本記事は
育休経験談ウィーク
5日目の記事です。
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4日目
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Enjoy 育休
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こんにちは!最近猫ちゃんをお迎えして生後4ヶ月になり、第一子の生まれたときの体重と同じくらいになりエモさを感じずにはいられない志水です。
普段は生成系AIやIaCの記事ばかり書いてますが、今回は珍しく育休のことについて喋ろうかと思います。
まず、私の子供と育休期間は下記になります。
- 第一子
- 2018年8月生まれ
- 低出生体重児で生まれて手術や入院などハードモードな育児
- 2018年10月〜2018年12月末で育休取得
- 第二子
- 2021年8月生まれ
- 健康かつ性格もまったりしててイージーモードな育児(現在絶賛イヤイヤ期できびちい)
- 2021年11月〜2022年1月末で育休取得
私は会社に入る前に結婚をしていたというのもあり、子育て支援については会社選びの段階から下記のくるみんマークなど見て選定していました。
なので、育休取得に関しては全く抵抗ありませんでした。また、部の上司も育休取得していたので、更に取りやすかったです。
一方、下記のグラフのように第一子のときの2018年は民間企業の男性育休取得率が6.2%という状況ではあり、あまり世間には知られていませんでした。おかげで育休中ずっと入院付き添いしてたので、看護師さんからは志水無職疑惑があったみたいです。
このような合計半年の育休を取得して感じた 時間 に関することが2点あるので、今回はそれをお伝えします。子供の時間と親の時間についてです。
子供の時間
まず一点目は、子どもの時間です。
ジャネーの法則を知ってますでしょうか?
ジャネーの法則によれば、人は年齢が小さくなるほど時間の経過をより長く感じる傾向があります。例えば、同じ1年であっても30歳の人の感じ方より3歳の子供の感じ方のほうが10倍(30 / 3)長く感じるそうです。つまり、今回の育休取得期間の3ヶ月は同じ3ヶ月であっても、30歳の大人より3歳の子供のほうが10倍長く感じているということになります。つまり30歳でいう30ヶ月、つまり2年半の感じ方になります。つまり、親が思っているより子供は何倍も感じる時間は長いので、この大事な期間に一緒に過ごすことでの愛情定着は思っている以上に重要かと思います。
また、育児休業給付金は2024年3月現在、今の給与の67%となり、33%も下がりますが、子供の時間感覚で考えると実質1/10みたいなものなので3%しか下がらないですね。平成初期の消費税です。お得です。しらんけど。
この法則は経験による個人差も大きく正確な値ではないですが、子供にとっては貴重な時間ですので、ぜひ充実させてください。
親の時間
二点目は、親の時間です。
育休中は結局子供のことでバタバタして従来の業務スキルの向上に時間を割くことは考えませんでした。それよりは育児や子供についての知識とスキルの向上に全振りしていました。
しかし、それによって復帰後に業務スキル低下があるかもしれない、というのはやはり気になっていたのは事実です。パーソル総合研究所による男性育休に関する定量調査報告書によると、23.9%の人が同じような懸念を持っています。また、企業としても1ヶ月以内の取得者より、1ヶ月以上の育休取得者のスキル低下を懸念しているようです。
下記記事のような復職後にギャップが無かった人もいて、私も同じくギャップは無かったと感じています。ただし、これは個人によるところで落ちる可能性ももちろんあります。
しかし下記記事のように、育児はプロジェクトでありシステム運用であると言われています。
私も完全同意です。男性育休に関する定量調査報告書によると、育休取得者は対人力とタスク力が伸びたと実感しているとのことです。
つまり、育休はプロジェクト運用・システム運用と同等の経験であり、対人力やタスク力のようなソフトスキルの向上に繋がるということです。
特に私自身は、タスク力の中の時間管理能力が大きく向上したと感じています。最近は担当するプロジェクトやチームメンバーが増え、コンテキストスイッチが頻繁に発生する状況ですが、以前と比べてスムーズに切り替えられるようになりました。これは育休中に、ミルクやオムツ交換のタイミングをルーティン化したり、予測不能な体調不良や怪我の対応に迫られたことで、時間に対する意識が自然と高まった結果だと考えています。
このように、育休というのは親の時間を奪うものではなく、時間管理能力を伸ばすことにより将来的に必要だった時間を減らせるようなものだと思います。また、ソフトスキル向上の機会でもあるので、思っている以上に育休はメリット尽くめだと感じています。
まとめ
育休は3ヶ月程度で育児に十分なのか、会社にとって損失になるのではないかといったネガティブ意見があります。しかし、子供にとって長い時間を共に過ごすことで愛情が定着し、親にとってもソフトスキル向上による長期的な生産性向上につながるため、Win-Winの関係になると考えられます。
子供はとにかく可愛いです。よく「うちの子が一番可愛い」と言われますが、それは間違いです。なぜなら、私の子が一番可愛いからです。そんな一番可愛い子と過ごすために不要な時間を削減出来るように頑張っていきましょう。では。