こんにちは、手塚です。
NRIネットコム、野村総合研究所をはじめとするメンバーで「AWS認定 SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト」のAWS試験対策本を出版することになりました。
本のタイトルは「AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト AWS認定資格試験テキスト」で、2022年6月22日に出版予定で現在予約受付中です。
こんなあなたにおすすめ
本書はAWS認定試験の合格を主な目的としていますので試験合格を目指す方に是非読んでいただきたいです。
また、SysOpsの名前のとおりシステムの管理・運用担当者向けの内容となっています。
実業務でAWSの管理・運用を行う際に意識しておくと役立つ内容や、その背景や考え方についても紹介していますのでAWSのシステム管理・運用を勉強したいという方にもおすすめしたい内容となっています。
AWS上でシステムを構築した後にどのように管理・運用していくかは非常に重要で必要不可欠ですので、AWSのシステム運用について気になった方は是非読んでみてください!
本の内容について
章立ては次のようになっています。
- 第1章 AWS認定試験
- 第2章 モニタリング、ロギング、修復
- 第3章 信頼性とビジネス継続性
- 第4章 展開、プロビジョニング、オートメーション
- 第5章 セキュリティとコンプライアンス
- 第6章 ネットワークとコンテンツ配信
- 第7章 コストと最適化
- 第8章 AWSのベストプラクティスに沿った設計と運用
- 第9章 問題の解き方と模擬試験
第1章ではAWS認定試験の概要、AWS認定試験におけるSysOpsアドミニストレーターの位置付けからはじまり、試験勉強の仕方、AWSの各資料へのアクセス方法や学習教材について説明をしています。
これからAWSの学習をはじめたいけど何から勉強してよいのかわからない、といったAWS初心者の方にも役立つ内容となっています。
第2章~第6章ではEC2、ELB、S3、VPC、CloudFormation、IAM、CloudWatch、CloudTrail、AWSBackup等の各AWSサービスを利用したモニタリング、信頼性、デプロイ、セキュリティ、ネットワーク等のAWS管理・運用について詳細に説明をしています。
他のメンバーが書いた章も読みましたが、複雑な内容でもそれぞれ整理されていてとてもわかりやすく説明されていていると思います。
第7章ではコスト、パフォーマンスの最適化戦略について説明しています。
ビジネスを継続していくうえでコストは重要な観点ですので実業務でも役立てていただけたらと思います。
第8章ではAWS Well-Architectedフレームワークに沿って、AWS認定試験におけるポイントを説明しています。
最後の第9章は模擬試験と解説です。
従来の選択式試験問題に加え、SOA-C02から追加となった実際にAWSマネジメントコンソールやAWS CLIを操作してAWSリソースをシナリオに沿って構築するラボ試験についても説明しています。
模擬試験として選択式試験問題は65問、ラボ試験は大問で3問、それぞれ解説付きですのでかなりのボリュームとなっており、この模擬試験だけでも十分に価値のある内容になっていると思います。
著者について
NRIネットコムから佐々木拓郎、小西秀和、志水友輔、手塚拓也、
野村総合研究所から木美雄太、北條学男、吉竹直樹、加えて安藤裕紀というメンバーで執筆しました。
詳しい紹介はここでは割愛しますが、AWSに関する情報発信、コミュニティ運営、AWS認定の全取得、高度なAWS活用など個々それぞれAWSに深く関わったことのあるメンバーです。
執筆してみて
今までに何冊か執筆しているメンバーもいますが、私にとっては本書が初めての執筆活動でした。
はじめはどう執筆していくのかもわからず漠然としてましたが、佐々木さんや私生活含めた周りのサポートもあり、それなりに楽しく執筆することができました。
今回は複数人での執筆だったので、他のメンバーが書いた内容を読んで書き方を参考にしたりと、一緒に作り上げていく過程も楽しかったです。
実際の執筆活動としては、どのように章として構成するか、それぞれの節で何を書くべきかを検討するフェーズは苦労しましたが、いざ書き始めるとスラスラ書けたと思います。
また当たり前かもしれませんが、書くという作業そのものよりも、書いた内容に誤りがないか最新情報になっているかを確認したり、読みやすい文章になっているか何度も読み直したり、といった確認する時間が圧倒的に多かったです。
裏話となりますが、実はSOA-C01として自分が担当している章の執筆が完了した後に、しばらくして試験範囲が変更となりSOA-C02向けに全て書き直しました。
SOA-C01版も愛情を込めて書き上げましたが公表されることはなく見事にお蔵入りです。このまま苦い思い出と共にしまっておこうと思います。
そんなこんながありましたが、もうすぐ出版となる今このタイミングでは、今までAWSに関わってきた経験が本と言う形で少しでもみなさまのお役にたてると思うと純粋にすごく嬉しいです。
本書を読まれた方で「この本を読んで良かった」「本で勉強して合格できた」などなどありましたら、是非twitterやAmazonのレビューなどに感想を書いていただけると今後の励みにもなりますのでありがたいです!