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    コンテンツSEOとは?対策方法やメリットについて初心者にもわかりやすく徹底解説(第4弾)

    本記事は  デザインウィーク  3日目の記事です。
    👩‍🎨  2日目  ▶▶ 本記事 ▶▶  4日目  👨‍🎨

    こんにちは。NRIネットコムでWebディレクターをしている加藤です。
    これまで全4回でコンテンツSEOについてお話ししており、今回は第4弾となります。前回は、コンテンツSEOのメリット・デメリットについて解説いたしましたが、今回は既に始めている方にも参考になるよう、効果検証によるチェック方法やプラスαでやっていきたい施策についてご紹介します。

    第1弾の記事はこちら:コンテンツSEOとは?対策方法やメリットについて初心者にもわかりやすく徹底解説(第1弾) - NRIネットコムBlog
    第2弾の記事はこちら:コンテンツSEOとは?対策方法やメリットについて初心者にもわかりやすく徹底解説(第2弾) - NRIネットコムBlog
    第3弾の記事はこちら:コンテンツSEOとは?対策方法やメリットについて初心者にもわかりやすく徹底解説(第3弾) - NRIネットコムBlog

    コンテンツSEOとは?対策方法やメリットについて初心者にもわかりやすく徹底解説(第4弾)

    コンテンツ公開後の効果検証は?

    記事作成も完了し、コンテンツの公開が無事に終わった後は、アクセス解析とも言われる効果検証を行います。
    効果検証では、事前調査で見ていた自社のキーワード順位状況、表示回数、流入状況、検索上位キーワード、キーワードのランディングページの変化などについて確認をします。
    SEOの効果は、サイトの規模や競合状況、コンテンツの質によって異なり、効果が得られるまでに数週間から数か月以上かかることもあります。短期的な結果に一喜一憂せず、長期的視点で取り組むことが重要です。そのため、少なくとも月に一度は定期的にサイト全体の状況を観察し、改善点を洗い出す習慣をつけましょう。

    主に効果検証で使用する分析ツールについて、簡単にご紹介します。

    Google Search Console(Googleサーチコンソール)

    Googleが提供している無料のサイト解析ツールです。
    コンテンツSEOの効果検証においては、主に以下のデータを見ていきます。

    • 上位のクエリ:ユーザーがどのようなキーワードを検索しているか
    • クリック数:実際にどのくらいクリックされているか
    • 表示回数:キーワードを検索した際、自社サイトは何回表示されているか
    • CTR(クリック率):表示回数に対するクリックの割合がどのくらいか
    • 掲載順位:キーワードを検索した際、自社サイトは何位で表示されているか

    データは、GoogleスプレッドシートやExcelでもダウンロードも可能ですので、使いやすいように整形して定点観測していくと良いです。

    ▼Google Search Console について詳しくはこちら
    Google Search Console

    Google Analytics(GA4)

    こちらもGoogleが提供しているサイト解析ツールで、有料版もありますが無料版でも使える機能が豊富です。最新版はGA4と呼ばれ、2020年10月に正式リリースされました。
    効果検証においては、サイトにより重要指標は異なりますが、一例としては以下の側面からデータを見ていきます。

    • 閲覧開始数:閲覧開始の多い人気ページは何か、反対に不人気ページは何か
    • アクティブユーザー数:期間やページなど、何人のアクティブユーザーが訪れたのか
    • ユーザー遷移状況:直帰率、遷移ページなどユーザーの動きはどうなのか
    • ページ遷移状況:どのページからどのページへ移動されやすいのか

    GA4になってからは、上記の検証は【データ探索】で見ていくと便利です。

    Google Search Console、Google Analytics共に、ご紹介したデータ以外にも色々な情報が取得が可能ですので、たくさん触ってみて使い方をマスターしてください。
    また、上級者向けにはなりますが、これらの情報をLooker Studioでダッシュボード化することができると、データの一元管理とチーム内の情報共有ができ一石二鳥です。

    気を付けたい部分としては、多くの数値が取れてしまう分、それだけに満足してしまわずに、データの裏にある「ユーザーが何を求めているか」「サイトの問題点が無いのか」など、ユーザー行動の分析にパワーを注ぐようにしましょう。

    ▼Google Analytics について詳しくはこちら
    Google Analytics  |  Google for Developers

    その他の効果検証お役立ち分析ツール

    コンテンツSEOを行う上で、事前調査や効果測定は欠かせない作業となりますが、調査にはどうしても時間がかかってしまうものです。有料版や無料版問わず、便利なツールは積極的に試してみて、工数削減を目指すと良いでしょう。
    私自身もやっている方法ですが、「SEOツール」などで検索をしてみると、色々なツールが出てくるので、使い勝手も含めてトライアルしてみることをおすすめします。

    余談ですが、Google Search Console、Google Analyticsには無い機能として、Microsoftが無料提供している「Clarity」などのヒートマップツールを一つ入れておくと、ユーザー行動を直感的に追うことができて面白いかもしれません。

    clarity.microsoft.com

    プラスαの施策とは?

