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2021年入社のメンバーによる座談会を実施しました

こんにちは。ブログ運営チームの大久保です。 今回は、NRIネットコムの2021年入社のメンバーから5名を集めて座談会を開いたのでその模様をお伝えします。 新人たちが入社から1年間でどんなことを経験し、学び、これからどう成長したいかについての実例になるので、ぜひご参考にしてください。 ※座談会での雰囲気もあるので、一部口語調のままで記載しています。


2022年5月某日

---- 皆さん今日はお集まりいただきありがとうございます。本日の司会進行を務める大久保です。本日は下記のテーマでそれぞれ語っていただきたいと思います。

座談会参加メンバー

本日の参加メンバーは2021年度入社の以下の5名です。

また、この場には人事部の有賀さん、ブログ運営チームとして喜早さん、栗田さんにも参加してもらっています。

テーマ1 入社直後にネットコムに期待していたことと、1年経った後のギャップはありましたか?

有光:入社前にITの知識がなかったので、研修やサポートでどれくらい成長できるか楽しみでした。 ただ、1年経った今を振り返ってみると、業務で使う知識は研修外で身につけたことが多かったように思います。それでも業務をこなせてきたのは、ベースとなる知識を研修で身に付けられたからだと思います。

後藤: 私は入社前は1つの案件に携わるものだと考えていたのですが、蓋を開けてみると1年間で7案件にも携わっていてびっくりしました。

---- 1年で7案件だと並行することも多かったのかな?

後藤: いえ、ほとんど案件が並行することはなかったです。コーディングメインで開発を担当し、1つの案件の開発工程が終わったら、次の案件に入る感じです。

---- それは、コーディング能力がとても身に付いたのではないかと思います。すぐに次の案件に引っ張られることでもスキルが身に付いていることを証明してますね。

テーマ2 入社後研修で実施したことは何ですか?

---- NRIネットコムでは、新入社員研修は大きく二つに分かれていて、最初にNRIグループ合同で実施する集合研修があり、その後NRIネットコム独自で実施する研修があります。それぞれについて語ってください。

近藤: まず、NRIとの合同研修がめちゃめちゃ面白かったです。 7人一組のチームでグループ会社ごちゃまぜで取り組んだんですが、感性が違う人と、頭が切れる人たちと同じ環境同じ内容で切磋琢磨できたのが斬新な経験で面白かったです。 各人の得意分野がそれぞれ違っていたのもよかったです。 ネットコム独自研修では、デジタルマーケティング、システム開発、Webクリエイティブ、それぞれの分野で特色合って色々学べました。

---- 一番印象に残った研修や面白かった研修は何でしたか?

近藤: 一番面白かったのはNRIと合同で実施したビジネス研修です。ロールプレイでZoom上でヒアリングを行って、顧客が求めていることを深堀していく。コンサルティングよりな研修でした。 ネットコム独自研修ではバナーデザインを作る研修が面白かったです。ツールとしてFigmaを使いました。コンテスト形式で、ポイントを押さえたデザインができたかを見られました。結果としてデザインとアートの違いが何なのか自分の中で腹落ちできました。 確か塩見さんが優秀賞を貰っていましたね。

塩見: あれ?そうだったかな~。覚えてないなぁ~。

---- その塩見さんは何が印象に残っていますか?

塩見: 私はNRI合同研修で実施したJAVA研修です。 研修では実力別で3段階に分かれるクラスのうち一番下のクラスでちんぷんかんぷんだったんですが、実際に業務に取り組んでみると、研修のときに身に付けた内容が役に立っていることを実感しました。 ネットコム独自研修では、人数が少ない分、面倒を見てくれる先輩が多くて、置いて行かれることなく取り組むことができたのが良かったです。

人事部 有賀: JAVAについては、今年度のネットコム独自研修でもJAVA研修を重点的に取り入れています。NRI合同研修で学んだ知識をもとに、自身の力で開発できるようになってもらい、すぐにでも現場で活躍できるようにしていきます。

塩見: 最初は全然わからなかったんですが、西本くんに教えてもらったりして、仲良くなるきっかけにもなりました。 あと、ネットコム独自のサーバレス研修ではLINEのBotアカウントを作りました。これは楽しかったです。 難しかったのは、「AWSをやってみよう研修」です。

テーマ3 配属後、スムーズに業務に取り組むことはできましたか?OJTはどうでしたか?

