本記事は NRIネットコム Advent Calendar 2021 11日目の記事です。
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はじめまして。NRIネットコムでソリューションアーキテクトをしている和田と申します。
NRIネットコムには2020年6月に中途で入社して、1年半が経過しました。
前職まではオンプレのシステムを触っていましたが、NRIネットコムに入社してからはAWSを利用したシステムしか触っていません。
転身の経緯についてはNRIネットコムの中途社員紹介や座談会の記事に詳しく記載されていますので、本記事では別のテーマでお話をしようと思います。
本日のテーマは「AWS認定取得と社内勉強会について」です。
AWS認定、取っていますか?
私が所属している基盤デザイン課はAWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト、およびAWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル両方を保持している人が半数以上を占めています。
また、AWS認定11冠も課のメンバーに2名存在します。
さて、私はNRIネットコムに入社するまで全くIT系の資格を取っていませんでした。
同じIT系の会社でも、事業系の会社だと「資格はあることに越したことはないけれども必須ではない」みたいな雰囲気なので、どうしても・・・(言い訳)
そんな私ですが、現時点で11冠まで残り2認定というところまで来ました。
今年度中に11冠達成できるといいですねぇ。
自分も11冠を目指そうと決意した理由
巷ではAWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルがAWS認定で最難関とされているようです。
私自身まだ受験していない認定もありますが、現時点の受験時の手ごたえ、準備時間的にもおそらくその通りかと思います。
私はAWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトの次にAWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナルを取得したので、
「最難関取ったなら他の認定も取れるのでは?」と思い、11冠を目指すことにしました。
認定試験対策の例
- 練習問題を解いて、回答に必要な知識のメモをAWS公式ドキュメントをベースに作成。
- 問題を解いていくとメモの分量が増えていくので、AWSサービスごとにメモを分割して再整理、
- たまにメモ内で矛盾が見つかったりするので、調べなおし・・・
という工程を繰り返します。
試験対策に利用するAWSの公式ドキュメントについてですが、「BlackBeltセミナー資料」「よくある質問」「開発者/ユーザガイド」の順で読むことが多いです。
触ったことがあるAWSサービスだけであれば「開発者/ユーザガイド」の読み込みだけでよいのですが、あまり業務で触らないAWSサービスについては、さすがにいきなり開発者ガイドやユーザガイドを読んでも本当に全く頭に入ってこないので・・・
そのため、
1. 図表が豊富な「BlackBeltセミナー資料」
2. 文字ベースではあるものの利用イメージを持ちやすい「よくある質問」
3. 細かい仕様が記載されている「開発者/ユーザガイド」
の順がよいのかなと、個人的には思います。
最初に受験したAWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトからこの方法で試験対策をしていますが、今のところ合格率100%を維持しています。
今のところは、ですが・・・
11冠目指してみて気づいた点
11冠を目指すとなると当然業務ではあまり触らないサービスについても学ばなければなりません。
最初の方は正直かなり苦行でした笑
が、認定を取得するにつれて「全く知らないAWSサービスについても他の認定取得のために理解したAWSサービスとの関連性から理解しやすくなる」
という現象が起こるため、徐々に認定対策のしんどさが下がってきます。
特に私はAWSを本気で触った経験が1年半とそれほど長くないこともありますが、認定対策がAWSサービスの理解にきちんとリンクしているということを感じました。
また、AWS認定機械学習 - 専門 についてはどちらかというとAWSサービスというより機械学習の基礎知識を理解する必要がありましたが、自分の知らない分野の自己学習の取っ掛かりとしてもAWS認定取得を目指すのは有効だと思います。
ちなみに、AWS認定機械学習 - 専門を取得した後に思ったことは「もっと機械学習の基礎知識学ばないとな・・・」でした。
認定試験対策の勉強会を開催
さて、私は2021年7月から新卒エンジニアのインストラクターを務めています。
新卒エンジニアの基礎知識の引き上げにAWS認定を取得してもらう、という話はよくあるかと思いますが、いきなり「この資格を期末までに取ってね」と言うのは酷なので、マンツーマンで定期的にAWS認定デベロッパー - アソシエイト取得に向けた勉強会をしていました。
勉強会といっても基本は私の試験対策のやり方を踏襲していて、問題集を一緒に解いて解説、メモ作成を繰り返すスタイルです。
ただ試験の問題に回答するためだけでなく、AWSサービスのどのあたりの機能、特徴を意識する必要があるかを伝えることを勉強会では重視しました。
問題集ベースの勉強会は
- 講師担当の事前準備の負担がそこまで大きくない
⇒座学ベースだと話の流れなどを意識する必要がある。 - 勉強会に参加してもしなくても置いてきぼりにならない
⇒参加者視点で勉強会参加へのハードルが低い
というメリットがあるのではないかと思い、せっかくなので新卒エンジニアとマンツーマンではなく、誰でも参加できるオープンな形で勉強会をしようと思いました。
NRIネットコムでは社内のコミュニケーションツールとしてSlackを利用しています。
AWSについての雑談チャンネルがあるため、ハドルミーティング機能を使って週に1回、1時間の勉強会を開催してみました。
勉強会をしてみてどうだったか
参加者について
私が担当する新卒エンジニア以外に毎回2-5人程度は参加していただけました。
試験対策をしたい人以外にも、私の解説の補足をしてくださるハイレベルなエンジニアの方が参加することもあり、かなり助かりました。
また、これは完全に私の新卒のトレーナーという立場の話ではありますが、
「どんなに参加者が少なくても新卒エンジニアが必ず参加するので、虚無に向かって話し続ける勉強会になることはない(事実上のサクラ)」
という保証も勉強会をするモチベーションになりました。
成果について
勉強会に参加された方のうち2名が無事AWS認定デベロッパー - アソシエイトを取得しました。 おめでとうございます!
まとめ
AWS認定取得に向けた対策方法の一例と、認定取得に向けた社内勉強会を実施してみてどうだったか、について紹介させていただきました。
「AWS認定を取得したいが、何から勉強すればよいかわからない」
「社内でAWS認定取得人数を増やすために試験対策の勉強会をしたいが、どんな感じで勉強会を開催すればよいかわからない」
という疑問をお持ちの方はぜひ本記事を参考にしていただければと思います。
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