クラウド事業推進部の石倉です。
私は自分の頭の中でイメージしていることを言葉で相手にうまく伝えるのが苦手です。
それでも相手は返答をくれますが、おそらく相手側でかなり補完してもらっているのだろうなと感じています。
絵や図を使うことはありますが、それでもやり取りの中心は、やはり言葉です。
自分のイメージをうまく伝えられるようになりたいと思い、ネットで「言語化」で検索した時に見つけたのが今回の本です。
こちらの本は「ITエンジニア本大賞」というイベントで選ばれた本でもあるようです。
書評
PROLOGUE 言語化力を上げる3つのSTEP
言語化力の3要素「語彙力、具体化力、伝達力」や、言語化力が上がることで得られるメリットについて書かれています。
CHAPTER1 語彙力を伸ばす
語彙力をアップするためには「新しい言葉に出会う」「知らない言葉を調べる」「脳に定着させて覚える」という3つを意識することが書かれています。
新しい言葉に出会うための機会の増やし方、出会った言葉をどのように調べるか、どのように覚えるかについて述べています。
「知っている語彙が多いことよりも使える語彙を増やすことが大切」という点が印象的でした。
CHAPTER2 具体化力を鍛える
言語化の中で具体化が特に重要だということ、具体化していくためのノウハウについて書かれています。
情報や事実、感想や意見などを具体化してくための仕方について述べています。
意見や感想を求められたとき、ざっくりとした「〜だと思います」から、「なぜ?」「たとえば?」を使うことで簡単に具体化できるという方法が印象的でした。
CHAPTER3 伝達力を磨く
言語化のゴールは相手に伝わることであり、「伝える」ではなく「伝わる」ための工夫やテクニックについて書かれています。
また、伝え方の原則や、話の組み立て方に使える3つのテンプレート、興味を引きつけるための10のテクニックについても述べています。
伝える内容をまとめる際、自分が捨てたいことを捨てるのではなく、相手にとって必要ないことを捨てる「相手のニーズを把握する」ことや、 1gではなく1000mg、1万個ではなく10000個といった「魅力的な数字に加工する」ことが印象的でした。
確かに日頃目にする情報に、「魅力的な数字に加工する」というのは使われているなと思いました。
CHAPTER4 言語化で自己実現する
言語化できるようになることで、人生に変化を起こすことができるということについて書かれています。
その一つとして、「漠然とした感情を具体化して正確な正体を把握することで、必要以上にストレスを感じることが減る」ということが述べられているのですが、確かに自分でも正体がわからないものには必要以上にストレスを感じてしまうというのは実感があり、納得できる見解でした。
感想
基本的に1ページ1ポイントの構成になっているので、隙間時間でも読みやすかったです。
ビッシリと文字が詰まっている内容ではなく、文章と絵を合わせたキャッチーな内容なので普段本を読まない人にもおすすめです。
各チャプターの最後に、ChatGPTを相手にして実践してみる内容も入れられていて、ただただ読み進めるという形ではなかったのも良かったです。
最後に
本を読んだからといって翌日からいきなりできるようになる、なんてことはなく結局どれだけ普段意識して実践することができるかに尽きますが、 それでも読んだことで、「ちょっとここの部分を意識してみよう」「明日の朝会で試してみよう」といった行動に移すきっかけとして、自ら積極的に本を読むというのは意味あることだと思いました。