NRIネットコム Blog

NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

AWS GameDayはいいぞ~5つの推しポイントを添えて~

こんにちは、栗田です。ブログ運営やイベント告知担当として、たまーにこのブログに登場している人です。

今回は、これまでに私が何度か参加している「AWS GameDay」に関してブログを書かせていただきます。

そもそもGameDayって何?

GameDayという単語を直訳すると「試合のある日」。海外ではスポーツの試合告知画像などで使われています。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、プロ野球チームのSNSでたまに見かけます。

そしたらAWS GameDayって何?

AWS GameDay は、ある課題に対して AWS サービスで解決するための対応力や実装スキルを試せる実践形式の人気ワークショップです。3 – 4 名でチームを結成し、待ち受けるさまざまなトラブルやクエストをクリアしながら最終ミッション達成を目指します。各クエストをクリアするごとにポイントが付与され、最も多くのポイントを獲得したチームが勝者となります。ゲーミフィケーションされた安全な環境で楽しみながら、さまざまなことを学ぶことができる機会をご提供するものです。

出典:AWS公式 aws.amazon.com

aws.amazon.com

超ざっくり言うと、「参加者全員に同じ環境が与えられて、チームで課題を解いてポイントをたくさん稼ぐ試合」みたいなものです。

課題も種類が多く、ポイントをただ単に増やせばいいだけとは限りません。放置しているとポイントが減ってしまう現象(エラーや妨害など)に対策しないといけなかったり、増やしたポイントを使ってさらにポイントを増やすための情報を手に入れたり、本当にさまざまなことが起きます。

そして、AWS GameDay1回の所要時間は約5時間です。

最初の1時間で説明

3時間で力を合わせて必死で課題に取り組む

最後の1時間で解説・結果発表

主にこんな流れです。長いって?いやいや...

私のAWS GameDay遍歴

私が初めてAWS GameDayに参加したのは、昨年12月、NRIグループ内で開催されたAWS GameDayイベントです。

同じチームで参加した梅原さんのブログはこちら↓ tech.nri-net.com

勝者になるとか、トラブルやクエストをクリアするとか、チーム戦要素が多いため、最初は参加を迷っていました。ただ、楽しそうだなという思いも2%ぐらいあり、上長にも勧められ、参加を決意しました。
チーム内でお役に立てないんじゃないかとか、自分が足を引っ張るんじゃないかとか、いろいろ心配要素ばかり考えていました。加えて参加メンバーは私だけ東京勤務で残り3人は大阪勤務、はじめましての人もいる、という状況。緊張します。
しかし、実際に参加して取り組んでみるとそんな心配ごとを考えている暇は全くもってありません。とにかくクエストを前に進めてポイントを獲得しなければならないからです。あっという間に時間が進んでいきました。

初めて参加したAWS GameDayで3位になり、 調子に乗って 満を持してAWS Summit Tokyoで開催されたAWS GameDayにも参加。社内を飛び出し、全くのはじめましての方とオフラインで直接顔を合わせて取り組む、という前回とは違った状況でしたが、非常に楽しく取り組むことができました。このときの結果は4位。一時3位に入っていたものの、最終盤に捲られて順位を落としてしまう結果となったのがとても悔しかったです。

aws.amazon.com

そして7/14には、AWS GameDay for Top Engineersに参加させていただきました。しかしこの回では全般的に自分の苦手なサービスが多く、かなり苦戦してしまい、結果は振るわず...Serverlessに対してまだまだ修行が足りなかったようです。

