本記事は
インストラクターウィーク
9日目の記事です。
👩🏫
8日目
▶▶ 本記事 👨🏫
こんにちは、金融ITソリューション事業部の森村です。
フロントエンドの開発に関わり続けて5年、今年初めてインストラクターになりましたので、僕個人がこの一年どういった思いで育成に携わったかを伝えたいと思います。
まずこの内容は僕個人の意見が割と強く出ているなと自覚していますので、これが正しいぞということではないので、あくまで参考程度にしていただければ幸いです。
結論から言って、僕は1年目に完全に独り立ちできる人なんて99%いないと思っています。
特にネットコム内では、研修期間がかなり長く、1年目では業務に関わる時間は半年もないことがほとんどです。
そんな中、業務が一人前にできるようになるというのはなかなかハードルが高いかなと思います。
もちろん、独り立ちできる人はいるかと思いますが、教える側として僕は独り立ちできて当たり前という考えは持たないようにしていました。
なので僕がインストラクターの間は「業務が一人前にできる人」ではなく、「2年目以降に繋げられるような人」になってもらおうという考えでした。
そのため、この1年は「仕事ができる人」というより「『これから先仕事ができるようになるため』の土台を作ること」を意識して新人さんと関わっていました。
こういった考えのもと、新人さんに目指してほしかったことをまとめます。
1. わからないことはきちんと聞ける人になってほしい
インストラクターとして決まったときから、僕はこれだけは教えようと思っていました。
わからないことがあるままで時間が過ぎるのではなく、ある程度考えてもわからないのであればだれかに相談する、ということをしっかり覚えてほしかったためです。
なので、新人さんが気軽に質問できる環境だけは整えようと意識していました。
何事も第一印象は大切だと思いますが、環境づくりも初めが肝心だと思っています。
新人さんは最初ネットコムがどのような雰囲気なのかもわからないので、自身から積極的に動くのも大変です(当然できる人もいますが)。
なので、初めに「質問が気軽にできる環境なんだ」「聞くことは悪いことではない」ということを伝えることを意識しました。
その中で特に意識したことは雑談・タスク確認に問わず、「僕から質問する」「質問してくるように促す」です。
僕もわからないことは聞くし、あなたも聞いていいですよという思いをもって会話するようにしていました。
2. 自身が主体で動いていけるような人になってほしい
続けて意識したことは、自分から動けるようになってほしいということです。
最初のうちはこうやって動いたらいい、こうやって調査したらいいと教えていただけますが、2,3年たつ頃には自身で考えを持って動く必要が出てきます。
なので今のうちにできることは自分から動くという癖をつけてほしいという思いがありました。
その中で意識したことは夕会で行うタスク確認を自身で行ってもらうことです。
今日やったこと、明日以降やることを自身で整理し報告してもらうことで、自分の担当範囲を把握することや次に自分がどのように動くかを理解しているかを確認し、なおかつ自分からタスクを探すことができると考えたからです。
3. 失敗を恐れない人になってほしい
仕事を続けていると大小問わず必ず失敗する時がきます。
一度失敗すると次に挑戦するハードルはぐんと上がります。
けれど失敗から得られることは思いのほか多いです。次に失敗しないために工夫するようになるからです。
最初はインストラクターであるかを問わず色々な人が面倒を見てくれるので、今のうちに失敗を恐れず挑戦する心を持ってほしいと思いました。
なので案件や庶務系タスクでもまずは(当然フローや概要はきちんと伝えてから)任せてみることを意識していました。
案件は期日との兼ね合いもありましたが、可能な限り挑戦できるようタスクを振るようにしました。
最後に
初インストラクターということでなかなか正解かはわからず迷走していた一年でしたが、新人さんには、自分の考えはきちんと伝えることはできたかなと思っています。
色々と僕の意見を書きましたが、この考えのもと教えればだれもが必ずうまくいくとは思っていません。
僕は教育というものに完全な正解はないと思っていますので、こういった意見があるんだなと、参考に読んでいただければと思います。