西本: 入社後研修のあと、7月中旬にクラウド事業推進部に配属されました。 8月頭からは実顧客プロジェクトに参画し、スムーズに業務に入ることができたと思います。 OJTではクラウドにかなり詳しい先輩からいろいろ学べました。 一度大きなミスも起こしてしまったのですが、その先輩に非常に助けてもらいました。 総じてOJT1年間を通じてかなり成長できたと思っています。

---- その時の経験が成果としてこのブログ記事になっているんですね。 tech.nri-net.com

後藤: 私はWebデザイン事業部フロンティアデザイン課に配属後、部内研修がさらに追加でありました。より実践に近いマナー研修と、部内の方が書いた本をもとにWeb制作の研修を行い、簡単な業務から手伝う形で入っていきました。 OJTでは、フロントエンドエンジニアとして一線級の先輩に親身に指導してもらい、コーティングの知識がかなり身に付いたと思います。

※研修に使った本はこちら。NRIネットコム社員が執筆した本です。

---- OJTはリモート中心だったと思いますが、どうでしたか?

後藤: 一時期出社する時があって、その時にたくさん聞きました。 テレワークに戻ると、質問が文章メインになってやりにくいことはありました。 ただ、メンターの方がわかりやすい文章で詳しく教えてくださって助かりました。

近藤: OJTはリモートで文章チャットがメインでした。 Zoom等を使ってWeb会議を多用した方が効率としてはよいと思うのですが、 文字ベースでどれだけどれだけ相手にわかりやすく伝えるかの訓練になりました。 結果的に文章をまとめる力が付き、これからも絶対に使えるスキルをゲットできたと思います。 顧客とのやり取りも文章がメインで、最初は誤解を与えることもあったのですが、文章で伝えることについて気合を入れて取り組むことでかなり成長できました。

テーマ4 入社一年間で身に付けたスキルを教えてください。

有光: 技術的ではない部分として、社会人としての言葉使い、メールでの問い合わせ文章作成能力が間違いなく身に付きました。 技術的には、簡単なコーディングや画面をどうやって設計したらよいかわかるようになり、顧客対応も任せてもらえるようになりました。

---- 一番自信がついたものは何ですか?

有光: Lambda、S3の設計・設定方法です。次に来る新人に教えられる自信があります。

---- 今度私にも教えてください。他の方も一番自信がついたものを教えてください。

後藤: JavaScriptです。 自分が作ったものが動くのが楽しくて、これが好きだということが分かりました。

近藤: 僕はソースコードを追う力が付いたことです。他のメンバーが書いたコードにどういった意図があるのか最初はわからなかったのですが、今はわかるようになりました。

---- 近藤くんのように大きなシステムを担当していると、パラメータを追っていくのも大変ですね。大事なスキルが身に付いたと思います。

近藤: 学生のときは主にフロントエンド側の開発について勉強していましたが、入社後はバックエンドシステムの開発がメインとなりました。いずれ業務でもフロントエンドを担当し、ゆくゆくはフルスタックエンジニアになりたいです。

---- 希望を出し続けていれば、いずれフロントエンドを担当する業務に割り当てられると思います。頑張ってください。

塩見: 私は積極性が身に付いたと思います。最初は自信がない分、雑務レベルでも声を上げられなかったのですが、いろいろと分かるようになると、他の人のタスクを巻き取ったり、最悪ヘルプを見込んでもやってみようと思えるようになりました。

技術的な面では、GA(Google Analytics)やフロントエンド言語について身に付いたと思います。 JavaScriptは楽しいです。開発系がわからなかった分、動くものが目に見えてできるようになったと自信が付きやすいです。

---- GAやるにもJavaScriptは切り離せませんしね。

塩見: 研修で苦労したJAVAに比べて簡単ということも大きいかもしれないです。 アプリケーション開発は経験していないのでこれからやっていきたいです。

西本: 僕はこの1年間でLinux、Ansibleについてかなり習熟したと思います。

---- 西本くんはAWSもやっていなかったかな?

西本: はい、AWSのスキルもかなり身に付けられたと思います。AWSの主要サービスは一通り把握し、リソースの構成図が一人で書けるようになりました。1年間でAWSの資格も5つ取得できています。

---- 入社1年で素晴らしい成果だと思います。

西本: 本当はマーケティングをやろうと思って、NRIネットコムに入社したんです。けれど、配属がインフラ部門で愕然としました。最初はインフラは地味な作業が多いものだと思っていたのですが、業務に取り組んでいるうちに、地味な作業ばかりではないし、アプリケーションとのつながりも非常に多いことがわかりました。

---- 配属について、今はどう考えていますか?

