本記事は
Google Cloudウィーク
6日目の記事です。
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5日目
▶▶ 本記事
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- はじめに
- STEP1.受けたい試験をきめる
- STEP2.試験日程を決めて申し込みをする
- STEP3.試験勉強する
- STEP4. テストセンター or 遠隔監視オンライン試験で受験する
- STEP5.受験後、Kryterion上で試験結果を確認する
- STEP6.Credly から、正式合格通知が届く
- 最後に
はじめに
クラウド事業推進部の小野内です。Google Cloudウィークの最終日を担当させていただきます。 最近とても暑いですね。飼ってる猫もとても暑がっています。テレワーク用の仕事机の上が涼しいらしく、よく伸びて寝転がってます。
普段は、Google Cloud のデータ分析基盤の開発・運用をメインで担当してます。 Cloud Composer・BigQuery・Cloud Storageあたりのサービスをよく触ってます。最近はVertex AIに関わる機会もあり、日々知識のアップデートをする毎日です。
本記事では、初めてのGoogle Cloud認定受験、何をしたらいいの?ということで、初めてGoogle Cloud認定を受験しようとしている方向けに発信したく、どんな試験を受験すると良いか から 試験の申込方法 まで をまとめてみました。
STEP1.受けたい試験をきめる
試験のカテゴリと名称、受験してどう感じたか等を下記の表にまとめてみました。試験内容をイメージしていただきやすくする為に、AWS認定との比較もしていきます。受験する試験を決める際の参考になれば幸いです。
私自身は執筆時点でGoogle Cloud認定を7個、AWS認定を10個取得しています。
Google Cloud 公式サイトも併せてご確認下さい。
まず、Google Cloud認定全体に言えることですが、AWS認定のような他クラウド試験と比べ、問題数が少なめに設定されていて、また複数選択肢の設問が少なく挑みやすいです。 実務にしっかり活きますし、勉強に時間をかける価値は十分あります。
Professionalレベルの試験は有効期間が2年間と、AWS認定が3年であるのに対して短めに設定されていたり、上位試験合格によりAssociateレベルの有効期限が更新されない、等の特徴もあるなど、継続的な学習が求められます。
カテゴリ | Google Cloud 認定名称 |
相当するAWS 認定名称 |
受験してみた感想や学び |
---|---|---|---|
基礎 | Cloud Degital Leader | Cloud Practitioner | Google Cloudサービスに関する概要的な知識を得られます。弊社のようなSIerに所属しているようなエンジニアの方だけでなく、他職種、ユーザ企業の方々にもおすすめです。 |
設計(基礎) | Associate Cloud Engineer | Solutions Architect - Associate | Google Cloud サービスに関する知識を満遍なく学べます。Professionalレベルの認定資格で各サービスの深堀をする為、Professionalレベル受験を検討している方は受験しておいた方が無難です。 |
設計 | Professional Cloud Architect | Solutions Architect - Professional | 設計に関するベストプラクティスが問われます。ケーススタディと呼ばれる、架空の会社をテーマにしたクラウド導入事例を元に設問を変えて出題がされますので、試験合格の為には慣れが必要です。AWS認定には見られない形式で、私が受験したGoogle Cloud認定の中では、この認定が唯一この形式でした。 |
開発 | Professional Cloud Developer | Developer - Associate | クラウドでの開発技法について学べます。AWS試験と比較するとコンテナの知識周りをよく問われる印象です。 |
DevOps | Professional Cloud DevOps Engineer | DevOps Engineer - Professional | 開発運用のサービス周りだけでなく、他クラウド・オンプレ案件問わず使えるSRE(Site Reliability Engineering)というGoogleのサービス運用の考え方を学べます。運用保守案件に携わっている方はぜひ勉強すると良いと思います。コンテナ知識も問われる為、Professional Cloud Developerを先に受験しておくとスムーズに学習できます。 |
セキュリティ | Professional Cloud Security Engineer | Security - Specialty | 認証やNWセキュリティ、暗号化やデータ保護等のセキュリティサービスについて学べます。AWSと似ている仕組みが多いのでAWS経験者は学習しやすいです。 |
ネットワーク | Professional Cloud Network Engineer | Advanced Networking - Specialty | 現在学習中です。ネットワークサービス周りの知識について問われるので、一般的なネットワーク用語も一緒に学べます。Professional Cloud Security Engineerと勉強するサービス内容が若干被るので、先に受験してから受けるといいかもです。 |
データベース | Professional Cloud Database Engineer | Database – Specialty(廃止済) | 取得次第更新します・・・ |
データ分析 | Professional Data Engineer | Data Analytics – Specialty(廃止済) Data Engineer - Associate |
Google Cloudのデータ分析基盤案件に参画してるなら、ほぼマストで取得した方がいいです。データ分析系サービスに関する知識が問われます。 |
機械学習 | Professional Machine Learning Engineer | Machine Learning - Specialty | 取得次第更新します・・・ |
ワークスペース | Professional Google Workspace Administrator | 該当なし | 取得次第更新します・・・ |
STEP2.試験日程を決めて申し込みをする
Kryterionで申し込みます。アカウントをもってない方は開設してください。
Kryterionの開設方法や、詳細な申込方法は、ネット上にブログ記事をあげている方が複数いらっしゃるので、割愛します。 申込むと、登録したメールアドレス宛に、「受験者承認コード」というものが送られます。 この番号は、受験当日に使うので、メール文面を印刷しておく、もしくはメール本文を消さないようにしましょう。
STEP3.試験勉強する
公式ドキュメントや、Google Cloud Skills Boost、書籍等を利用し、学習していきます。
よろしければ、以前私が投稿した記事も参考にして下さい。
・Google Cloud案件を1年半程度経験してみてAWSと比較しながら違いを整理してみた tech.nri-net.com
・オンプレ・AWSメインだったインフラエンジニアがGoogle Cloudを学ぶのに役立ったウェブサイト、本
STEP4. テストセンター or 遠隔監視オンライン試験で受験する
試験勉強を終えたら、いよいよ受験です。筆者はテストセンターで受験することが多いので、テストセンターでの受験の注意点を記載します。
・身分証明書の準備(運転免許証や保険証等が2種類必要)
・STEP2で言及した「受験者承認コード」の準備
STEP5.受験後、Kryterion上で試験結果を確認する
受験後、合格していれば、Kryterion上で合格していることを確認できます。 ただ、正式な合格通知がくるまでは、仮合格扱いなので、正式合格になることをドキドキしながら待ちます。。。
STEP6.Credly から、正式合格通知が届く
『●●さん! あなたはGoogle Cloudからバッジを獲得しました』という題名のメールを受信したら、合格確定です!!遅くともだいたい受験から2-3日後には、正式合格が確定します。 Credly については、詳細な説明は本記事では割愛します。Google Cloud 認定の認定証をダウンロードでき、所属している会社への報告等に役に立つかと思いますので、必ず登録することをお勧めします。
最後に
ここまでいかがでしたでしょうか? 初めてのGoogle Cloud認定受験に本記事が少しでもお役に立てたなら、うれしいです。