本記事は
NRIネットコム Advent Calendar 2022
21日目の記事です。
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22日目
🎄
こんにちは。Webデザイナーの和田です。
少し旬が過ぎてしまった感がありますが、AWS re:Invent 2022 参加のため現地ラスベガスへ渡米しました。
今回の記事は、参加にあたってAWSの知識ほぼ0&英語ができない私がどんなセッションに参加したかをまとめた記事になっていますので、AWS初心者や来年こそはre:Inventに参加したいと思っている方々の参考になればと思います。なお、re:Invent自体についての概要は省きます。
私ですが、冒頭で述べたように普段はWebデザイナーとして活動し、AWSは業務で使うこともないため知識がほとんどない状態でイベントに参加しました。それでも参加したいと思ったのは、世界的にも超有名な企業が主催する大規模なイベントを肌で感じたいと思ったからであり、そんな私をこのイベントに参加させてくれた会社には大変感謝です。
前置きが長くなりましたが、re:Inventは11/27-12/2の6日間開催され、セッション数は約2,300以上で参加者は全世界から約5万人にも及びました。 セッションはテーマや内容のレベル(難易度)、セッション形式などさまざまで参加したいと思うセッションに個人で予約して参加しました。
セッションを予約するにあたり、AWSの知識があり、目的があってセッションを選択できる方は問題ないと思いますが、私みたいなタイプは、実際何を選べばよいか結構悩みました。 そこで、過去参加者からのアドバイスや事前勉強会に参加して得た情報を元に以下の2つを基準として参加するセッションを選定しました。
①レベル100(Foundational)、200(Intermediate)から探そう!
前段にも記載しましたが、セッションにはレベルが存在します。
今回は100(Foundational)、200(Intermediate)、300(Advanced)、400(Expert)の4段階に分かれており、数字が小さいセッションほど内容が簡単なものになっています。他にも以下の傾向が見られました。
1. 主にレベル100のセッションには、AWSの初歩の初歩的なものが多い
AWSに関する技術的に特化したテーマではなく、AWSやamazonの主要なサービスの説明やAWS導入による実績紹介など、AWSの知識がなくても聞きやすい内容でした。聞きやすいだけでなく、Lambdaのサービス紹介などは理解が深まり、身になりました。
2. AWSとはちょっと離れた社会的な課題をテーマにしたセッションがあり話を聞きやすい
例えば、具体的なセッションを紹介すると、以下のようなセッションがありました。(以下は私の日本語翻訳です)
- 女性リーダーはどのように顧客体験を変革しているか
- テクノロジーはいかにして人間の体験を向上させるか
- レジリエンスを高めて、燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)を予防する方法
どれもAWSの知識は必要とせず、社会課題や一般教養をテーマとした内容で構成されているため聞きやすかったです。
②「Keynote」、「Leadership Session」を中心に受けよう!
セッション形式は、Breakout SessionやChalk Talk、Workshopなど複数の形式が存在します。中でも「Keynote」、「Leadership Session」が聞きやすい&おすすめしたいです。理由としては、
1.全て「日本語の同時通訳」
75%はこれが理由です!英語ができない私にとって、やはり日本語でセッションを聞いたときと英語で聞いたときの理解度には天と地の差があります。
ちなみに、英語でセッションを聞く際には「Otter」という英語音声の文字起こしアプリを使って英文を取得し、それを「DeepL翻訳」で日本語に変換して理解していました。
英語ができる方は、「Breakout Session」とかコミュニケーションを行う「Chalk Talk」なども良いかもしれません。
2.「Keynote」は、re:Inventの雰囲気(熱量)を直に感じることができる
新サービスに対する熱意やAWSを本気で盛り上げようとする勢いなど、これがアメリカか!と思わせる規模の大きさで訴えかけてきます。AWSに詳しくない私でも発表を聞いてるだけでワクワクしました。同様のイベントは日本でも行なっていますが、同じ感情を得ることは難しいと思いました。
3.「リーダーシップセッション」は、AWSを導入することによるメリットや環境、社会に変化を起こせるといった経営目線な内容でAWSの知識を必要しない
こちらも専門用語が飛び交うことが少なく、マニアックな内容でもないためは聞きやすい内容です。ただし、マネジメント層やリーダー層に向けての内容になっているため、会社に入社したての方たちには難しいかもしれません。
落ち着いた雰囲気のLeadership Sessionの様子ちなみに、紹介したKeynoteやLeadership Sessionはwebで視聴することができます。 せっかくの機会なので、ぜひどんなものなのか1度見ることをおすすめします。
まとめ
①レベル100(Foundational),200(Intermediate)から探そう!
・主にレベル100のセッションには、AWSの初歩の初歩的なものが多い
・AWSとはちょっと離れた社会的な課題をテーマにしたセッションがあり話を聞きやすい
②「Keynote」、「Leadership Session」を中心に受けよう!
・全て「日本語の同時通訳」
・「Keynote」は、re:Inventの雰囲気(熱量)を直に感じることができる
・「Leadership Session」は、AWSを導入することによるメリットや環境、社会に変化を起こせるといった経営目線な内容でAWSの知識を必要しない
私は、AWSの知識もなければ英語もわからない中で参加したのでハードルが高く感じましたが、AWSに詳しい方であれば積極的にレベル300,400と高いセッションを受けてより理解も高めるのも良いですし、ワークショップ形式のセッションに参加した方が実際に操作して動くものを作ることができるので楽しいと思います。自分自身の能力に応じて、見合ったセッションを受けることをおすすめします!(1年後ですけどね…!)
今回セッションの選び方について記載しましたが、セッション以外にもEXPOやre:Playなど息抜きするのには良いイベントが色々ありました。 紹介記事は、以下にも掲載されてますのでぜひ合わせて見てください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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資格:ウェブデザイン技能検定2級、人間中心設計スペシャリスト、UCDA2級、Certified Scrum Master(CSM)
好きなもの:クラフトビール