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「遠く遠く」から学ぶ、既存システム改修時の心得

本記事は  【Advent Calendar 2024】  12日目の記事です。
🌟🎄  11日目  ▶▶ 本記事 ▶▶  13日目①  🎅🎁

はじめに

こんにちは。山本です。すっかり冬ですね。
さて、冬の名曲はたくさんありますが、みなさんは

「北風 ~君にとどきますように~」

はご存じでしょうか。まさに今の季節にピッタリの名曲です。
で、この曲を歌っているのが、槇原敬之さんです(作詞・作曲も担当)

槇原敬之さんといえば、恋をするのかしないのかどっちやねんな曲が有名ですが、他にもたくさんの名曲を世に送り出しています。
今回は、そんな槇原敬之さんの名曲の一つ、「遠く遠く」から学ぶ、既存システム改修時の心得についてお伝えしようと思います。

※「遠く遠く」の歌詞は、故郷を離れて頑張っている社会人のみなさんにとって、共感できる部分が多いのではと思います。ぜひ聴いてみてください。

本題

既存システムの改修では、既存の処理を変更したり、新たに処理を追加したりします。
新規開発と違って、気を付けないといけないのが「デグレーション」です。

※デグレーション: プログラムの改修をした際に、予期せぬ新たな不具合が出てくること。 品質や性能が改修前よりも悪くなること

  • 既存処理の途中に処理を追加したことで、後続の処理が意図せず変わってしまう
  • 既存の変数への更新処理を追加したことで、その変数を使用している既存の処理が意図せず変わってしまう

このように、意図せず既存の処理に変更を加えてしまうと、デグレーションが発生してしまいます。
そして、意図していないので、テストでも気づきにくかったりします。

① 今回変更を加える処理が、想定通り変わっていること
② 変更予定のない処理が変わっていないこと

既存システム改修時は、上記2点について注意が必要ですが、ついつい②を忘れがちです。
そんな時は、名曲「遠く遠く」の、2番のサビを口ずさんでみてください。

「大事なのは "変わってくこと" "変わらずにいること"」 ※作詞作曲:槇原敬之, 「遠く遠く」より

忘れがちな②の観点について、思い出させてくれることでしょう。

おわりに

懐かしの冬の名曲5選(順不同)をご紹介しておきます。
冬の寒さに負けず、名曲を聴きながら高品質なシステム開発を!

① DEPARTURES by globe
 声高い!

② DEAR...again by 広瀬香美
 声高い!

③ 北風 ?君にとどきますように? by 槇原敬之
 青春!

④ 粉雪は忘れ薬 by中島みゆき
 夜会を見てね!

⑤ サイレント・イヴ by 辛島美登里
 セルフメリークリスマス!

執筆者 : 山本健太郎

カラオケと川崎フロンターレとマンガが好き