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「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読んでみた

クラウド事業推進部の石倉です。

GWに気になっていたインプット・アウトプットに関する本を読んだので読み終えた感想をまとめました。
本ブログはアウトプットに関する本の内容で、インプットに関するブログは以下にまとめています。
tech.nri-net.com

書籍

www.sanctuarybooks.jp

書評

CHAPTER1 アウトプットの基本法則

アウトプットの重要性、アウトプットする際の基本的な法則について書かれています。

インプットとアウトプットは3:7が黄金比であることに対して、ほとんどの人は7:3でインプット過剰になっているというのがとても印象的でした。

CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方

「話す」を中心にしたアウトプットについて書かれています。

「アウトプット」と聞いて何か特別なことをするのかと思っていましたが、普段の「話す」ことがアウトプットに繋がっているのだと感じました。 また、本章で書かれていることは「より良いコミュニケーションを取るために」という観点でも役に立つと感じました。

選択的注意という、何かを学ぶ前に「自分は何を学びたいか」と自分に質問することで、脳がその内容に注意が向くようになり学びの効率がアップするというのが印象的でした。

CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方

「書く」を中心にしたアウトプットについて書かれています。

特に印象的だったのは、プレゼン資料などを作成する際にいきなりPowerPointなどを使ってスライドを作り始めないという点です。

  1. ノートにアイデアを書き出す
  2. 構成を決める
  3. PowerPointを使ってスライドを作る

このような流れで作ることで、スライドの作成作業中に「次はどうしよう?」と悩むことなく決まった構成でスライドを作り続けることができ準備時間を短縮できる、という内容が印象的でした。

CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力

「話す、書く」に加えてもうひとつ重要な要素である「行動する」ことについて書かれています。

行動し、どうすれば「続ける」ことができるか、そのための工夫の仕方が書かれています。

行動しなければ何も変わらない。自己成長ではなく自己満足しているだけ。という内容が強く印象に残りました。

CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法

日々の生活の中で行えるアウトプット法について紹介されています。

本ブログのように、「本を読んだ感想を書く」「ブログで情報発信する」といったことも紹介されていたので続けていきたいと思いました。

最後に

著者の樺沢紫苑さんが精神科医であると同時に、科学的な説明や様々な実験・研究結果とともに書かれているので内容に納得しながら読んでいました。
アウトプットを忘れずに、インプットしすぎないようにしていきたいです。