく左右されます。
あと、私は野球における「肩は消耗品」という考えと同じように「メンタルは消耗品」と考えてるので、メンタル的な全力投球の回数は調整する必要があると思っています。
ということで、「メンバーの忙しさ度合いがわかりにくくなった」ということはマネージャーとして深刻な問題です。
幸い今の部署には、私がマネージャーになる前から月一回マネージャーとメンバーのコミュニケーションの場となる1on1ミーティングを行っており、それを利用した状況把握を行っています。
現状まだまだテレワークがメインとなっていますが、何かあれば都度メンバーとも通話するように心がけているので、そういった取り組みも含め少しでも接点の減少をカバーできればと考えています。
技術触れる度合いが減った
さて、こちらは個人的に深刻な問題です。
長らく技術者として生きてきたので、技術に触る機会が減ると少し寂しいです。
もちろんマネジメントやチームビルディングを学ぶのも楽しいですし、マネージャーとしての仕事も盛りだくさんなので技術に触れるための時間は少ないのですが、なんとかしたいという思いがあります。
あと、技術者視点からみると技術に明るいマネージャーは頼もしいなと思っていたので、そういった存在になれるよう技術に触れる機会を増やそうと試みています。
たとえば、以前書いた踏み台の記事のように環境整備としての開発をとおして業務環境のサポートなどができたらいいなということも考えたりしています。
tech.nri-net.com
まとめ
ということで、今回は技術者からマネージャーに役割が変わったという経験を振り返ってみました。
まだまだ駆け出しですが、自分なりに形を作りつつよりよい環境を作っていきたいなと考えています。
この記事がこれからマネージャーになる方、興味がある方の参考になれば幸いです。