    以上、コンテンツSEOについて一通りお話しさせていただきましたが、さらに上を目指すならということでプラスαの施策についても解説します。

    継続して更新しよう

    1つの記事ページを作るのだけでもかなりの労力だと思いますが、コンテンツSEOでは、サイト内の関連ページも重視される指標です。定期的に記事が作成されていると、Googleはもとより、ユーザーからも更新頻度が高く、鮮度の良いページが常にあるサイトだと信頼してもらえます。
    そのため、質を維持しつつ量を増やしていくことを次なる目標と捉えて、効率的な運用ができるとベストです。

    費用はかかりますが、社内のリソース削減のため、外部のライターやSEOを得意とする業者に外注を一度相談してみるのも方法のひとつです。また、構成案検討やライティングができる生成AIも出てきているようですので、うまく活用できないか検討してみても良いですね。
    ただし、最終的なチェックは必ず自社で行うことを推奨します。

    リライトをしよう

    リライトのメリットについては既に触れていますが、もう少し詳細についてお話しします。 新規記事ページの公開後に結果が出なかった場合、公開前後の対策キーワードの順位やユーザー数の変化の有無など、まずはどこに問題点があったのかの原因を追究します。
    公開から既に何か月か経ち、一度数値が上がったように見えたが落ちてしまった場合も同様に対策は必要です。

    リライト方法については、基本的には【構成の検討】と【記事作成】のやり直しですが、必ずしも全てを見直す必要はありません。見出しの書き方を変え、記事内に共起語を増やしてみるなど、手間をかけずにすぐにできる作業から行ってみてください。
    競合上位サイトの書かれている内容と自社の記事ページを比較し、他社にあって自社に無い内容は何か、逆に不要な記述が無いかなど、比較するのも良いと思います。

    結果が出ない原因は、明確にわかれば良いですが、正直ある程度の仮説で進めていくことになります。そのため、リライトしたら順位がさらに下がってしまったということも、可能性としてはもちろんあります。また、ドメインパワーの強いサイトが上位を占め、何をどうしても上がらないという場合もあります。
    最初から完璧なものを作ろうとせずに、取りあえずやってみるくらいの身軽さで、改善し続けましょう。記事数が多い場合は、流入数の多い記事から優先的に行うと良いです。

    内部リンクを作成しよう

    せっかく作ったページです。埋もれてしまうことの無いように、適切に内部リンクを設定しましょう。アンカーテキスト(リンクの部分の文言)をキーワードに設定し、そのキーワードについて説明を行うページへ遷移させると良いでしょう。ページが増えれば増えるほど内部リンクも充実し、内部リンクでつながれているページの質が良いと、検索順位の上昇も期待できます。

    一般的に、コンテンツSEOを行う読み物系ページは、その情報を目当てにユーザー流入がされるため、トップページと比べても直帰率は高い傾向にあります。適切なページへの誘導ができれば、ユーザーの回遊性の向上にもつながり、結果として直帰率を減らすこともできます。SEOだけでなく、ユーザーエクスペリエンス(UX)にも大きく影響する部分ですね。
    また、Googleクローラーにとっても、内部リンクがあるとサイト全体を巡回しやすくなるメリットがあります。

    内部リンクでサイト全体を巡回

    まとめ

    コンテンツSEOについて、全4回を通して、日々の実務経験から得た成功事例や失敗事例をもとに書いてみましたが、参考になる部分はありましたでしょうか?
    コンテンツSEOは、正解が無いものもあれば例外もあり、色々と戸惑う部分もあるかと思います。最近では、ゼロクリック検索や生成AIの進化に関するニュースが多く報じられ、SEOの役割自体が変わる可能性もあります。しかし「ユーザーに有意義な記事コンテンツを作成する」という本質は依然として重要です。現時点では、従来から重要とされている基本を押さえたコンテンツを作ることををお勧めします。
    ぜひ一日も早いスタートを切って、有意義な記事コンテンツを次々と誕生させてください。

    執筆者:加藤香 Webディレクター。上級ウェブ解析士。