aws.amazon.com

GameDay、いつかは優勝してみたい...!リベンジの機会をうかがっています。次回開催待ってます。




個人的AWS GameDay推しポイント

AWS GameDayを3回経験してみて、まだ参加したことがない方にもぜひ勧めたい、推しポイントを紹介します。

使ったことないサービスが使える

AWSって200サービスあんねん

AWSには本当にたくさんのサービスがあります。現時点で200どころか241もサービスがあるようです。

aws.amazon.com

200以上もサービスがあるとなると、みんな大好きお馴染みのものからなかなか使う機会がないものまでさまざまです。

AWS GameDayでは、有名なサービスから名前すら聞いたことないサービスまで、たくさんのサービスがお題として登場し、知識の幅を広げることができます。チームメンバー誰も触ったことないんですけど..みたいなサービスも普通に登場してきます。しかしそのサービスを触らないことにはポイントは稼げません。手詰まってしまっても安心です。手持ちのポイントを使ってヒントを得ることもできますし、AWS GameDayを運営するAWSさん側のサポート体制がしっかり整っており、わからない!行き詰まった!動かなくなった!となっても助けを求めることができます。

AWSを自由に使える

AWSを理解するには実際に触ってみるのが一番の近道である、とよく聞きますし、それは間違いないと私も思います。しかし、自分でサービスに触るとなるとどうしてもネックになるのが料金。リソースの消し忘れで知らない間に請求が...!なんて事態はできる限り避けたいものです。Elastic IPの開放忘れやDBの削除忘れなどは有名な落とし穴ですが、これまで知らなかったサービスを使うとなるとどこに課金の落とし穴が潜んでいるかわかりません。お財布への打撃はつらいものです。

でもAWS GameDayならその心配は一切不要。初めて触るサービスでも好きなだけ触れますし、なんと作業後のお掃除も要りません。お財布のことを気にせずAWSを使えるのは非常に助かります。

チームで作業するの楽しい

GameDayは基本的には3~4名のチーム戦です。開催形態によって、はじめましての人と組む・チームをあらかじめ組んで参加する、など参加の仕方の違いはありますが、誰かと協力してクエストを進めていくのは非常に心強いですし、楽しいです。 ちなみに、AWS DevDayでは「AWS GameDay Solo Version」という、ひとりで頑張るAWS GameDayなるものも開催されていました。

モチベ爆上がり効果◎

とにかくAWSに関するモチベが爆上がりします。
毎回参加するたびに、やばい全然貢献できなかった...AWSの知識まだ全然足りねえ...と打ちのめされますが、頑張ろう!の気持ちの方が圧倒的に大きいです。
また、AWS認定試験の勉強中に名前だけ聞いたことはあったものの触ったことのなかったサービスがAWS GameDayで出題され、実際に触ることができたのは非常に大きかったです。試験場で問題を解いている最中に「あ!これAWS GameDayで触ったやつだ!」となったときは心の中でテンションがちょっと上がりました。無事合格できました。

業務につながる

普段の業務でなにかしらのトラブルが起こったとき、きっとパニックになることがあると思います。しかし早めの問題解決のためには、メンバーで協力し、落ち着いて原因の切り分け・特定を行うことが重要です。AWS GameDayでも、システムが動かなかったり点数が減っていったりして焦りますが、チームでトラブルを解決していくことでスコアを伸ばせます。つまり、業務でトラブルがあった際の疑似体験・訓練にもつながります。
そして単純ですが、AWSに関する知識は確実に増えます。AWS GameDayで触れたサービスを今後の業務で使うこともあるかもしれません。書籍やオンライン講座などで学ぶだけではなく、実際に触ってみると、やはり理解度が違います。AWS GameDayは、身に着けた知識や経験を生かせる絶好の機会です。1回のAWS GameDayは約5時間と長いですが、普段の業務から少し離れ、その時間を使うだけの価値は十二分にあると思っています。




おわりに

AWS GameDay、とっても楽しいです!!
少しでもAWS GameDayに興味をもった方は、ぜひ参加してみてください。一歩踏み出す勇気が今後の大きな成長につながると思います。
それではみなさん、よきAWS GameDayライフを!AWS GameDay会場でお会いしましょう!

執筆者栗田茉緒

AWS触ったり技術広報したりしている人です。

Twitter