お久しぶりです。小林です。
前回から半年ほど経ち、IPAの情報処理技術者試験全13区分取得を達成することができました。
そしてもうひとつ、
AWSの入門書「図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる」
を執筆させていただきました。
これで私個人としては4冊目の執筆となりました。
- イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本
- 要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
- 要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』
- 図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる
ちょうど初心者向け入門書2冊、上級者向け資格対策本2冊とバランス良く経験を積めたところなので、少し私の執筆活動について振り返ってみたいと思います。
まずは今回書いた本について
と、その前に今回書いた本を紹介させていただきます。
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今回書いたのは「図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる」というタイトルで、 AWSをこれから学び始める(情報システム基盤をこれから学び始める)という方をターゲットとしています。
そのため、いきなり「EC2は仮想サーバーで…」という説明ではなく、「サーバーってこういうものです」という説明から入るような構成となっています。
章立てはこのようになっています。
- Chapter 1 Amazon Web Servicesの基礎知識
- Chapter 2 Amazon Web Servicesの始め方
- Chapter 3 コンピューティングサービス
- Chapter 4 ストレージサービス
- Chapter 5 ネットワークとコンテンツ配信サービス
- Chapter 6 データベースサービス
- Chapter 7 セキュリティ、アイデンティティサービス
- Chapter 8 知っておきたいその他のサービス
私は主に各サービス紹介の章の最後の「メインでは紹介しきれなかったけど覚えておきたいサービス」とAWS認定データベース対策本の執筆にていろいろ覚えた「DynamoDB」を担当しています。
あとは「Chapter 8 知っておきたいその他のサービス」をまるまる使ってAWSにおけるデータ分析、機械学習、運用管理について好きに書かせていただきました。
校正の際に何度も全体を読みましたが、他のメンバーの書いたところも基本からとてもわかりやすく説明されていて良い入門書となっていると思います。
サーバー、コンテナ、ネットワーク、データベースなどの基礎知識がない状態でも読んでいける安心設計です。
執筆活動を振り返る
最初に手掛けたのが「イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本」でしたが、
多数書籍を手掛けている佐々木さんから急に「Webの入門書書いてみない?」と言われ、
やってみたいと答えたら編集者さんから企画の説明があってそのまま執筆へ→半年ほどで校了
と突然始まっていろいろあっという間に進んでいきました。
初の執筆でしたが、もともと初心者向けの説明は得意な方だったので割とサクサク書けた記憶があります。
ただ、書籍として世に出る以上、適当なことは書けないので必死にいろいろ調べながら書いていました。
そういったプレッシャーはありましたが、初めての経験なこともあって楽しみ要素多めだった記憶があります。
そして数年後、再び佐々木さんに声をかけられ立て続けに「要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」と「要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』」を書くことになります。
なお、このときはこんな軽い感じで誘われました。(なお共著者の上野さんは同期です。)
※そしてこの後軽い感じでAWS認定 セキュリティを受けに行ってますが、一回落ちてます…
初執筆とはうってかわって上級者向けの資格対策本、私の中では緊張感のほうが大きかったです。
自分が合格した試験とはいえ、説明するサービスの機能を全て完璧に理解できているわけではないし、書いてる最中に機能が追加されたりと、AWS解説本の難しさを感じました。
とはいえ、かなりいろいろ調べながら書いたので、書き終わる頃には担当したサービスにはかなり詳しくなっていました。
そして今回の「図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる」。
やはり自分は初心者向けの説明の方が得意だなということを実感しつつ、AWS解説本特有のサービスの高機能さと機能更新という難しさを感じながら執筆しました。
個人で4冊目はネットコムでは多いほうだと思いますが、こういった機会がいただけるのはありがたいことで、自分の知識更新にもかなり役立っています。
今回の本でも2名デビューしていますが、若手にも執筆経験をという動きもあるので、私の経験を活かしてサポートすることもできるようになったかなとも思います。
おわりに
執筆活動の見返りとして印税収入がありますが、どれだけ入るかというのは正直運です。
ただ、執筆するごとに知識の拡充や文章力の向上は必ずついてくるので、それが一番の見返りだと感じています。
既存の知識も新しく付けた知識もしっかり内容に反映できたと思いますので、ぜひ多くの人に読んでいただきたいなと思っています。