本記事は
育休経験談ウィーク
1日目の記事です。
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2日目
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はじめまして。 NRIネットコムの福島です。
今週は「育休経験談ウィーク」ということで、 もう2年半ほど前になりますが、約1か月半の「育児休業」を取りましたので、 そのときの経験を書きます。
当時の状況
前提として、当時の私の状況としては以下のようなものでした。
仕事
- お客様の情報システム部門に常駐中
- 大型プロジェクトに参画しており、要件定義工程の推進担当
家庭
- 妻、(当時)3歳の長女との3人家族
- 長女は保育園通い
- 妻は時短勤務かつテレワークはできない仕事
なぜ育児休業を取ろうと思ったか
2人目の子供を授かったと分かってから、比較的すぐの時期に妻とも話し合って育児休業を取る方向で進めることにしました。
主な理由、動機付けとしては以下の2点でした。
①生まれた子供の世話をしつつ、保育園に通う上の子の面倒まで見るのは妻だけでは難しいだろうということ。(1人目のときは妻は実家に里帰りして両親などの助けを得られた)
②社内でも男性が育児休業を取ったケースを見聞きすることが多くなり、また同じく常駐していた先輩社員も取得していたこともあり、自分も育児休業をとる、ということに対して精神的な障壁がなくなっていたこと。
取得する期間については、出産退院後から約1か月と決めました。 今考えるともう少し長めでもよかったかなと思いますが、妻の意見や当時の仕事の状況などを鑑みて決めました。
調整
当時のわたしは、客先常駐中という状況で、 顧客の組織の中でプロジェクト推進の一翼を担っている立場でした。 よって、育児休業をとるためには自社内の調整はもちろん常駐先のお客様にもご理解をいただく必要がありました。
半年ほど前に、まずは社内から調整を始めました。 上長とアポを取り、休業取得の意思を伝えました。 カレンダーに開始時期や期間をプロットし、引継ぎとなるであろう業務・タスクについて簡単にまとめた1枚もの資料を作って希望を伝えたところ、快くOKをいただけました。
客先については上長から先方のマネジメント層に打診をしていただきつつ、並行して現場レベルでも私から担当の方に相談をしました。
幸いなことに、常駐先のお客様も希望通りの休業を認めてくださいました。
予定通りにいかず
出産・育休が近づいてきたころ、休業に伴う事前・事後の申請類の説明連絡を人事より受け、手続き類についても抜け漏れないように進めました。
そしてあとは、来る日を待つのみ、というところでしたが、出産予定日まであと1か月というタイミングで、妻が「前置胎盤」(※)と診断されてしまい安静のため入院が必要になってしまいました。
※前置胎盤:胎盤の位置が通常よりも下方にある状態で、切迫早産などのリスクが高く、帝王切開での出産になるケースが多い
これにより休業期間まであと1か月ある段階で、上の子との2人暮らしという状況になってしまいました。 急遽しばらくは完全在宅勤務とさせてもらい、上の子の食事や保育園の送迎、入浴、寝かしつけなどしながら仕事をする、という状況になりました。
振り返ると、育児休業中よりもこの期間のほうがきつかった・・・
そして、結局予定日の2週間前におなかの中の子供の状態などにより帝王切開で出産となりました。
出産は無事終わりましたが、1週間ほど早めに休みをとる必要が出たため、有休で穴埋めを行いました。 幸い引継ぎなどは早めに進めていたため大きな支障は出ませんでした。
予定よりも早めになりましたが、ここからトータルで1か月半の休みがスタートしました。
ちなみに、1か月半と書きましたが、内訳は以下の通りです。
- 5日間 夏休み
- 5日間 パートナー出産休暇 ※
- 7日間 有給休暇
- 10日間 育児休業
つまり純粋に育児休業として取得したのは2週間だけです。
育児休業は無給です。 雇用保険から直近の給与2/3相当のお金はもらえますが、会社としては休業のため、その後の賞与の計算から相当期間分が省かれるなど、長くとるとマイナスとなる点もあります。 ゆえ、純粋な育児休業は最小限としつつ、関連の休暇制度や有休などを組み合わせて休みを作りました。
※パートナー出産休暇:NRIネットコム独自の制度で、配偶者の出産に合わせて5日間取得できる休暇
休業中の過ごし方
出産が帝王切開となったことで、妻の全身的な消耗は自然分娩だった1人目のときに比べれば小さかった(本人談)ということもあり、退院直後から体を動かすことも比較的にできていました。
よって、私が上の子の保育園の送迎や食事洗濯掃除などの家事全般を担いつつも、生まれた子の世話含め妻と分担でやっていました。
休業期間も後半になると、生活リズムにも慣れて家事育児が効率的になっていくのと、妻の体力回復もあり、合間で自由に使える時間も増えてきました。
これほどまとまった休みをとれる機会もほとんどないので、近所のカフェなどに出かけて溜まっていた本を読んだり、勉強をしたり、買い物をしたり、といった優雅な?時間を作れる日もあったりしました。
当時日記をつけていたので、一部抜粋します。
9月最終日。(上の子)の保育園への送り途中で公園トラップにはまる。ひとしきり遊んでからなんとか送り届けた。昼間は(生まれた子)がなかなか寝付かず、(妻)と交代であやす。夜は寝かしつけ当番で(生まれた子)とリビングで寝る。ミルクおむつ交換1回。
育休ラスト2日。AM(妻)と(上の子)が歯医者に。自分は(生まれた子)を連れて散歩に出る。赤子を連れてると特に高齢の方によく声を掛けられる。こういうとき(妻)はすぐに会話が弾むが、自分はどーもー(微妙な笑み)で終わる。コミュ力の差?午後(上の子)と自転車でイオンへ。アイスをせびられ負ける。。。あっという間に育休も終わる。。。
休業終了、復帰
休業終了後は、元の常駐業務に戻る形で復帰しました。 現場の皆さんからも復帰を喜んでいただき、"勘"を取り戻すのに少々時間はかかりましたが、スムーズに仕事に戻ることができました。 しばらくはテレワークを多めにさせていただき、家事育児ができるようにもさせていただきました。
振り返って
休業はあっという間に終わりましたが、これほど家庭・家族に密着して過ごす時間はなかなかとれるものではないので、非常に貴重な時間となりました。 会社、お客様にも休業取得を快く認めていただいたき感謝しています。 最近はネットコムでの男性社員の育休取得もさらに増えてきているようで、1回のみならず複数回とるケースもあるようです。 男性の育休については分割での取得もできるようになっているということですので、今後は男性社員の育休取得が、より普通なことになっていくのではないかと思います。
育休とってよかった・・・
- 生まれたばかりの子供はもちろん、長子や妻ともゆっくり過ごす時間をとれた
- 表に現れにくい細々したことも含め家事育児の現実を実体験できた(育休が終わっても育児は終わらない)
もっと・・・
- 意外に自由な時間もできたため、資格の一つでもとればよかった
- もし自然分娩だったら妻の体力回復に時間もかかるので1か月程度の休業では足りなかった・・・
大事・・・
- 早めの調整、予定どおりにいかない場合の備え
- 育児休業だけでなく、関連する休暇制度などもうまく活用する
- 公私ともに周りの方々への感謝
最後に、、、
以上は主に私の記憶、記録、視点からの内容になります。 この機会に妻にもわたしの育児休業について思い出してもらい、 コメントをもらいました。 生の声、ということで改変なしでそのまま画像を貼ります。(そんなに羽伸ばしてたかなぁ…)