NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

注目のタグ

    IT未経験の新社会人が1年目に取得した資格を振り返ってみた

    はじめに

    はじめまして、最近家に帰ってきて1時間だけソファで寝ようと思っていたら、3時間半も寝落ちしていた荒木です。齢23にして体力の衰えを感じています...

    簡単に自己紹介をします。

    • 文系(経営学部)出身、IT未経験の新社会人

    • フロントエンド領域で主にコーディングを担当

    本記事では、文系出身でIT未経験の新人が社会人になって1年足らずで取得した資格を振り返りながら、資格取得の過程で得た学びや気づきを中心に赤裸々に語っていきます。 私のように「IT?なんだそれ?」と感じて業界に飛び込んできた新社会人や、内定先が決まってとりあえず先輩のブログでも読んでおこうと思っている方々に届けばいいなと思います。

    取得した資格

    • 基本情報技術者試験(FE)

    • 応用情報技術者試験(AP)

    • HTML5プロフェッショナル認定試験 Level1

    • Google Analytics Individual Qualification

    • AWS Certified Cloud Practitioner

    資格取得の流れ

    基本情報→GA→AWS→応用情報→HTML5 Level1の順番で資格を取得しました。
    6月、7月、10月、12月とバランスよく試験を受けることができたと思います。

    基本的な勉強方法は隙間時間にコツコツです。電車に乗車しているときやテレビ、YouTubeを見ているときのCMの間など、だらだら過ごすにはもったいないなと思う時間に勉強をしています。なので、平日は30分、休日は2時間を目標に勉強していました。

    インプット:Udemy、教材本、一問一答

    アウトプット:一問一答、過去問

    上記の方法で主に勉強していました。結果的にはインプット3、アウトプット7くらいの割合になっています。

    それぞれの資格の保有経緯、勉強方法を下記で詳しく説明いたします!

    基本情報・応用情報

    ▼保有経緯・合格要因

    保有経緯はキャリア形成、個人の目標達成のため、基礎知識の取得のためです。今後、どのようなIT系の職種になっても情報処理で得た知識は生きると考えたためです。また、未経験でIT業界に入ったので、基礎を積むために1年目までに応用情報まではとっておきたいと考えていました。

    私が考える合格要因は時間とモチベーションがあるうちに頑張れたこと、1カ月ほど前に試験予約をしたことです。CBT方式での試験はいつでも受けられるので、試験日を早めに決めて緊張感をもって勉強できたのがよかったと思います。(たまたまモチベーションが続いてよかったです)

    基本情報技術者試験

    ◆勉強方法、学び・気づき

    基本情報の勉強は基礎知識が足りてないと感じたので科目Aを中心に勉強しました。

    科目Aの勉強をひと段落させ、科目B中心に勉強時間を移行させる基準は「過去問道場で5連続で8割正解」に設定しました。試験の結果も含め、後々に振り返るともう少し基準を下げてもよかったなと思います。

    ◆使用教材

    令和06年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室:書籍案内|技術評論社

    基礎取得のために行いました。1週目はざっと見て、2週目はわからないところを重点的に確認しました!

    基本情報技術者過去問道場🥋|基本情報技術者試験.com

    上記の通り、連続で8割取れるまで勉強を重ねました。隙間時間にできるのが良い点だと思います!

    基本情報技術者科目B試験対策問題集 | TACの高校生向け資格教材

    基礎を繰り返し勉強しました。章の前半を完璧にした後に後半を集中的に勉強すると効率的に吸収できると感じました!トレースをしっかりしましょう。また、セキュリティの分野は得点源だと思うので落とさないようにインプットを重ねましょう!

     

    応用情報技術者試験

    ◆勉強方法、学び・気づき

    応用情報の勉強も午前問題を中心に勉強をしました。こちらも同じく基礎固めのために午前問題を道場で鍛えました。個人的には午前問題を集中的にやってよかったなと思っています。午後問題を解くためには午前問題の知識が必須ですし、実際に試験を受けてみてそう感じました。

    午後問題は必須のセキュリティと、いわゆる文系セット(経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査)を選択しました。

    私自身、大学で経営学を学んでいたこともあり、午後問題の知識は上記のUdemyの講座を視聴してスムーズに吸収することができました。文系セットは点が取りにくいといわれますが、学生時代に経営学、経済学をかじっていた人は積極的に選択したほうが良いと思われます。

    ◆使用教材

    令和7年春版:参考書の著者直伝!【応用情報技術者試験 午前版】講座  合格に必要な知識の徹底解説+過去問題解説 | Udemy

    だらだらと聞き流す程度で受講していました。わからなかったら反応するくらいのレベル感で聞いていました!

