初めてのAWSはいつですか? 『Welcome to Amazon Web Services』で検索

 こんにちは佐々木です。
ちょっと前に、自分のメールボックスを「Welcome to Amazon Web Services」で検索するのが流行っていました。これで検索すると、一番最初にAWSを使いだした時期が解るのです。初々しい頃を思い出すのはいいですよね。

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 自分のプライベートのGmailを検索してみると、2006年3月30日でした。古参でしょ、ドヤ!!
 2007年4月4日にもあるのは謎です。記憶では、2006年にS3を試してみてすぐに飽きて、EC2が出た後にまた再開してたはずです。ただ、なんでWelcomeメールが2通あるのかは謎です。謎はおいておいたままに、この2通のWelcomeメールを見ていると、微妙な発見があります。

メールの全文

まずは1通目 2006年3月30日のメールです。

Greetings from Amazon Web Services,
 
Thank you for creating an Amazon Web Services (AWS) account. You now have access to the following web services
 
 * Amazon E-Commerce Service
 * Amazon Simple Queue Service (Beta)

See the AWS web site, http://aws.amazon.com, to learn more about other web
services and AWS.

You'll need an Access Key ID to build your application and make valid web
service requests. Obtain and learn more about your Access Key ID on the AWS
web site:

http://aws-portal.amazon.com/gp/aws/developer/account/index.html?action=access-key

We're excited to have you on board with Amazon Web Services. Let the
development and innovation begin!

Sincerely,
 
Amazon Web Services
 
This message produced and distributed by Amazon Services, Inc., 6100 Neil
Road, Suite 500, Reno, Nevada 89511.

次に2通目 2007年4月4日のメールです。

Greetings from Amazon Web Services,
 
Thank you for creating an Amazon Web Services (AWS) account. You now have
access to the following web service:
 
* Amazon E-Commerce Service
 
See the AWS web site, http://aws.amazon.com, to learn more about other web
services and AWS.
 
You'll need an Access Key ID to build your application and make valid web
service requests. Obtain and learn more about your Access Key ID on the AWS
web site:
 
http://aws-portal.amazon.com/gp/aws/developer/account/index.html?action=access-key
 
We're excited to have you on board with Amazon Web Services. Let the
development and innovation begin!
 
Sincerely,
 
Amazon Web Services

This message was produced and distributed by Amazon Web Services LLC, 1200
12th Avenue South, Seattle, Washington 98144-2734

所在地

内容はほぼ一緒なものの、よくよく見ると細部が異なっています。まずは、フッターの送信主

1通目は、Amazon Services, Incから送られています。よくよく見ると、AmazonとServicesの間にWebがない。所在地もネバダ州です。

This message produced and distributed by Amazon Services, Inc., 6100 Neil Road, Suite 500, Reno, Nevada 89511.

2通目は、見慣れたAmazon Web Services LLC, からですね。所在地もシアトルです。1年の間にどういう動きがあったのでしょうか?

This message was produced and distributed by Amazon Web Services LLC, 1200 12th Avenue South, Seattle, Washington 98144-2734

提供しているサービス

1通目 E-Commerce Service とSQS(Beta)を提供していますと書いています。

  • Amazon E-Commerce Service
  • Amazon Simple Queue Service (Beta)

2通目 SQSが消えました。どういう扱いになったのでしょう?

  • Amazon E-Commerce Service

 最初のAWSは何かという論争で、結論的にはSQSに落ち着くことが多いです。このメールからも、それが見て取れるでしょう。ところで、ここにあるE-Commerce Serviceとは何でしょうか?これは、現在ではProduct Advertising API と呼ばれるAmazonのサービスで、Amazonの商品の一覧や詳細を取得できるサービスです。Amazonがヒットした理由の一つに、アフィリエイトの仕組みを上手く使って様々なWebサイトから商品紹介を受けるようになったというのがあります。直接的な送客と、リンクをはられることによるSEO的な効果です。それを支えているのが、このE-Commerce Service(Product Advertising API )です。商品リンクをプログラム的に作れるという強みがあります。私もよく使っていました。当初Amazonは、このE-Commerce Serviceをもって、Amazon Web Serviceと称していました。
 この時点のAWSは、複数人で利用されることをほぼ考慮されていませんでした。IAMというものは存在せず、ルートアカウントに紐づくアクセスキーとシークレットアクセスキーを使うという牧歌的なサービスです。紹介しているWelcomeメールも、多くの人がS3を使うためではなくE-Commerce Serviceを個人で使うために申し込んでいたんでしょうね。当時を思い出しながら、メールの文面から読み解いてみました。

まとめ

 このブログは、NRIネットコムが提供する技術&デザインブログです。今回は技術もデザインとも全く関係なく、ただただ昔を懐かしむ内容となっています。そこはお目溢しをお願いします。画面右上の「読者になる」ボタンから購読登録しておくと、たまに役に立つ情報が流れてくると思いますので、ぜひご登録をお願いします。

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執筆者佐々木拓郎

Japan APN Ambassador 2019
ワイン飲みながら技術書を書くのが趣味なおじさんです

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