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【re:Invent 2023】AWS初心者がワークショップに参加してみて

はじめに

室内版welcome to LAS VEGAS

初めまして、廣瀬と申します。

普段の業務では、WEBアプリケーションの保守/運用をしています。
1年程前に一部機能をオンプレからAWSに移行しており、そこから少しずつAWSに触れるようになってきた程度のまだまだ初心者ですが、re:Invent2023に参加させていただきました。

AWSも英語も弱々の私がワークショップセッションに参加し体験してきたことを共有できればと思います。

ワークショップに限らず、各セッションには内容の難易度の指標としてレベルが設定されています。
初心者向け、中級者向け、上級者向け、エキスパート向けの4段階があり、今回参加したセッションは中級者向けになります。
本当は初心者向けから入ろうと思いましたが、難易度ではなく興味があるセッションで選んだ結果、中級向けのセッションになってしまいました。
内容はセッション、レベルごとに違いがあるため参考程度にご覧ください。

ワークショップとは

Workshops are two-hour interactive learning sessions where you work in small group teams to solve problems using AWS services.
Each workshop starts with a short lecture (10–15 minutes) by the main speaker, and the rest of the time is spent working as a group.

ワークショップは2時間のインタラクティブな学習セッションで、少人数のグループに分かれてAWSのサービスを使って問題を解決します。
各ワークショップはメインスピーカーによる短い講義(10~15分)から始まり、残りの時間はグループでの作業に費やされます。

引用:Your DevOps and Developer Productivity guide to re:Invent 2023 | AWS DevOps Blog

英語でグループワーク!?とめちゃくちゃビビりました。
けれど、せっかく現地参加するのであれば参加しないわけにはいかない...とメンタルがやられる覚悟で参加しました。

参加するには、事前にイベントマイページから予約するか、当日セッション開始前に並んで予約キャンセル待ちをする形になります。
予約していても、セッション開始10分前には自動で予約キャンセルされてしまうので、早めに行って予約済みの人向けの入場待機列に並ぶ必要があります。
他にもいくつかセッションの予約をしていたのですが、ちょうど10分前についたらキャンセルされてしまい参加できないこともありました。
とても悲しかったので今後現地参加するという方には是非15~30分前には会場入りしておくことを強く勧めます。

今回私が参加したセッションは40人ほど入れる会場で、半数以上予約で埋まっており、待機列からは先頭の十数人しか入れていない様子でした。

参加したワークショップについて

今回は普段の業務では全く触ることのないAWS DeepRacerというサービスのワークショップに参加しました。
AWS DeepRacerとは、レーシングカーにコースを学習させたり、学習させたレーシングカーで他のユーザと競わせたりして、人工知能 (AI) と機械学習 (ML) を楽しく学べるサービスです。

aws.amazon.com

ワークショップではレーシングカーの設定から学習スタートまでを実施しました。
AWSマネジメントコンソートの操作のみで進められる内容だったため、中級者向けといってもかなり優しい内容かもしれないです。

ワークショップの流れ

各自持参したノートPCでハンズオンを行います。
全体の流れは下記の通りでした。

  • サービス・仕組みの説明
  • デモンストレーション
  • ハンズオン
  • 補足説明等

公式の説明にある "グループでの作業" があると思っていたので、全然そんなことなくて拍子抜けしました。(本当はめちゃくちゃ安心しました。)
セッションによってはグループワークをするのかもしれませんが、私の参加したセッションでは各自黙々と作業を進める形でした。

最初はスピーカーによる説明とデモンストレーションが20〜30分程度の説明があり、ハンズオンでは手順書に従い作業を行います。
作業時間は40分程で、手順が載っているURLを案内してもらいます。
説明は英語でマシンガントークなのでリスニングが全然できない私は文字起こしアプリで翻訳。
手順書は言語選択ができたので、なんとか進めることができ時間内に課題を終えることができました!
作業に詰まったり不明点があった際には、セッション会場にいるスタッフの方に声をかければ丁寧に教えてくれました。

その後は、さらにより良い成果物にするにはどうしたら良いか・他にどのような利用用途があるか等、補足説明がありワークショップは終了になります。

会場の雰囲気

入場開始直後のセッション会場の様子

この会場に限った話ではないですが、とても豪華です。
スナック菓子やランチを持ち込んでいる人もいてすごく自由な雰囲気だったので気楽に過ごせました。

ただ、11月のラスベガスなのに冷房はガンガンに効いていてとても寒かったです。
隣のガタイのいい兄さん達も半袖で寒がっていました。

さいごに

説明は全て英語だったので内容を全て理解できたわけではないですが、
手を動かして成果物を形にできたり、達成感があったり、楽しく取り組めたのでビビらず参加してよかったです。

セッション内では機械学習スタートまでしか実施していないため成果物っぽいものはなかったのですが、
セッション後にマネジメントコンソールを確認すると、1時間ほどの学習を終えたレーシングカーがタイムアタックを始めていました。
学習開始直後は走り出した途端コースアウトしていたのに、タイムアタックでは、たまにコースを外れながらもなんとか走り切っていて学習の成果が目に見えて出ていて感動しました。

イベント期間中は総じてAWSの熱気を感じられる良い体験ができました。
また現地参加できる機会があれば、AWS力・英語力をレベルアップして、Gamified Learning、Bootcampにもぜひ参加したいと思います!

執筆者:廣瀬 由衣 システムエンジニア。