    令和7年春版:参考書の著者直伝!【応用情報技術者試験 午後版】講座 合格に必要な知識の徹底解説+過去問題解説 | Udemy

    午後問題は午前問題で習得した知識をどのように表現するかを意識して受講しました。

    応用情報技術者過去問道場🥋|応用情報技術者試験.com

    基本情報と同様、隙間時間にコツコツやることを意識しました!

    Google Analytics Individual Qualification

    ◆勉強方法、学び・気づき

    GAの資格はネットコム独自の新入社員研修の一環であったため、研修で学んだ知識を使って試験に挑みました。後述のAWSの資格勉強に時間を取られ、あまり勉強時間を割くことができませんでしたが、GAの習熟度を測るために受験しました。

    勉強してみてデータの扱い方やリアルタイムで分析できることが楽しかったので今後も勉強していきたいと思います!

    ◆使用教材

    プロが教えるいちばん詳しいGoogle アナリティクス 4

    基礎から応用まで学べると思います。画面キャプチャやサンプルコードも多いのでわかりやすいです!当社のメンバーが執筆しております!

    AWS Certified Cloud Practitioner

    ◆勉強方法、学び・気づき

    AWSの資格も研修の一環で取得しました。Udemyの問題集を主に使い、わからないところはハンズオンをしながら学習しました。AWSも学んでみて面白かったのでAssociateレベルはすべて取得しようかなと考えています!まずはSAAから挑戦です!

    ◆使用教材

    図解Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる

    基礎知識がなくても、これからAWSを学びたいという方にもおすすめの書籍です。こちらも当社メンバーが執筆しております!

    【CLF-C02版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き) | Udemy

    隙間時間にコツコツやることと解説をしっかり読み込むことを意識しました!

    HTML5プロフェッショナル認定試験 Level1

    ▼保有経緯・合格要因

    保有経緯はフロントエンド業務における知識の取得のためです。現在、フロントエンドエンジニアをしているので、基礎を身に着けるために取得しました。

    私が考える合格要因は業務で使用していたことと繰り返し問題を解いたことです。使ったことがあるタグやCSSはすんなり頭に入りますし、問題を繰り返し解くことで試験の傾向がわかるようにもなりました。

    ◆勉強方法、学び・気づき

    業務で学んだことは意外にも知識として吸収されているんだなと感じました。ただ、APIの分野を業務であまり触れていなかったため、あまりわかりませんでした。今後勉強を重ねていこうと思います!

    ◆使用教材

    HTML教科書 HTML5 レベル1(白石 俊平 吉川 徹 窪田 則子 秋葉 秀樹)|翔泳社の本

    流し見程度です。わからない箇所があった際の辞書のような使い方をしてました。

    Ping-t

    全問分かるまで繰り返し解きました。おかげで本番ではAPI分野以外は得点を重ねられました!

    例題解説|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイト

    試験の総仕上げでこちらの例題を解きました。試験当日にざっと解いた程度でしたが、全問正解レベルには仕上げられていました!

    おわりに

    つらつらと資格取得の経緯を書いてきましたが、ご参考になりましたか?

    私が思う資格取得のコツは早めに試験予約をすることなぜこの答えにたどり着いたのかを考えることです。目標や多少の危機感がないとダラダラと勉強してしまいますし、ただ答えを暗記するだけでは知識の定着が図れません。

    私自身も早めに試験予約をすることなぜこの答えにたどり着いたのかを考えることを意識しつつ、今後は高度情報・ウェブデザイン技能検定・AWSを中心に資格を取得していきたいと思います!

    ここまでお読みいただきありがとうございました!資格取得を考えている方は一緒に頑張りましょう!

    執筆者:荒木快斗 フロントエンドエンジニア