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噂のビジネスメタバースoViceで飲み会を開催したら久々にあれを体験できた話

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つい先日噂のビジネスメタバースoVice(オヴィス)を使って、NRIネットコム Advent Calendar 2021 の打ち上げをしました。その飲み会レポートです。

こんにちは、皆葉です。普段はお客様のデジタルマーケティング活動を企画・施策実行など各フェーズに合わせてご支援しています。ブログ上ではいつもTechさが薄い記事で恐縮です。

今回は、現在トライアルで利用しているバーチャルオフィスoViceとそこで開催した飲み会についてお話したいと思います。飲み会で感じられたあれについてだけ読みたい人は、oViceで飲み会を開催したら久々にあれを体験できたまで読み飛ばしてください。

噂のビジネスメタバースoVice(オヴィス)とは

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oVice(オヴィス)とは、oVice株式会社が提供しているバーチャル空間(オフィスやイベント会場)をレンタルできるサービスです。必要なのはブラウザのみ(Chrome推奨)で、アプリのインストールなどはいりません。ログインすると丸いアイコンとしてバーチャル空間に降り立つことができます。

アイコンをドラッグ&ドロップ、または行きたい場所をダブルクリックすることで移動できます。自分のアイコンをホールドしているとグレーの円が表示されます。これが自分の声が届く範囲です。グレーの円の中にいる人=近くにいる人だけに声が聞こえるという仕様です。リアルな会話と近いですよね。

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バーチャル空間を有効的に活用するためのオブジェクトがあるので、代表的な2つを紹介します。オーディエンスのようなアイコンはMeeting機能です。クリックして繋げるとその場で会議ができます。画面共有やカメラを使って会話することができます。メガホンのオブジェクトはSpeaker機能です。バーチャルオフィス上にいる人全員に声を届けることができます。

背景は瞬時に変えることができます。既存のテンプレートが非常に充実しています。また、自分で作った背景を設定することもできます。

説明するよりもおそらく体験された方が理解できると思います!ぜひ無料トライアルなど活用してみてください。

普段はバーチャルオフィスとして利用

普段はバーチャルオフィスとして使っています。チャットで今いいですか...みたいなやり取りがなくなります。とりあえず声をかけて話せそうだったらすぐ会話が始まる、すぐ始めてすぐやめられるからちょっとした雑談もできちゃうという感じです。

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今ネットコムではテレワークメンバーと出社メンバーが混在しています。(開発環境からどうしても出社せざるを得ないメンバーが職業柄どうしてもいます。結構どの業界でもあるあるかと)5秒で出社し、働く場所を気にせず気軽にコミュニケーションが取れる環境がこのoViceで実現されています。

(余談ですが、2/1(火)~本格稼働予定です。ネットコムは大阪と東京どちらも本社があります。今後はバーチャルオフィスを二階建てにして大阪メンバーともすぐコミュニケーションが取れるようになるそうです。新幹線不要とかすごい…。)

oViceで飲み会を開催したら久々にあれを体験できた

飲み会の際は背景をガラリと変えました!以下の画像は乾杯時のスクショです。中央のテーブルに集まってMeeting機能を使い、カメラをオンにしています。右側の皆さんのお顔も自由にウィンドウのサイズを変更できます。(顔だけ見たい方は全画面表示にするとZoomやTeams飲み会と同じような画面になります。)

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前段が少し長くなりました。ここからが本題です。みなさんコロナ前の飲み会を少し思い出してほしいのですが、対面で集まって大型の飲み会をするとき、いつの間にかグループが分かれていて、動き回ることでいろんな人と話せる、みたいなことがありませんか?oViceで飲み会を開いたら、それが体験できました!

