
クラウド事業部の石倉です。
最近本屋さんを歩いていて見つけたこの本。今の自分の頭の中を表しているような表紙に吸い込まれるように買って読んでみたのでご紹介します。
書籍
kanki-pub.co.jp
書名:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
著者名:グレッグ・マキューン
出版社名:かんき出版
書評
PART1 エッセンシャル思考とは何か
4つの章から成っており、エッセンシャル思考の導入部分になっています。
第1章ではエッセンシャル思考とはどのようなものなのか、
第2章では「選ぶ力」の価値の大切さ、
第3章では重要な少数は瑣末な多数に勝ること、
第4章では何かを選ぶことは何かを捨てること、
といった内容について書かれています。
特に「エッセンシャル思考はより多くのことをやりとげるためではなく重要なものごとにおいて最大の成果を上げるための技術」や、「どうすれば両方できるか?ではなくどの問題を引き受けるか?のトレードオフを現実として受け入れる」というところが印象的でした。
どれかを選ばなければならないトレードオフはタフな問いであると同時に大きな自由につながる問いだということに強く共感しました。
表紙を見た時に「今の自分だ!」と吸い込まれるように買いましたが実際この導入部分を読んだ時も共感するものが多い内容となっていました。
PART2 見極める技術
5つの章から成っており、エッセンシャル思考の多数の瑣末なことの中から少数の重要なことを見分けるための方法について述べられています。
第5章では少数の重要なことを見分けるために考えるスペース(時間)を作るようにすること、
第6章では情報の本質をつかみとること、
第7章ではエッセンシャル思考には遊びが不可欠であること、
第8章では十分な睡眠が見分ける能力を高めより良い成果を生むこと、
第9章では明確な厳しい基準で決めること、
といった内容について書かれています。
「絶対にイエスだと言いきれないならそれはすなわちノーである」
この本で述べられているこの言葉は極端かもしれませんが、少なくともものごとを選ぶ際は「誰かに言われたから」「みんながやっているから」といった消極的な理由ではなく自分なりの"選ぶ基準"を考えようと思わされました。
PART3 捨てる技術
5つの章から成っており、やるべきことを決めた後のやらなくてもいいことをきっぱりと捨てるための方法について述べられています。
第10章では具体的かつ魅力的、そして測定可能な「本質目標」を決める、
第11章では「ノー」と言う勇気と上手に断る技術、
第12章では心理的バイアスにとらわれず途中できっぱりとやめる、
第13章では不要なものや余分なものを削り本質を取り出す、
第14章では大事なものを守り選ぶために境界線を引く、
といった内容について書かれています。
断るというのは実際とても難しいことだと身をもってよく分かりますが、「ノーを言うことができなければそれよりはるかに大切なものを失ってしまう」という内容に強く考えさせられました。また、途中でやめることがなぜ難しいのか心理的バイアスについての紹介が興味深かったです。
この本で紹介されている上手な断り方や上手に手放すためのテクニックとともに「何にノーと言うか」を考えていきたいと思いました。
PART4 しくみ化の技術
7つの章から成っており、やるべきことをやりとげるためのしくみ、そしてエッセンシャル思考を実現することについて述べられています。
第15章では思わぬことは起こるものだと想定してバッファをとる、
第16章では本当の問題を見極め取り除く、
第17章では小さな成功を積み重ねる、
第18章では習慣を確立する、
第19章では過去や未来にとらわれず今に集中すること、
第20章ではエッセンシャル思考を生きるということ、
最終章ではエッセンシャル思考のリーダーがいかにチームを率いるか、
といった内容について書かれています。
「誰のなかにもエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考は共存している。問題はどちらがメインなのか」という内容に、本を読み進めて来たなかで「自分、意外とエッセンシャル思考かも」「いや、ああいうところは非エッセンシャル思考だな」と思っていたことがここに書いてありました。
表面的にまとうのではなく自分の中心にエッセンシャル思考を据えたいと思いました。
最後に
私は、自分で選ぶこと、そしてノーと言う勇気をもつことという「捨てる選択」がエッセンシャル思考において最も大切なのではないかと感じました。
やることが多いと感じてる人、自分にとって何が重要なのか分からなくなっている人、そういった人たちにおすすめしたいです。