佐々木です。 技術書典17向けに、NRIネットコムのメンバーで合本を書きました。一人15ページ以内、合計7人で書き切りました。まえがきや目次、あとがきを入れると116ページのちょっとした大作です。
S3を安全に使うための10の約束
私が書いたところは、S3です。S3の薄い本を書きたいよなと思いつつ、時間が経っておりました。今後のキッカケになるように、安全をテーマに1項目1ページにまとめてみました。書いてみての感想ですが、この1ページ縛りというのがきつい。項目ごとに3~5ページくらい書きたい内容があったのですが、それを1ページに凝縮しました。これ普通にS3の薄い本を書こうとすると、少なくとも150ページくらいになるなと解ったのが収穫です。
執筆の方針
前述の通り、1ページだと概要しか書けません。そのため、具体的な設定方法については、ほぼ言及していません。S3を安全に使うためには、どういう事を考えてないといけないのか。そのために、代表的な部分は何があるのかのエッセンスを書いています。15ページなので、5分くらいで読めると思います。取っ掛かりには良い分量なのではと自画自賛しています。
佐々木のパートの目次
担当したパートの目次は、下記の通りです。
1.1 S3 の基本のキ 1.1.1 Amazon S3 とは? 1.1.2 オブジェクトストレージとは 1.1.3 Simple Storage? 1.2 S3 を安全に使うための10 の約束 1.2.1 S3 のアクセス制御の基本 3+1 のアクセス制御法 1.2.2 EC2 に付与するIAM ロールを最小権限にする 1.2.3 マネジメントコンソールからS3 へのアクセスに対する考え方 1.2.4 バケットポリシーによりS3 へのアクセスを制御する 1.2.5 機密データの保護とKMS 1.2.6 EC2 からS3 への4つのアクセス経路 1.2.7 S3 のデータバックアップの考え方 1.2.8 S3 に関わるコスト 1.2.9 S3 Webhosting とCloudFront 1.2.10 ブロックパブリックアクセスを原則適用する 1.3 S3 のまとめ
他の著者の紹介ブログ
他の著者も紹介ブログを書いているので、ぜひ見て下さい。それぞれ、どんな事を考えながら書いていたのかが垣間見れて、結構面白いです。
合本の狙い
今回は、自分で1冊書くのではなく合本という体裁を取りました。私としては、技術同人誌は企画から執筆・編集・頒布とすべての工程を個人で体験できる素晴らしい機会だと考えています。一方で、いきなり全部一人でやるのも大変というのはあります。なので、最初のステップを合本という形で一緒にやることで、今後独り立ちしていく人が出てくるキッカケになればなと思っています。上手くいくかどうかは解りませんが、Vol. 01と名付けているとおり今後も続けます。上手くいくまで続けます。ということで、皆様宜しくお願いします。
※本当は、合本と個人で1冊づつを書く予定だったのは、内緒です。