NRIネットコム Blog

NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

エンジニアが使っているキーボード(音階が付いてない方)の話

はじめに

こんにちは。こんばんは。お疲れ様です。
今年もサンタは何もくれませんでした。システムエンジニアの若林です。

エンジニアの端くれである私が今年になって手を出し始めたキーボードの紹介をしてみようと思います。
キーボードは仕事道具の中でもかなりの頻度でつかうものですから、こだわれば仕事が楽しくなる!
デスクトップ本体購入した時のやつをそのまま使っている。ノートPCのタッチパッドで頑張っている。気になっているけど手を出せていない方向けです。
すでにデバイス沼にハマっている方はそのまま肩までおつかりください。

キーボードの種類の話

さて、一口にキーボードと言ってもいくつか種類があります(各方式の仕組みを説明すると長くなるので割愛)。

  • メンブレン式・・・デスクトップPCを買った際についてくるキーボードによくあるタイプ。比較的安価。
  • パンタグラフ式・・・ノートPCなど薄型キーボードによくあるタイプ。比較的安価。
  • メカニカル式・・・カスタマイズがたくさんできる。1万円程度から購入できる。
  • 静電容量無接点方式・・・前述の方式と異なり、スイッチ押下時の静電気で入力ができるタイプ。往々にして高い。

今回は、この中で、メカニカル式のものを購入(とちょっとカスタマイズ)したので紹介していきます。

メカニカルキーボードの話

メカニカルキーボードで特徴となるのは、「軸」「キーキャップ」「プロファイル」の3つかと思います。

軸について

軸というのは、キーボードのキーの部分に仕込まれているスイッチ部分の事です。
赤軸とか青軸とかいろいろ軸の種類があります。
これによりキーをタイプした時の「打ち心地」「音」が変わってきます。
赤軸は、打つと静かでオフィスでも使える。心地よい打ち心地。
青軸は、打つとカチカチ鳴るがそれが心地よい。打っている感強め
などです。

余談ですが、メカニカルキーボードではモノによって、この軸を付け替える事ができ、それをホットスワップと言います。
見た目全く一緒なのに値段違う場合、ホットスワップ可否やバックライト有無などが影響している事があります。

キーキャップについて

軸が打ち心地を決めるのであれば、これは、触り心地決める要素になります。
また、キャップによって音の大きさも多少変わる事もあります。
キーキャップは素材としてPBTとABSというのがあります。
ABSは比較的安価でよく使われています。おそらく今お使いのキーボードもABS素材のキーキャップかと思います。
一方でPBTは少し高価になりますが、プラスチックぽさが少なく、テカリや触り心地が変わります。

余談ですが、キーキャップにはデザインが色々あるので一部だけデザインを変えたりして楽しむこともできます。
こちらは、そういった商品を取り扱っている通販のサイトです。
https://www.fumo-shop.com/keycap.html
ただし、キーボードによってエンターキーの大きさやスペースキーの幅など違いがあるので、
自分の持っているキーボードと合うかは確認が必要です(キャップでも2~5千円くらいするのでちょっと痛手)。

プロファイルについて

プロファイルというのは、キーボードのキーの形(高さと傾き)の事です。
キーの高さについて、例えば、ノートPCを思い浮かべるとキーが低いですよね。
ああいった背が低いキーをメカニカルキーボードではロープロファイルと言ったりします。

キーの傾きについて、何を言っているんだと思うかもですが、お使いのキーボードを横から見てください。
キーの高さは、全て同じでしょうか?真ん中だけ少し凹んでいるでしょうか?
はたまた、キーボードの列によって高さが異なり、全体で大きく弧を描いているでしょうか?
キーボード全体でのキーの形によって種類がいろいろあります(具体的にはOEM、CHERRY、XDAなど)。
個人的には、ちょっとくらい形が違ってもなんとも思わないのであまり重視はしていません・・・。

キープロファイル

私が使っているキーボード

私が購入したのはこちら。Keychron社の K1SEです(正式な型番はK1SE-A1-JIS)。
Keychron K1 SE ワイヤレス・メカニカルキーボード | kopek|




シュッとしてかっこいいですね。

キーボードを選ぶ時のポイントと感想

私がキーボードを選んだ際に重視したのは下記3点です。

  • ワイヤレスである事
  • 充電式である事
  • コンパクト(本体が薄い/テンキーがない)

ポイントの選定理由は、配線が目の前にあるのが許せなかった、なぜか電池が好きじゃない、弊社フリーアドレスのためロッカーと席を移動する際コンパクトがいいな。といった程度ものです。
しかしながら、充電式や、本体が薄いものはメカニカル式には数が多くなかったのでChatGPTに聞いても、Googleに聞いてもなかなかありませんでした。最終的には家電量販店の店頭で見つけました。

ワイヤレス(Bluetooth)の欠点としてよく上げられる、「しばらく触ってなかったらキーボードスリープに入るのですぐ打てない」というのは、確かにそうでした。
しかし、そもそも「しばらくキーボードを触らない」というのがあまりなく、スリープからの復帰も2秒くらいなのであまり気なりません。

充電式である点もバックライトを付けなければ、2か月に1回くらいで、今のところ大丈夫です。

購入時の注意点として、同じ赤軸やPBT素材のキーキャップでもメーカーによって打ち心地や結構異なります。
そのため、可能であれば実際に触ってみることをオススメします。

最後に、私の使っているキーボード(カスタマイズ後)の写真です。
K1SEを2種類のキーキャップで変更しています(1回間違えて買って2種類になったのは内緒です)。

ちなみに、暗い所で光らせるとこんな感じです(日中では気づかない程度....)

おわりに

キーボードは皆さんのお仕事でも触れる時間が多いデバイスかと思います。
せっかくなら、ちょっとこだわって他の人とは違ったものを使ってみたり、自分が楽しめるものを探してみるのはいかがでしょうか。
私も驚きましたが、弊社にはキーボード自体を自作した人もいます・・・。
あまり詳細を触れることはできませんでしたが、キーボードに興味を持っていただければ幸いです。

執筆者:若林洸太 COBOLに取りつかれた。