本記事は
NRIネットコム Advent Calendar 2022
13日目の記事です。
🎁 12日目
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14日目 🎄
はじめに
こんにちは、NRIネットコム人事部で新卒採用を担当しています、越智です。
Advent Calendar 2022ということで、今回人事系のお仕事(採用・育成など)を担当している社員もブログ記事を執筆することになりました。
育成に関連する記事だと今年の7月に2021年入社メンバーの座談会の記事を読んだ方もいるでしょう。
システム・マーケ・デザイン等々、技術的な記事が並ぶ中でなんだか異色?なテーマの記事になるかもしれませんが、私以外の人事部メンバーも執筆予定です。当社がどんな採用活動、人材育成を行っているのか、たまには気分転換にこんなテーマも読んでみてください。
今回は私が目下取組中のインターンシップについて、開催側の気持ちを少し書いてみようと思います。
自己紹介&チーム紹介
本題に入る前に、少し自己紹介です。
先ほど書いた通り、現在私は新卒採用のお仕事を担当しています。 新卒でネットコムに入社後は、10年以上エンジニアとしてアプリケーション開発のお仕事をしていました。
実は新卒採用のお仕事をするようになったのは昨年の10月。 やっと2年目に入ったところです。ようやく人事部社員としてのルーキーイヤーが終了しました。
新卒採用専任リーダーよろしくね!と言われて人事部へ異動してきたものの、私自身の就職活動はもはや10年以上前…。
…今の就職活動のトレンドって何?コロナ禍でオンライン化が主流??
という、若干の浦島太郎状態からのスタートでした。
そんな私でも1年どうにか採用活動を無事にこなすことができたのはなぜか? それは他ならぬ採用チームメンバーからのフォローやアドバイスがあったからです。
私が採用チームに異動してくる1年半前の2020年春。その他のあらゆる経済活動と同様、業界や職種によっては採用規模縮小、というニュースも大きく話題になったことが皆さんの記憶にも新しいかと思います。採用活動を全面的に対面で行っていたネットコムも、ご多分に漏れずコロナ禍の直撃を受けました。
そんな緊急事態も乗り越え、大きなトラブルもなく採用活動の全面オンライン化を邁進してきたチームメンバーですので、どうやら私一人が少しつまづいたくらいではびくともしないようです。
いや、少しくらいは動揺させてしまう瞬間もあったかもしれませんが、なんせ何かあったときの対応力とリカバリー力がすごい。
私がどうしようかなと少し悩んでいる間に「これこうしましょうか」「準備できてます!」とかチャットがバンバン流れていきます。
少し前の記事で林さんが「チーム人格」の形成について書いていました。新しいチームに異動してきて仕事を進める中で、私が混乱なくチーム運営に入っていけたのもこの「チーム人格」形成のたまものなのかも、と感じます。
自己アピールって難しい?
さて、少し採用活動とは話題がそれてチーム自慢みたいな話になってしまいましたが、この「チーム運営」というものは就職活動中の学生の方にとっても結構重要なキーワードかもしれません。
もちろん、業界や職種によってはすべて個人の裁量で業務を進めることができる、なんていう働き方もあると思います。しかし、少なくとも、情報処理・ソフトウェア業界でいずれのチームにも所属せず一匹狼な働き方をする…なんていう人は極めてまれです。プロジェクトの規模や担当する開発業務によって期間のムラや人数のバラつきはあるかもしれませんが、チームメンバーと一緒に仕事をすることが大半でしょう。
そう考えると、「一緒にチームを築いていくことができそうな人材」というのは企業が求める人物像の一つとしてありそうです。(あくまでも一つ、ですが)
「一緒にチームを築いていくことができそうな人材」…と書いてみたものの、これもいろいろな解釈ができます。
一般的に、チーム(組織)の構成員を抽象化すると「リーダー」「フォロワー」「メンバー」の三つの役割に分類できるとされているようです。 ただそれだけでは具体的にどのような人材なのか、全く分かりません。もっと具体的な例を出してみると…うーん…
- チームのゴールを設定し、引っ張っていくリーダー
- リーダーを補佐し、メンバーとの間をつなぐサブリーダー
- 開発スキルをもって技術的な面をリードするメンバー
- チーム内でのコミュニケーションを積極的にとり、全体のモチベーション向上に寄与するメンバー
- 課題発見/課題解決力に長けたリーダー
- 細部の確認を漏らさず、チーム全体のミスを防止できるメンバー etc…
これらは私が1分くらいでパッと思いついた例です。
列挙し始めると「個人のパーソナリティの種類×役割」の数だけ無限に出てくるでしょう。 そうすると、「一緒にチームを築いていくことができそうな人材」を探している企業は、ESや面接といった選考の中で「具体的にこういった人材がいないか?」という観点以外に、「この人はうちの会社のチームの中でどういった役割を果たすことができる人材だろうか?」という観点も持って見ているんだろうな、ということがなんとなく推測できます。
そして就職活動中の学生の皆さんは、自己PRやアピールポイントを書いたり話したりすることで、それらを面接官に伝えようとしているわけですが…。
サークル活動やアルバイトなど、大学生活の中で一番頑張ったことをESに書いたり、面接で話したりする方も多いでしょう。 いわゆるガクチカ(学生時代に力を入れたこと。の略)。
これ、私が就活生だったときには聞いたことがなかった単語でした。でも確かに私も自己アピールとしてアルバイトのお話などをした記憶がありますね。あれが私のガクチカだったのかも。
コロナ禍によってサークル活動もアルバイトも制限され、ガクチカがない…と悩んでいる学生の方も多いと聞きます。 ガクチカがない=ESでアピールできるポイントが弱い、という考えからの悩みのようです。
しかし、「チームの中でどのような役割を担えるか」、ということはガクチカでしか伝えることができないものでしょうか?
