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    プロジェクト推進で大切にしてきた私の3軸

    本記事は  【Advent Calendar 2025】  19日目の記事です。
    🌟🎄  18日目②  ▶▶ 本記事 ▶▶  20日目  🎅🎁

    こんにちは。マネージャーの小林です。

    以前のブログでは、”自分が行ってきたチームマネジメント手法”をお伝えました。

    今回は、自身がシステム開発のPMとして担当した際に、”大切にしていた3つの軸”についてお話したいと思います。

    本題に入る前に・・・

    前回のブログにて、家でもマネジメントをしていると伝えしましたが、現在も絶賛マネジメント中です。

    子供のためと思い、日々あれこれアドバイスをしていますが、年ごろ(反抗期)になってきたこともあり、母の言うことは”文句”でしかないようです。

    そのため・・・少し前ですが、「小林歓子はなぜ文句が多いのか」とググられていました。検索結果は何も表示されることなく、おかしいなぁとブツブツ呟いていました。 (出るわけないやん!!と、あとでツッコミましたが、AIに聞いていたら結果は違ったかもしれませんね。)

    子育てとプロジェクト推進は似ていると感じています。 どちらも、それぞれの特性に合った進め方が必要で、決まった正解はないことです。

    私が見出した正解は・・・ 自身が推進(マネジメント)をしながら、自分なりの推進方法を見つけ、時と場合でアレンジすることだと思います。

    しかし、他の人のやり方を参考にすることも間違いではないと思います。

    今回は事例の一つとして、プロジェクトを推進しているPMの方に届けばと思います。

    私がPMとして実践したこと

    私は、お客様の事業拡大の支援に向け”Webシステムの構築・運営を通じて価値を提供する”ことがPMには求められていると考えています。

    指示通りの対応は最低限の責務であり、そこから一歩踏み込み、お客様の事業成長へ繋がるために、私たちが持つ知識・技術を更に磨き上げ、最適なWebシステムを構築する必要があると考えます。

    そのため、お客様と深く向かい合いながらWebシステム構築に向けて推進するPMとして、私が実践してきた3つの軸をお伝えします。

    大切にしている3つの軸

    1.お客様(担当者様)を深く知る

    PMが主に向き合う方は、”お客様(人)”です。

    お客様と接するPMは、担当するお客様のことを深く知る必要があります。 お客様のことを知らない状態では、本当に求めていることは理解できないでしょう。

    そして、お客様を知ることで、より関係性が深まり信頼度が上がっていきます。 信頼できない相手には、本音は話してくれないと思います。

    お客様を深く知るための第一歩としては、自分自身を知ってもらうことが重要です。 本音で話せる関係性を築くためには、まずは自分自身のことを発信する意識が必要です。

    人間関係や信頼性が深まれば、より多くの相談をいただけます。 その結果、お客様の言葉の背景にある課題や意図をくみ取ることができ、自ら価値のある提案が行えるようになります。

    2.担当システムをお客様より理解する

    システム構築する上で重要な点は、対象となるシステムの本質を深く理解することです。

    深くとは?

    新規構築やリニューアル対応では、要件や改善部分のみにポイントを充てるだけでは、本当に価値のあるシステム構築ができない場合があります。

    そのため、現在の業務フロー、他システムとの関連性、ビジネス要件などを多くの情報を把握し理解してください。

    理解を深める一つとして、自分がユーザーとなりシステムを操作し、実際に業務を把握するという方法です。 実際のユーザとなることで、より最適な提案ができます。

    また、お客様は多くの情報を持っています。私たちが見えている情報が全てでないことを頭に入れ、お客様からの情報を待つのではなく、自ら積極的に情報を吸い取ってください。

    3.システムの先にある業務を理解し、更なる提案をする

    担当システムをお客様より理解する」ことで、関連システムの改善提案や業務が効率化される運用スキームの提案などが、行えるようになります。

    ”提案”というと、すこし大げさに聞こえるかもしれませんね。

    まずはプロジェクト定例等を通じて、自分の意見を積極的に発信することが大事です。

    さいごに

    AI時代へ進化する今だからこそ、”人の繋がりを重視した仕事”の価値は、重要性を増していくと考えます。

    AIを有効活用しながらも、人間ならではの強みを活かした、プロジェクト推進を意識してみてはいかがでしょうか。

    執筆者小林歓子

    Webアプリケーションエンジニアを経て、マネジメント業務に従事。

    現在の業務や取り組み、求めるメンバー像などをお話しています。
    よろしければ、一読ください。
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