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ウェブ広告初心者向け!Google広告の成果を最大化するウェブサイトのコンバージョントラッキング

本記事は  【デジマWeek 2023】  5日目の記事です。
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こんにちは、デジタルマーケティングコンサルタントの山川です。

今回2回目の投稿となりますが、ウェブ広告の初心者によく質問されるコンバージョン計測についてのお話にさせていただこうと思います。

コンバージョンとは?

まず改めてコンバージョンとは?一言でいうと ウェブサイト上のゴール です。

ウェブ広告を出稿する際に何らか目標があるかと思います。例えば、

  • ウェブ上のサービスお申し込みフォームからお申し込みをしてもらいたい。
  • ECサイトで商品を購入してもらいたい。
  • 商品サイトに来訪してもらい商品を認知してもらいたい。
  • 弊社のAWSサービスに付いて知ってもらい、お問い合わせをしてもらいたい!(切実に思っております!)

・・・等 これらは広告を出稿しただけでは計測はされず、コンバージョントラッキングを行わなくてはいけません。 これが案外面倒くさいし、とっつきにくい内容と思う方多いと思います。

ウェブサイト上でユーザーがどのような行動をコンバージョンとして計測したいかというと

  • お申込完了画面が表示される。
  • 商品購入完了画面が表示される。
  • 商品サイトの当該ページが表示される。
  • お問い合わせ完了画面が表示される。
  • お申し込み用紙PDFをダウンロードする。
  • サイト内に埋め込んだ動画を再生する。

・・・等が該当すると思います。

これらは、コンバージョンポイントと呼ばれます。 このコンバージョンポイントにユーザーが到達した時に、大抵のWeb広告で用意されているコンバージョンタグと呼ばれるJSコードを実行することで、コンバージョントラッキングが実現されます。

コンバージョントラッキングについて

Webサイトにおけるコンバージョントラッキングをする意義は、レポーティングの為だけでなく、コンバージョンしたユーザーのシグナルを媒体プラットフォームに認識させて、広告配信の効率化に活用することができます。 広告配信効率化の具体的な例をあげると、コンバージョンしたユーザーの特徴に類似したユーザーを中心に広告配信を行い、コンバージョン獲得の確率を向上されることができます。 コンバージョンを既にしたユーザーへの広告配信を除外することなんかもできます。 Web広告配信の効果を最大化するにはコンバージョン計測が重要であるということです。

さて、前置きが長くなりましたが今回はGoogle広告のコンバージョン計測についてご紹介いたします。 Google広告は広告配信の性能も高く、各種設定も簡単に行えるよう配慮されており、手軽に広告配信が行えると私は感じております。

Google広告にてウェブサイトのコンバージョントラッキングを行う方法としては

  1. 個別にGoogle広告のコンバージョンタグを設定する。
  2. Googleアナリティクス4のコンバージョンをインポートする。

といった2つの方法があります。

ではこの1と2の設定はどのように使い分けたらいいのでしょうか? Googleアナリティクス4導入サイトに対して、Google広告の出稿するのであれば「2. Googleアナリティクス4のコンバージョンをインポートする。」の方法を推奨します。 コンバージョンをインポートする為には、前提としてGoogleアナリティクス4が導入されている必要があります。 Google広告の出稿という観点だけではなく、本来のサイトの目標の評価をするには、Webサイトへ来訪の手段問わず全体で目標に対してどういう状況かを把握する必要がありので、Googleアナリティクス4はぜひ導入されることを推奨いたします。

インポートを行う前に、まずGoogleアナリティクス4のプロパティとGoogle広告の広告アカウントをリンクする必要があります。

留意点として、該当のGoogle広告の広告アカウントとGoogleアナリティクスのプロパティ両方の権限を保有するGoogleアカウントで作業する必要があります。 リンク後、Google広告側でGAの目標を選択することができるようになります。 リンクをしてすぐにはコンバージョンをインポートしようとしても一覧にCVが表示されないことがあります。 慌てず少し時間をおいてからインポートを行うとGAで設定されているコンバージョンが一覧に表示されております。

ユニバーサルアナリティクスのコンバージョンをインポートしていた場合、その後、Googleアナリティクス4のコンバージョンをインポートするとデフォルトでGoogleアナリティクス4のコンバージョンはサブコンバージョンになるので、UAからGA4の移行の際には注意してください。(Googleアナリティクス4のコンバージョンを入札戦略のコンバージョンに含める場合は、サブからメインへ変更することを忘れずに!

詳しい設定手順については下記Google公式のヘルプを御参考にしていただければと思います。

[GA4] Google 広告とアナリティクスをリンクする - アナリティクス ヘルプ

[GA4] コンバージョンを Google 広告にインポートする - アナリティクス ヘルプ

Googleアナリティクス4のコンバージョンの設定数にはプロパティごとに上限30個という制約があります。(ユニバーサルアナリティクスは上限20個)Googleアナリティクス4の目標には、本来のゴールのみを設定するのがベストプラクティスといえます。 しかしながらウェブ広告は、様々な目標で実施され全てのコンバージョンを設定すると、上限値を超えてしまうというケースもあるかと思います。

そのような場合には、「1.個別にGoogle広告のコンバージョンタグを設定する。」方法を採用してください。 詳細の手順については、Google広告公式ヘルプの ウェブサイトでのコンバージョン トラッキングを設定する - Google 広告 ヘルプ を御参考にしてください。

コンバージョントラッキングデータの見方について注意点

最後に、Googleアナリティクス4の目標と、Google広告コンバージョンではコンバージョン数に相違があります。 これは計測仕様の違いによるものです。

GA4は、コンバージョンされた日付に対してコンバージョンがカウントされるのに対して、Google広告はコンバージョンに繋がった広告へのクリックが行われた日付に対してコンバージョンがカウントされます!

詳細はGoogleアナリティクス公式ヘルプ

アナリティクスと Google 広告のコンバージョン指標の違い - アナリティクス ヘルプ

を参照してください。

いかがでしたでしょうか? 案外小難しく思えるコンバージョン設定も分かれば単純です。 ぜひ、本投稿を参考にGoogle広告の運用効果最大化を目指してみてください!

執筆者:山川俊哉、デジタルマーケティングコンサルタント デジタルマーケティングビジネスにおけるアドテクノロジー、アナリティクス、コンサルティング業務を専門としています。