西本: AWSには色々な分析サービスがあります。AWS側からマーケティングの方にいずれ携わることを考えると、今やっていることに満足しています。

---- それはよかったです。たしかに当社でもDWH(データウェアハウス)の構築や運用等、分析に関連する仕事が増えてきていますしね。前向きでとても良い考えだと思います。

テーマ5 配属後に経験した一番大きな仕事や一番成長につながった仕事は何ですか?

西本: 自分がリーダーをやる立場になり、プロジェクトを自分でハンドリングする役割を担うようになりました。他のパートナーさんが実施している作業の確認タイミングや詰まっていることを自分でも考えることで、アプリの領域の知識も身に付けることができて、自分の成長にもつながりました。

近藤: 私は既存システムの画面のUIを全部やり直すというプロジェクトを担当した時のことです。 最初はバックエンドのシステム開発をしていたのですが、このプロジェクトからフロントエンドを任せてもらうようになりました。この時は全部のタグがtableタグで作られているものを直すことになって大変でした。
また、プロジェクトはスクラム開発で、スプリント単位(2週間)で成果を出さないといけないというのが良い経験になりました。スプリント期間内を3,4日ごとに区切って達成目標を決め、無理だった時にすぐ助けてもらうようにして、遅延が発生しないよう心がけました。スコープを決める際には、リーダーと話し合うことでコミュニケーションもよくできました。
遅れが出て迷惑をかけてしまった部分もありましたが、反省して次に生かすことができていると思います。 プロジェクトの実施結果として、他の人が見やすく保守しやすいCSS等が出来、他の人のためにも役立ったと思います。

テーマ6 2年目での目標を教えてください。

有光: 顧客提案能力を高めたいです。
初めて顧客提案をした際、要件が変わった時に付いていけないことがありました。 正直知識不足だったと思います。コーディング・開発能力を上げて顧客提案をうまくできるようになりたいです。
今も毎週自分がまかされている部分の提案を継続して直接お客様に対して実施しているので、場数は踏めています。

---- どんな提案をしているのでしょうか?

有光: 例えば、画面の配置や機能をどうするかについて実現可否を考慮したうえで提案しています。自分が提案したものが採用されると達成感がすごいです。

後藤: 私の1年目はコーディング業務が中心でした。
2年目はWebディレクターとして、顧客と直接関わる仕事を増やしていきたいです。 顧客が何を考えているか先読みできるようになるのが理想です。
あとは、サイトの構造、仕組みを全部理解したいです。情報設計についても今後勉強する予定です。

近藤: 2年目は開発力をひたすら上げます。開発力をあげることが会社の売上に貢献できる近道だと考えているからです。
本当は開発はあまり好きではないんです。後藤さんのようにWebディレクションをやりたいです。でも、今後リーダーやディレクション業務を携わるときに、開発力があった方が良いのは間違いないので、今は開発力を鍛えていこうと考えています。

実は将来に備えてUI,UXの本を読んだりしてデザインの勉強しています。

---- 続けていれば希望はかないます。頑張ってください。

塩見: 私はできる業務の幅を増やすことを2年目の目標にしています。
メイン担当のお客様を複数持たせてもらっているものの、まだまだ自分一人でできることが少ないので、できることを増やしていきたいです。
お客様との会議でも、自信がなくて発言できないことが多いので、まずは発言できる程度には自信を付けていきたいです。 GAは研修があまりないので、本を読んだり、先輩に教えてもらったり、自己研鑽を重ねて知識を増やし、自信を付けていこうと思います。

---- いずれGAマスターと言われるよう頑張ってください。

西本: 僕はAWSについて、社内での有識者となるために、資格取得をもっと進めていき、いろいろなサービスを実際に触ったり、データ分析サービスのように自分が興味を持っていることに対して得意領域をつくれるようになりたいです。

---- AWSの資格はいつ全冠になる予定?

西本: 今年度いっぱいを目指して、AWSの全ての資格取得します!

---- 期待しています!

おわりに

今回はそれぞれ異なる分野の業務に取り組む5名のメンバーに厳選して座談会を実施しましたが、予定時間を大幅にオーバーするほどたくさん語っていただきました。 皆さん、入社して一生懸命に業務に取り組み、良く成長していることがわかりました。未来のNRIネットコムのためにも、引き続き頑張っていただきつつ、楽しんで仕事ができるようになってもらいたいと思います。