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育児と技術と学習

本記事は  子育てウィーク  4日目の記事です。
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こんにちは、上野です。

つい最近登場したと思っていた体操のまことお兄さんがもう卒業なんて信じられませんね! ということで本記事は子育てウィーク4日目の記事です。

私には5歳と2歳の息子がいます。それはそれは可愛いです。平日は以下のようなスケジュールで過ごしています。他の方も書いているように、発熱による保育園呼び出し、トイレ、オムツ交換、兄弟喧嘩といった突発イベントも発生します。

ちなみに土日は以下のようなスケジュールになります。育児・家事と一括りに書いていますが、公園に行ったり映画に行ったり色々なところへ出かけています。最近は未踏の大きな公園を探すのが我が家のブームです。

自由時間に何をしているか

子供たちが寝た後が個人の時間となりますが、基本的には技術の学習をすることが多いです。最近では12月にあったAWS re:inventのキャッチアップや技術書を読んで過ごしていました。AWS関連の学習が多いです。外部の勉強会や執筆などもあり、そのための準備をこの自由時間でやることも多いです。こういった外部へのアウトプット活動準備も、私としては技術学習の一環と考えています。

平均すると大体1日1時間くらいは技術学習や登壇準備、執筆活動をしています。

これより長い時間学習している方もいれば、していない方もいるので、特にこの時間が長いとか短いとかはわかっていません。本を3冊出していたり、イベント登壇もしたりと自分なりに業務外でも技術的な活動はできているかなと感じています。活動が忙しい時に子供達の面倒を見てくれる奥さんにも感謝です。ママは偉大。

なぜ学習するのか?

永遠の問いですね。私の場合は以下のような理由です。

  • 趣味、楽しいから
  • 生産性を上げて楽をしたいから

趣味と書いているのは、ある程度習慣化しているからというのも大きいです。AWSなど興味あることの学習と、別の趣味である「海外ドラマ」を見るといったことは同列くらいの感覚です。今日はこの技術触ってみるか〜という日もあれば、今日はストレンジャーシングス見るか〜って日もあります。それくらい軽い気持ちでやっています。ちなみに私がAWS好きになったのはre:inventがめちゃくちゃ楽しかったからです。参加オススメです。

生産性についてはAWSをちゃんと学習してから気付いたのですが、ある程度学習しておいたAWSサービスを業務で扱う場合、設計・構築の初速が速いです。理解度も深くなるのでミスも減りやすくなります。それでも不明点やミスはありますが、ある程度学習しておくとスピードも品質も良くなる感触があります。最終的には特定の技術を極めると自分の業務も楽になるのか!?と思うこともありますがまだまだその境地には届いていません。

独身だったらもっと学習してた?

育児に追われなければもっと学習するのか?という問いですが私の場合はそこまで変わらないと予想しています。現在育児となっている時間が学習以外の趣味時間となって、独身でもせいぜい1日1時間程度かと思います。

私は飽きっぽいところもあるので、今のように子供の帰宅、就寝といった安定したリズムで定期的な学習ができる方がやりやすいと感じています。たとえば去年のゴールデンウィークは自由時間がかなりあったのですが結局だらけて過ごしていましたw。一定のリズム、限られた時間っていうのも良いポイントなのかもしれません。

業務外に学習すべき?

これもエンジニアでよくあるトピックですね。私も土日や夜にコードを書いたりAWSを学習していますが、それを会社のメンバーに強制するのはNoという意見です。私の現状の考えは「学習したい人がやりたいだけやる、やらないも良し」です。

本来業務で必要な知識は業務の中で学習すべきだと思っています。たとえば新規プロジェクトで「新しい技術を使うことになった、メンバーが経験不足」となった場合はプロジェクト中や準備業務として本を読むとか、ハンズオンを実施する形です。

発生してくる矛盾

「業務外の学習はやりたい人だけやれば良い」というのが基本的な私の考えですが、「あれ矛盾しちゃってるかな?」という感覚に陥ることがあります。

勉強会などでしゃべっていると、「どうやってAWSの技術にキャッチアップしてますか?学習していますか?」と聞かれることが多いのですが、私の場合は業務外の範囲でAWSの学習をしている部分が多いので素直にそう答えます。そして学習した内容を業務に活かせているというのがポイントです。つまり、後輩に「どうやったら技術をキャッチアップして業務にも活かせますか?」と言われたら、「業務外で学習して・・」という回答なります。先輩方からは次のAWS Ambassador候補は?といったことも聞かれることもありますが、これもやはり「業務外でAWSの活動をして・・」といった回答になります。こういったときに「業務外で学習、技術活動せよ」と言っているような感覚になり、悩ましい部分です。

正解はない

正直こういった部分は悩んでもしょうがないし、自分のやれる範囲で活動を続ければ良いと考えています。ただ、こういった業務外の学習や活動を自発的に行うメンバーがいたら私は積極的に応援したいですし、それが会社にポジティブなインパクトを与えているのであればちゃんと評価できる制度を作っていきたいです。特にこういった社外の活動やTop Engineer、Ambassadorという制度は、会社として評価の仕組みがまだ難しい部分があるので、そういう活動をする人を支援できる仕組みを作っていけたら嬉しいですね。

あとは学習が業務の生産性向上に役立つというのが私の最近の感触なので、業務で使用しない技術も含め、学習を正式な業務として扱う仕組みも作れたら嬉しいなと考えています。

さいごに

子育てウィークというありがたい機会をいただいたので、最近考えていることを書いてみました。エンジニアのサンプル一例として参考になれば嬉しいです。そして同じく子育てエンジニアの方がいれば、日々どう技術と向き合っているのかお話を聞いてみたいです。

執筆者上野史瑛

Japan APN Ambassador
AWSを中心としたクラウドの導入、最適化を専門に行っています。