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【re:Invent 2023】生成AI系のJamに飛び入りで参加して優勝しました

re:Invent 2023で開催された生成AI系のJamで優勝することができたので参加レポートを書きたいと思います。

Jamについて

Jamの紹介が下記リンクに詳しく書かれていたので引用します。

AWS Jam とは、AWS re:Invent や AWS re:Inforce、AWS Summit などのグローバルで展開されているイベント、または AWS クラスルームトレーニング などで提供されている人気コンテンツの 1 つです。AWS のユースケースに沿って用意された様々なテーマの課題 (チャレンジと我々は呼んでいます) を解決していく実践型のイベントで、「AWS を楽しく学ぶ」ことができます。参加者はチームを組み、AWS やシステム開発の知識と経験を活用したりその場で調べたりしながら、与えられた複数のチャレンジを AWS マネジメントコンソールなどを利用してクリアしていきます。チャレンジごとに獲得点数やヒントが設定されており、時間内にクリアしたチャレンジと使用したヒントを総合して計算されたチームの得点を競い合います。

AWS Jam は、主に 3 つの目的で提供しています。

Play (遊ぶ): 得点を競うゲーミング形式のイベントを通じて、楽しみながら課題解決に挑戦します。チーム内でのコミュニケーションの促進にもつながります。
Learn (学ぶ): シナリオに沿った課題を解決することで、AWS サービスの知識やスキルを身につけていきます。普段扱っていない AWS のサービスや機能を新たに学んだり調べたりする機会にもなります。
Validate (検証する): 課題解決を通して、参加者自身の AWS サービスに対するスキルや理解度を確認できます。

2023 年 AWS Summit Tokyo で実施する AWS Jamのご案内 | Amazon Web Services ブログ

今回参加したJam

今回は『GHJ204 | AWS Jam: Generative AI (sponsored by SingleStore and Elastic)』という今流行りの生成AI系に特化したJamに参加しました。課題について詳しいことは言及できないのですが、AIというだけあってSageMaker系の問題が多かった印象です。

セッション概要の日本語訳です。

最先端のジェネレーティブAIの世界に興味はありませんか?実際のシナリオを通して斬新なアイデアを喚起するためにデザインされたAWS Jamチャレンジを通して、ジェネレーティブAIのパワーを学びましょう。AWSのサービスやAWSパートナーから提供される製品を実際に体験し、賞品を獲得するチャンスを得てください。また、AWSのエキスパートがジェネレーティブAIの知識を深めるお手伝いをします。チームで参加することもできますし、チームをお持ちでない方には、チームへの参加をお手伝いします。このJamでは、スポンサーであるSingleStoreとElasticからのJamチャレンジもあります。持ち物は学習意欲とノートパソコンだけです。

チーム

元々このJamに参加する気はなく、前の1時間の予定のBreakout Sessionが20分で終わってしまい、暇だなーと思ってダメもとでこのJamの参加列に並んだため飛び入りでの参加となりました。チームは後ろに並んでいた会社の同僚っぽいオーストラリアの方3人とチームになりました。自分は英語が全くできませんが、近くに日本人の方が何人かいたため、何とかなるでしょと高を括っていたのでこの4人チームになった時はちょっと帰りたかったです。

参加後に写真を撮りました。とても親切な方達でした。

経過

チームメイトの方がとにかく優秀で序盤からいきなり高難易度の問題を解き終わり1位になりました。自分は低~中難易度の問題に徹し何とか足を引っ張らないことだけを考えて問題を解いていました。途中何度か逆転されることはありましたが、上位をキープして終盤に突入しました。チームメイトの方が「優勝したら前でスピーチしなきゃかもな!(意訳)」的なことを言っていたので、怖くなり課題を解きつつChatGPTにそれっぽいスピーチの英文を考えてもらっていたことは内緒です。(結局何もありませんでした。)

結果

終わってみれば69チーム中、2510点中2510点というペナルティなしですべての課題を解き切る満点のスコアで優勝しました。(チーム名の『TABLE NOT FOUND』はチームメイトの方が勝手につけた名前で、何も事情を知らないピュアな僕はずっと表示エラーになってるものだと思い込んでいました。)

景品

景品はリュック3つとステッカーをもらいました。少し持って帰るのが大変でしたが、チームメイトの方が1つのリュックに2つのリュックをつめる技を編み出してくれたため何とか持ち帰ることができました。

まとめ

たまたま参加したJamでしたが、まさか優勝するとは思わずとてもいい経験になりました。とにかくチームメイトの方ができる方だったので、自分が足を引っ張らない程度に頑張れたのがよかったですし、そのような方たちとチームになることができてとてもラッキーだなと思いました。心残りとしては英語が喋れず、簡単な課題の質問をしただけであまりコミュニケーションをとることができなかったのが残念でした。AWSはもちろん英語学習のモチベもとても上がったJamとなりました。次回また参加する機会があれば是非出てみたいと思います。

執筆者堤 拓哉

インフラエンジニア。データ分析やデータ基盤周りの話に興味があります。