「毎日欠かさず習慣づけていることがある」
「友達と買い物に行く時の事前リサーチが好き」
「細かい準備や打合せは苦手だけど、大勢の前で話すのは得意」 etc...
「長所」や「自己アピール」と書くと少し仰々しくなってしまいますが、先ほどの「チームの構成員」の具体例を見てください。自分が当たり前にやってきたことや、等身大の自分の姿を振り返って、「どのような役割を担えるか?」「今後どのような部分を伸ばすことができるか?」を手掛かりにして言葉や文章にしてみると、十分、伝える糸口になるように思います。
案外、自分が何気なくしている行動が、他の人にはなかなかできないことだったりするものです。
インターンシップって必要?
とは言っても、働きだすと必ずしも自分の得意なことだけをすればいいわけではありません。
また、学生の時とは異なり、年齢も、背景も異なる、お互いのことをあまり知らないメンバーとチームをいきなり形成することも多々あります。そんなチームでの働き方を疑似的に体験できるのが、各企業がインターンシップ等で実施しているグループワークです。
チーム運営だのなんだのとつらつらと書いてきましたが、ようやくここでインターンシップについてのお話です。本題に入るまでが長い。
ネットコムのインターンシップでもグループワークを行っています。システム開発の一部を疑似的に体験してもらうカリキュラムです。
このカリキュラムをなぜ行っているのか?
そこには、「業務理解や業界研究の参考にしてもらいたい」という目的がまず一つありますが、もう一つ、「チームで活動することの重要性を体感してもらいたい」という大きな狙いもあります。「チームの中で自身の強みを活かしながら、全員で成果を出す」ことを経験する場として、就活生の方に活用してほしい、と考えているからです。
よくセミナーなどで学生の方から「(ネットコムに限らず)インターンシップには参加したほうがいいですか?」という質問を受けますが、もし迷っているなら、もう参加してしまいましょう。
インターンシップにも、半日/1日開催で気軽に参加できるものから、その後の選考にかかわるような長期間のものまで、いろいろな種類があります。今の自分の状態にあったインターンシップを探してみてください。
「必要/不要」の二元論的に判断するのではなく、「働く姿を具体的にイメージできない」「自分にはどういう働き方が合っているんだろう?」そんな悩みを解消できる場として、インターンシップを貪欲に活用してもらいたいなと思います。
例えば「ガクチカがない…」と悩んでいる人も、インターンシップに参加して自分はどのように感じたか、どのような経験を得たか?をきちんと内省することができれば、自分の強みや本質を言語化し、自己アピールとして他者に伝えることができるのではないでしょうか。
おわりに(宣伝です)
ちなみにネットコムのインターンシップは
- 文理不問で参加できる!
- 半日or1日の短期間開催!
- 一定の精度のものを、限られたメンバーで、時間内に考える、ということで、知らぬ間にQCDの考え方も体験することができる!
- 他の就活生との情報交換もできる!
等々、気軽に参加しつつ、きちんと得るものもある内容になっています。 どの会社のインターンシップに参加しようか迷っている方におすすめです。
また、グループワーク以外に以下のようなカリキュラムも実施しています。
- 会社紹介
- 先輩社員の業務体験談
- オフィスツアー(動画でオフィス内を紹介)
- 先輩社員へのなんでも質問会
特に、先輩社員へのなんでも質問会は少人数のグループに分かれて時間もたっぷりと取りますので、「じっくりと話を聞くことができた」、「働くイメージがより具体的になった」と毎年好評なカリキュラムです。
現在インターンシップは2022年12月~2023年2月開催で順次予約受付中です。
この記事を読んで興味を持たれた就活生の皆さんは、ぜひ当社採用サイトからエントリーいただき、インターンシップへご参加ください。