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PowerPoint(keynote)で資料作成?私はFigma/Figjamで作ってます!

本記事は  Webデザイン事業部ウィーク 2024  5日目の記事です。
🌈  4日目  ▶▶ 本記事 ▶▶   💐

こんにちは。Webデザイナーの和田です。
みなさんは顧客との打ち合わせ資料や社内外での勉強会向けのプレゼン資料を作る時など、PowerPoint(以降パワポ)やMacの方ならkeynoteを使っていませんか? 私はこの数ヶ月間、資料作成が必要な時は意識的にFigma/Figjamを使って資料を作っていました。

そもそも、Figma/Figjamを使ってみよう!と思うきっかけは、日頃のデザイン制作でFigma/Figjamを活用しており、「デザイン以外での用途でも使えるなこれは!」と思って始めたのがきっかけです。
(過去にもsketchやIllustratorでも同様のことを試みたことがありますが、OSの関係で自分以外が閲覧できなかったり、PC動作が重かったりといった点で挫折しましたorz)

以下に、私が感じたFigma/Figjamを使った時のメリットを5つまとめました。 これらをベースに話を進めたいと思います。

1. パワポよりきれいにスライドを作れる!
2. 全スライドのバランスを見ながら作れて調整が楽!
3. 複数人で共同作業ができる!
4. PC動作が軽くて使いやすい!

5. コンポーネントを使って時短できる!
6. コメント機能でメモや伝えたいことを残しておける!

1. パワポよりきれいにスライドを作れる!

元々がワイヤーフレームやデザインを作ったり、プロトタイプの設定までできるツールのため、パワポと比べると自由度が高くスライドを作れます。
例えば、図形を好きな形に変えて挿入したり、フォントを数多くの種類から選んだり、色の設定なども細かく調整する、画像をトリミングや明るくしたりなども可能です。
以前の私は、きれいな資料を作ろうと思ったら、IllustratorやPhotoshopで加工したものをパワポに取り込んで…みたいなことをしていましたが、Figmaを使ってからはその必要が無くなりました!

2. 全スライドのバランスを見ながら作れて調整が楽!

Figma/Figjamは、1つのファイルの中に広大なワークスペースがあります。そのワークスペース内に各スライドを置いていくので、全スライドを一度に俯瞰して見ることができます。
俯瞰して見ることができると他スライドに合わせて構成やレイアウトの確認が容易なので作りやすいです。
意外と便利だったのは、Figma/Figjamだとこれまでの資料を1つのワークスペース内にまとめて管理できたことで、パワポで作成していた時はファイルが何個も量産されて都度必要な資料を探して開く・・・といった手間が省けるようになりました。

3. 複数人で共同作業ができる!

Microsoft SharePointのように、複数人で同時に1つのファイルを操作することができます。
例えば、パワポの作業環境によっては資料を編集しようと思っても、他の人が作業中の時は編集がロックされて操作できずじれったいことがありますが、その心配もありません。同時に作業できることで他の人の進捗確認もできたり、内容確認しながら一緒にスライド作成を進めたりと一石二鳥です!

4. PC動作が軽くて使いやすい!

冒頭で、別ツールで試みた際はPC動作が重くて断念したと記載しましたが、Figma/Figjamはサクサク動作してくれるため、ストレスフリーでツールを使えます。
また、自動保存機能もあるので途中でPCがフリーズして「うわぁぁぁぁ保存してない!!!!(パニック状態)」ということもありません。

5. コンポーネントを使って時短できる!

自分の中でよく使うパーツ類は、Figma内にコンポーネントとして準備しておくことで一から素材を準備することなく、使い回すことができます。
例えば、見出しやフォントなどベースとなるデザインパーツは用意しておいて、顧客ごとに色だけ変更すれば資料は完成といったお手軽な資料作成が可能になります。

6. コメント機能でメモや伝えたいことを残しておける!

自分向けにメモを取るでもよし、他の共同作業者向けにコメントをするでもよし。
自由にメモを残すこともできるし、コメントが乱立しないように解決済みのコメントは非表示にすることもできて便利です。

Figma/Figjamを使った資料作成のメリットについてざっと記載しましたが、当然デメリットもあります。

  • ラインセンス料が必要
  • デザイナー以外だとラーニングコストもかかる
  • 書き出す場合、ファイル形式はpptxではなくpdfになる
  • 顧客のネット環境によってはFigma/Figjamを閲覧できない

私はこれらデメリットを差し引いてもFigma/Figjamを利用した時のメリットの方が大きいため、しばらくはパワポから離れてFigma/Figjamでの資料制作を続けていきたいと思います。
Googleで「Figma(スペース)資料作成」で調べると、案外私と同じような記事を書いている人が多いので、他の方の場合も参考にしてみなさんもFigma/Figjamで資料作成をしてみてくださいね!

Webデザイナー
資格:ウェブデザイン技能検定2級、人間中心設計スペシャリスト、UCDA2級、Certified Scrum Master(CSM)
好きなもの:クラフトビール