自分で移動ができたり、少し席を外したりといった操作ができます。会場も広いので好きなところに集まって会話する、ということができます。実際アンケートでも評価されていました。

みなさんの移動具合を再現すると以下のような感じです。※スクショを取り損ねてしまったのでイメージです。

乾杯から1時間後:結構同じ部署の方でまとまっていた感じでしたね。途中で背景をホグ●ーツ風のものに変えたら結構皆さんはしゃいでいました。笑 f:id:k-minaba:20220127153808p:plain

終了間際:締めのあいさつのためにギュッと集まりました。 f:id:k-minaba:20220127153742p:plain

oViceを使ってよかった点

以下はZoomやTeams飲み会と比較して良かった点についての回答です。

  • 大勢の飲み会でも席移動はあるが、同じ感覚で席移動できて会話することができた点
  • Webページ上の仮想の席があることでリアル飲み会感が出て良かった
  • Zoomのブレイクアウトルーム機能などを利用せずとも、自由にグループに分かれて話すことができるので、色々な人と話すことができることや、主催者の負担が少ないことが良いと思った。
  • 新鮮だった。席替えしたり、時間の経過とともに会話グループが分化していく感じが、リアル飲み会っぽくて懐かしかった

自分で移動していろんな人と話せる、グループが分かれていく、といったところが非常に評価されています。幹事側の手間も省けるというところも評価されていますね。ZoomやTeamsだとメンバーは固定ですしこのあたりは実現できないところですよね。

oViceを使った飲み会の改善点

一方で以下はZoomやTeams飲み会と比較して改善が必要と感じた点についての回答です。

  • 慣れるまでの操作のわかりにくさはちょっと辛かった
  • 途中でカメラがなくなり表情が見えなくなった点
  • アイコン押さないとグループに入れないのは分かりづらいかも。分からなくて教えてもらう人続出でしたし
  • 自由にグループに分かれられることが良いところでもあるが、どう分かれたらいいのかなど様子見が発生してしまう
  • 少人数(10人以下)ならZOOMでも良いのかなと思いました
  • 後から来た人がいたら全員に周知される機能や退出時の挨拶が全員に簡単にできるといいかなと。それは全部チャットでやれば済む話ですが…

今回飲み会の場で初めてoViceに触る人が多く、少し操作が慣れるまで時間がかかったや、わかりにくいというコメントがありました。また、後から参加する人もいるので、マニュアル配布やフォローできる状態をちゃんと用意しておくなど運用面でフォローが必要そうでした。

メンバーが固まる問題は対面の飲み会でも課題としてありますよね。またどう分かれていくか様子見されている、別のところで気を使っている人もいたようです。(実際私もこれはちょっと気にしていました。)ここも会の運用の話ですが、定期的に席を移動するように促した方がよかったのかなと思っています。ツール側の問題ではなく使い方の問題かと。

ちなみに後から来た人の通知機能も作れるみたいです!SlackやTeamsなど入室すると通知を送ることができるようです。詳細は公式のヘルプページでご確認ください。 ja.ovice.wiki

10人以下ならZoomでも良いという意見はごもっともだなと思いました。実際乾杯をした時は全員で会話していてZoom飲み会となんら変わらなかったです。

まとめ

oViceで飲み会をやってみたら久々にリアルな飲み会をした感覚になりました。大人数の飲み会って程よいタイミングで席を変えていろんな人と話すじゃないですか。あれはやっぱり自分で移動するからこそ体験できるんでしょうね。

ZoomやTeamsはブレイクアウトルームで時間とメンバーを区切っていくことができますが、強制的なので話題の作り方や雰囲気の作り方がなかなか難しいですよね。一方oViceでは近くに寄らないと声が聞こえないので、今話をしているグループに途中から入っていくのに勇気がいります…。バーチャル空間で行動が伴うからこそリアルに近いコミュニケーションがoViceで再現されるんでしょうね。デメリットもありますが、飲み会中自由に移動ができることはoViceを使う最大のメリットかと思います。

メンバーが固定されてしまう課題については、会の運営でうまく改善できそうです。自由に背景の変更ができるので、例えば某格付け番組のようなことをやってみたり、きのこたけのこ派でエリアを分けてみたり…そういった新しい楽しみ方を提供しつつ解消していけそうですね。

アンケートでもあった通り10名程度であればZoomやTeams飲み会でもいいと思います。大人数での飲み会はoViceとってもおすすめだなと思いました。気になった方はぜひ使ってみてください。(別にoViceの宣伝がしたいわけではないです...笑)

何か面白い使い方があればぜひ教えてください。そして一緒に飲みましょう🍻


  • 本記事の文中・写真に掲載された会社名および製品名は、各社の商号、商標または登録商標です。

執筆者皆葉 京子

デジタルマーケティングコンサルタント。
Webディレクターの経験もあり、Webサイトの構築・分析、マーケティング施策の実施、マーケティングツールの導入など幅広くご支援しています。