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AWS Dev Day 2023 Tokyoで、エンジニアとマネージャーのキャリアについて話してきました

 今回はじめてAWS Dev Day 2023のCFP(Call for Proposals:発表内容の公募)に応募して、無事採択されました。そして、2023年 6 月 22日(木)にリアルの会場で300人近い人達の前で登壇してきました。CFP応募から、当日のメインテーマ、またリアル登壇について書いておきます。

登壇内容と動画

speakerdeck.com

youtu.be

CFP応募内容の選定

 CFP(Call for Proposals:発表内容の公募)の応募内容ですが、エンジニアとマネージャーのキャリアというテーマで話しました。Dev Dayという事で圧倒的に技術に興味を持つ人が多いなか、敢えてマネジメントの話です。これは応募を検討している時に、自分はもう開発の最前線では活動していないので、最新の内容は難しいので断念しました。その上で、自分にしか話せない事は何かと考えると、今までのエンジニアのキャリアの中で、何を考えてどう選択してきたのか、その結果として今に至った経緯があるんじゃないかと思い浮かびました。ロールモデルの参考になれば、現役の開発者にも貢献できる部分があるんじゃないかという判断です。
 ちなみに、これ以外の候補としては、AWSのアカウント管理とセキュリティの話や、データ分析基盤の話、あるいは組織としての技術の選定と学習がありました。前の2つはDevDayっぽくないので却下して、もう一つの技術の選定は悩みましたが所属する組織の業態・規模によって前提が違いすぎるなと思い却下しました。個人的には面白いテーマだと思っているので、どこかで話してみたいと思います。

当日話したことについて

 さて当日ですが、以下の2テーマを中心に話しています。

  • エンジニアの付加価値とは何か?
  • 状況に応じて自分の立場・役割をPivot(方向転換)する

 エンジニアの付加価値については、最初に会計的な算出方法を説明した後で、自分が取った取り組みを例として紹介しています。また、エンジニアが産出する付加価値は、自分自身が出すものと、回りの人への貢献があります。この2つを軸に、じゃぁ自分がどういう役割を果たせば組織に貢献できるのかを考えると良いよというのがメッセージです。
 コミュニティ等での活動を通じて、自分の技術が評価されないと嘆いている人を色々な場所で見てきました。組織に技術を評価する目が無い場合もありますが、組織からその人に求められているのが技術以外の要素の可能性もあります。それに気が付かずに嘆いていても仕方がないかもしれません。求められている要素のすり合わせをするか、自分が発揮したい技術を評価する組織に移るかなど、考えていく必要があります。自分は、立場・役割をPivotする方向で進んできました。答えは一つではないですが、誰かの参考になれば幸いです。

登壇者への挨拶・質問について

 さて当日は、ベルサール渋谷ガーデンでのオフライン開催でした。最後にリアルの場で登壇したのがいつか覚えていないほどなので、300人近い人の前で話すのは大変でした。そもそも、こんな大人数の前で話す機会は、もともと余り無いですからね。何とか登壇を終えると、名刺交換や話を聞きたいということで、何人もの人に声を掛けてもらえました。この直接的なフィードバックは、やはり良いです。
 自分もそうなのですが、登壇者に直接的に声かけるのは躊躇します。が、今回いろいろな人に声を掛けてもらって、積極的に話をしにいった方がよいと改めて思うようになりました。登壇者も嬉しいものですよ。名刺交換して感想を一言いうだけでも、充分だと思います。

感想

 ブログではきれいにまとめていますが、当日は久々のリアル登壇で結構緊張しました。話そうと思っていたことも2~3個すっ飛ばしてしまったので、ちょっと反省です。また、自分の動画を見ましたが、やっぱりスピーチの練習した方が良いなと感じました。これはどこかで研修受けてこようかなと思います。
 いずれにせよ、リアル登壇は自分にとっても刺激になって良いです。年に1~2回は大規模なところで、隔月くらいで勉強会で登壇できるように、活動していきたいと思いました。頑張ります!!

執筆者 佐々木拓郎

Japan AWS Ambassadors 2019-2022
ワイン飲みながら技術書を書くのが趣味なおじさんです

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