本記事は
Design Week 2023
6日目の記事です。
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「問い合わせ数をいかに増やすか」サイト担当のよくある悩みでしょう。
方法としてはサイト集客改善・問い合わせ導線改善・問い合わせ率改善などに分類できますが、今回はWEBディレクターとしてデジタルマーケティングを実践してきた経験から、オススメの問い合わせ導線改善ABテストを2つご紹介します!
1) 場所でテスト:メインビジュアルに問い合わせ導線を入れる
AB案共にヘッダー・コンテンツ内に問い合わせ導線を設けており、すぐにフォームにたどり着けるようになっています。
このテストの目的は、「メインビジュアルへの問い合わせリンク」の挿入有無でお問い合わせ数・率の比較です。
- A案はメインビジュアルには入れないで、文脈に沿って入れる構成です。
- B案はA案に加えて、メインビジュアルに問い合わせ導線を表記しています。
計測する数値は、お問い合わせ数・率です。(付随的にPV、カゴ落ち数なども計測。)
行儀の良いA案と露骨なB案、どちらが良い数値を得られるでしょうか?
予測と結果
企画した際の予測ではA案の方がページの内容を理解した上で問い合わせに至る流れができているため効果が高いのではと考えていましたが、実際はB案が良いことが多数ありました。
仮説の一つとしてですが、商材やそのカテゴリの認知度が影響しているのではないかと考えています。
製品自体のことを認知していたり、競合製品を購入・導入済みで比較対象として導入検討をしていたりする場合、サイトで表示できる程度のさわりの説明は余計で、担当者から詳しい説明を聞きたいのではないでしょうか。
だとすれば、この施策は指名ワードでの訪問が多いページで実施することで、高い効果が得られるのかもしれません。
あくまで仮説ですので、まずはお試しあれ!
https://www.nri-net.com/contact/general/
2) 内容でテスト:補足説明としてお問い合わせ例を入れる
AB案共に同じ場所で、ボタンは同じデザインです。
このテストの目的は、「お問い合わせ例」の挿入有無でのお問い合わせ数・率の比較です。
- A案はシンプルにボタンのみ表示しています。
- B案はボタンに加えてお問い合わせ例を表示し問い合わせしやすいよう工夫しています。
※B案のお問い合わせ例のテキストは、ご相談・お見積り・資料請求・デモ体験・1週間お試しなど、商材や対象(toB/toC)に合わせて変更。
計測する数値はボタンクリック数・率、お問い合わせ数・率です。
シンプルなA案と共感や動機づけに配慮したB案、どちらが良い数値を得られるでしょうか?
予測と結果
企画した際の予測ではB案の方が良いのではと考えていました。
しかしとあるサイトで試したところ、実際はA案の方がクリック率が高いという結果でした。
仮説としては、「問い合わせ内容を限定してしまったことで逆にハードルが上がった」「見た目の文字数が多いことで重い印象を与えクリックしづらくなった」「クリックよりも読む方にアクションが奪われてしまった」などが考えられます。
みなさんはどう考えますか?
このテストは内容やデザインを変えることで改善が続けられるものです。
是非お試しあれ。
https://www.nri-net.com/contact/general/
おわりに
ABテストをしてみると、予測と実際は逆であることが時たま起こります。
PDCAサイクルを回す中で、まずは先入観を捨ててテストをする事がオススメです。
またABテストに限らず、問い合わせの改善はデジタルマーケティングとウェブサイト制作のノウハウ両方が必要なものです。
NRIネットコムは、マーケティング企画・システム構築・ウェブサイト制作・KARTEやMAを利用した日々の改善まで、総合的にご提案できるプロ集団です。
お気軽にお問い合わせください。
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また一緒に働ける同士も随時募集中です!
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執筆者:本元徳明
温泉好き・旅好き・お酒好きのおじさんです。
WEBサイト制作ディレクター・デジタルマーケターを主な職務としています。