NRIネットコム Blog

NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

Xcodeで任意のiOSバージョンのシミュレーターを追加する方法

概要

常に最新のOSバージョンで開発できればいいものですが、そんな事はまずなく、検証する際もそのOSに対応した環境で行うために、任意のバージョンのシミュレーターが欲しくなると思います。
そんな時は以下の手順で任意のiOSバージョンでシミュレーターを追加することができます。

環境

この記事は以下のバージョン環境のもと作成されたものです。
【Xcode】14.0.1
【macOS】Monterey バージョン 12.5

シミュレーターの追加

Xcodeを起動したらシミュレーター選択欄の下方にある「add additional simulators」を選択します。

続いてCreate a new simulatorのOS Versionを選択してダウンリストからDownload more simulator runtimes...を選択します。

Platformsが開くので左下の「+」アイコンより任意のiOSバージョンを選択してダウンロード及びインストールします。

これでシミュレーターの選択欄にiOS15のシミュレーターも表示され、選択できる様になります。

右に"15.0"と表記されているのがiOS15.0のシミュレーター

確認

最後に確認だけします。

@State var osVersion = ""
var body: some View {
    VStack {
        Text(osVersion)
    }
    .onAppear {
        osVersion = UIDevice.current.systemVersion
    }
}

UIDevice.current.systemVersionで現在のOSVersionを確認する事ができます。

まとめ

以上Xcodeで任意のiOSバージョンのシミュレーターを追加する方法でした。

執筆者岡優志

iOSエンジニア
iOSを専門とし、モバイルアプリの開発を行なっています。

Twitter