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AWS認定 SAP on AWS - Specialtyを合格したので、その勉強法を紹介します

 こんにちは佐々木です。先日重い腰をあげて、AWS認定 SAP on AWS 専門知識を受験してきました。無事合格して全冠(13冠)に返り咲きました。SAP on AWSは、勉強を開始するまでに苦労したので、その一助になれるよう私の勉強法を紹介します。

SAP on AWSの勉強の仕方

 私が他の人からAWS認定の勉強方法を尋ねられると、ドキュメントやBlackBeltで試験範囲のサービスの概要と使い方を理解して、その上で対象のサービスを触ることをお勧めしています。一方で自分がいざSAP on AWSの認定試験の勉強を始めようとすると、途方にくれました。それは、次の2点が理由です。

  • (主に費用面から)SAPの環境をおいそれと作れない
  • SAPのドキュメントは、ほぼ英語しか存在しない

 身の回りにいる既にSAP on AWSの合格者に勉強方法を聞いてみると、ほとんどの人が小西さんのブログで紹介しているドキュメントを読んでおけば通るよと教えてくれました。

tech.nri-net.com

 なるほどと思って開いてみると、100以上のドキュメントのリンクが紹介されています。しかも、ほぼ全てが英語です。若い時の自分であれば、英語の勉強とAWSの知識が同時に手に入って一石二鳥だなと思ったかもしれません(※)。しかし、これを全部読む気力も体力も英語力も時間も、全部私にはありません。そこで出来ない努力はするのはあっさりと放棄して、機械翻訳を利用して日本語で読むことを決めました。
(※)たぶんそれは過去の自分に対する幻想で、そんな意欲があれば今はこんなブログを書かずにさっさと英語ドキュメントを読んでいるはずです。

翻訳ツールの選択

 翻訳に頼るという方針をたてたので、次はどの翻訳ツールを選択するかです。選択肢としては、3つ。無料のGoogle Translate、DeepLの無料版、DeepLの有料版です。

 最初に適当な文章を選んで、翻訳の質を比較してみました。

SAP application cluster, SAP HANA cluster and SAP application service monitoring | AWS for SAP

This blog/document describes the technique to monitor SAP Application cluster, HANA database cluster, HANA replication and SAP applications core services based on Amazon CloudWatch metrics and dashboards. This approach enables customers to effectively monitor SAP NW and Database cluster environments at a low cost without the need to deploy or manage any servers or agents. The solution can be deployed seamlessly within minutes. It uses the custom metric capability of Amazon CloudWatch. This allows you to easily publish your own metrics, such as cluster resource status data, and create thresholds and alarms in CloudWatch. The Alarm will then trigger notification emails using Amazon SNS.

Google Translate

 まずは無料で使えるGoogle Translateです。Chromeの設定で、「Google 翻訳を使用する」をオンにしておくと、無料でページごと翻訳することが可能です。

このブログ/ドキュメントでは、Amazon CloudWatch メトリクスとダッシュボードに基づいて、SAP アプリケーション クラスター、HANA データベース クラスター、HANA レプリケーション、および SAP アプリケーション コア サービスを監視する手法について説明します。このアプローチにより、お客様は、サーバーやエージェントをデプロイまたは管理する必要なく、低コストで SAP NW およびデータベース クラスター環境を効果的に監視できます。このソリューションは、数分でシームレスに展開できます。これは、 Amazon CloudWatch のカスタム メトリクス機能を使用します。これにより、クラスター リソース ステータス データなどの独自のメトリクスを簡単に発行し、CloudWatch でしきい値とアラームを作成できます。アラームは、Amazon SNS を使用して通知メールをトリガーします。

 ほぼ正しく翻訳されている上に、日本語としてもかなり自然な文章になっています。素晴らしい!!

DeepL

つづいて、DeepLの翻訳。有料版でも無料版でも翻訳精度は同じです。

このブログ/ドキュメントでは、Amazon CloudWatchのメトリクスとダッシュボードに基づいて、SAPアプリケーションクラスタ、HANAデータベースクラスタ、HANAレプリケーション、SAPアプリケーションのコアサービスを監視する手法を説明します。この手法により、お客様はサーバーやエージェントを導入・管理することなく、低コストでSAP NWとデータベースクラスタ環境を効果的に監視することができます。このソリューションは、数分以内にシームレスに導入することができます。Amazon CloudWatchの カスタムメトリック機能を利用しています。これにより、クラスターリソースの状態データなど、独自のメトリクスを簡単に公開し、CloudWatchで閾値とアラームを作成することができます。アラームは、Amazon SNSを使用して通知メールをトリガーします。

 翻訳の精度も文句なしで、好みの問題かもしれませんが、日本語の文章としての自然さは Google Translateより上です。文章を読む上でストレスを感じたくないので、DeepLを選ぶことにしました。DeepLの有料版と無料版の違いは、ページを全部一括で翻訳できるかどうかが主な違いです。ストレスを最小限にという方針なので、思い切って有料版の契約をすることにしました。もともと別件で使う検討していたので、よいきっかけでした。DeepLはChromeのプラグインの利用体験が素晴らしく、簡単に翻訳、必要に応じて原文に戻すことも可能です。

勉強方法

 翻訳ができたので、実際の勉強です。普段だと勉強した内容などは、Twitterで呟きます。ただ、今回はノートに取ってみることにしました。理由は、子どもが受験勉強を始めたので、隣で父ちゃんも勉強しているところを見せるためです。汚い字で恐縮ですが、こんな感じです

 ノートのメリットとしては、図を簡単に書けることと、後でサッと見直せることですね。

試験を受けての感想とまとめ

 さて実際に試験を受けてどうだったのか。SAPを対象としている試験ですが、オンプレミスからAWSの移行や、AWS上での自力での高可用性の設計を問われる試験でもありました。特にオーバーレイIPアドレスを利用した高可用性は、昔こんな工夫をいろいろやっていたなぁと思い懐かしく思いました。SAPということで敬遠している人が多いと思いますが、SAPを使わない人にも充分有益な試験となっています。ぜひチャレンジしてください。
 最後に白状すると、ドキュメントについては時間がなくて半分も読んでいません。そのうち、ちゃんと勉強しておきます。

執筆者 佐々木拓郎

Japan AWS Ambassadors
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