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デジタルマーケティング初心者がHubSpot認定資格取得を通じて学んでみました

新年明けましておめでとうございます。
はじめまして、NRIネットコムの宮田です。

新年に入り、能登半島地震が発生しましたが、被災されました皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

まず、簡単にはなりますが、私の自己紹介をさせていただきます。
私は現在、デジタルマーケティングのシステム、運用の構築を担当しております。
私のこれまでの経歴は、基幹システムのバッチ処理、クライアントシステム、ECサイトの構築など、システムの構築、運用を中心に担当してきました。
その中でデジタルマーケティングを担当する機会がありました。
私はデジタルマーケティングは全くの初心者だったため、知識をつけるための第一歩として、HubSpotのデジタルマーケティング認定資格を一気に6つ取得しました。
このHubSpotの認定資格は、HubSpotの使い方に関する知識以外にも、HubSpotで提供されている機能を中心としたデジタルマーケティング全般に関わる基礎知識を学べるものが提供されています。

HubSpotとは?

デジタルマーケティングでは、会社および会社の製品に興味を持ってもらったユーザが見込み顧客および顧客になってもらうために、メール、SNS、LINE、パーソナライズ機能などを活用したアプローチを行います。これら、デジタルマーケティングの各オペレーションを自動化、効率化、顧客の高精度化する際に有用な機能を提供するSaaSサービスがHubSpotです。
以下、HubSpotを用いたデジタルマーケティングの全体フローの例となります。

HubSpotの認定資格とは?

HubSpotが設定している認定資格コースの受講、認定試験がなんと無料で受けることができます。
私が取得した認定資格は以下6種類になります。

1. インバウンド認定コース:顧客の成功が自社の成功につながる3つの方法

インバウンドとは?から始まり、見込み顧客の定義、見込み顧客から顧客に至る、ユーザを惹きつける⇒信頼関係を築く⇒満足させるプロセスを学べます。
インバウンドマーケティングを学ぶことを通じて、顧客獲得につながる基礎の概念が習得できます。

2. インバウンドマーケティング認定コース:価値あるコンテンツと顧客それぞれに合わせた体験を創出する方法

インバウンドマーケティングを行う上で、自社の顧客および見込み顧客を見つめ直し、有効なコンテンツを作成、配信する、これらの自動化につながるMA(マーケティングオートメーション)、AIの活用を学べます。
1.インバウンド認定コースと比較し、概念だけではなく、より具体的な施策につなげる、手段にフォーカスをあてた内容が習得できます。

3. ソーシャル メディア マーケティング認定コース

デジタルマーケティングにおいてSNSを用いた広告配信は有効な手段です。
ここでは、SNS配信によるコンテンツの表現方法、利点、リスク、インフルエンサーとの連携による拡散までSNSを取り巻くさまざまな特徴を学べます。

4. インバウンドセールス認定コース

見込み顧客から顧客になってもらうために、見込み顧客のうち、顧客になってくれるユーザを見極めてアプローチしていく必要があります。
ここでは見込み顧客の見極めと見込み顧客の背中を押すこと、また、一人一人に対し、丁寧にパーソナライズを行うことにより、見込み顧客の意思決定につなげ、顧客になってもらう流れを学べます。

5. 営業マネジメントトレーニング:新時代の優れた営業チームを構築するための戦略

これまでのインバウンドから視点を変え、インバウンドで見込み顧客を見極めた後、その次のプロセスとして、実際の顧客になってもらうためのバトンをリアル営業にパスします。このリアル営業が見込み顧客の意思決定を支え、顧客になってもらうための各営業プロセス、営業チームの運営(構築するための採用、コーチング、人材のトレーニング)に至るまでを学べます。
ここでは、実際の営業プロセスに加え、営業チームの立ち上げに向けた取り組みを中心に習得できます。

6. フリクションレスセールス(摩擦が少ない営業)認定コース

フリクションレスセールスとは、摩擦が少ない営業すなわち営業が抵抗なく取り組める営業活動にすることです。 実際にリアル営業の後、上司に報告、営業日報の作成他、事務作業が山積みとなることが考えられます。 このように営業活動に専念できない要素を取り除いていき、営業チームを変革していくことが求められています。
ここでは、営業チームを構築した後、これを維持、継続していくための考え方を中心に習得できます。

私が取得した認定資格です

その他、以下、HubSpotの操作習得に関する認定資格も存在しています。

7. HubSpot Marketingソフトウェア認定コース

パーソナライズされたWebコンテンツやメールコンテンツの作成、セグメンテーションツールや自動化ツールの活用などMAとしてのHubSpotの実操作方法を中心に学びます。
今後、HubSpotをオペレーションされる方が最初に学習されるコンテンツとして、HubSpotの各操作理解につながるコンテンツです。

8. HubSpotセールスソフトウェア認定コース

営業担当者の方を対象に日常業務で頻繁に使用することになるツール(営業日報、顧客とのコミュニケーション内容など)の活用など、SFAとしてのHubSpotの実操作方法を中心に学びます。
営業支援ツールとしてオペレーションされたい方の理解につながるコンテンツです。

認定資格取得に際し、おすすめしたい点

デジタルマーケティングのベースとなる考え方を理解するところから始めたい方にはおすすめとなります。 また、実際にHubSpotのオペレーション理解を評価する認定資格(HubSpot Marketingソフトウェア認定コース、HubSpotセールスソフトウェア認定コース)も存在しています。
これらの認定資格はデジタルマーケティングの概念だけではなく、実際の手段にあたるMAの各機能およびオペレーションを肌で感じたい方にこれらの認定資格取得をおすすめいたします。

これらの認定資格を取得することで、考え方から実際の手段に至るまで一連のデジタルマーケティングが短時間で理解できる認定資格になっています。

おわりに

今回は、デジタルマーケティングにチャレンジするための第一歩目として、HubSpotの認定資格のご紹介をしました。 これまで対面営業が中心だった方には、デジタルマーケティングの全体像や流れを把握することができるのではないかと思います。
デジタルマーケティングは対面営業とは異なるノウハウが存在しており、HubSpotの利用を中心に据えた学習にはなりますが、それらの概要を抑えるのに適していると感じました。また、そのナレッジが巡り巡って対面営業にも繋がってくる部分もあるかと思います。
無料で受講できるので、デジタルマーケティングの初心者でもまずはデジタルマーケティングを学びたい、理解されたい方は是非試してみてください!

執筆者:宮田 浩

デジタルマーケティングを学び中のまだデジマ初心者です。
アプリの設計、構築を多く経験しています。