NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

注目のタグ

    私たちはなぜAWS全冠を維持し続けるのか

    本記事は  AWSアワード受賞者祭り  11日目の記事です。
    ✨🏆  10日目  ▶▶ 本記事 ▶▶  12日目  🏆✨

    こんにちは、栗田です。
    最近、5年ほど使っていたイヤホンが壊れたため買い替えました。音質の良さに感動しています。技術の進化すごすぎる。

    先日、「2025 Japan All AWS Certifications Engineers」に選出いただきました。個人的には2024年より2年連続2度目の選出となります。全冠2年生になりました。

    さて、今回無事にJapan All AWS Certifications Engineersを維持できたわけですが、この維持条件は資格の追加や廃止、自分の持っている資格の更新などで毎年変わります。 新試験なんて増えようものなら維持の難易度はグッと上がります。
    例えば今回でいうと、DEA・AIF・MLAの3試験が新たに対象になり、全冠を継続するためには少なくともこの3つを取得するのが必須になりました。私もぎりぎりでなんとか取得しました。



    AWS認定には有効期限がある

    AWS認定の有効期限は3年。

    上位資格を取得or更新すると、下位資格も持っている場合は自動的に更新されます。
    Associate資格を取得すると、持っているFoundation資格も更新
    Professional資格を取得すると、持っているFoundation/Associate資格も更新
    ※取得した資格によって、どの下位資格が更新されるかは異なります

    2025年7月現在、全てのAWS認定を取得している場合に受験による更新が必須となるのは、

    • Professional2種(SAP、DOP)
    • 専門知識3種(SCS、ANS、MLS)
    • Associate2種(MLA、DEA)

    の7種類になります。

    ちなみに、上位資格の失効とともに下位資格も失効してしまった場合、下位資格から再受験になります...。

    参考: https://aws.amazon.com/jp/certification/recertification/



    AWS全冠を維持する理由

    全冠を維持し続けるには一度全冠した後、更新との戦いがメインになる(それぞれの取得ペースにもよりますが)3年目〜4年目ぐらいが山場になってくると思います。
    一度取得済だし、12種類中7種類とるなら難しくないんじゃないか、と思われるかもしれませんが、実際はそんなこともなく...。

    維持が難しい理由としては以下が考えられます。

    • 試験が追加される

    AWSに限らずですが、技術は常にアップデートされていくものです。生成AIに関する試験も昨年追加されました。 試験が追加されたらもちろん全冠の対象になるため、新たな対策をして試験に挑まないといけません。
    クライテリア(どの試験が対象になるか、いつまでに取得・申請をしないといけないか)は10月~11月ごろに公表され、申請期限は3月末~4月上旬のため、 準備期間が決して短いわけではないのですが、それでも新しい資格に挑戦するハードルは少なからず存在します。

    • 認定の更新がある

    先ほどもあげたように、AWS認定の有効期限は3年。もし一気に取得していたら更新期限も一気に訪れます。
    もちろん失効後の再取得でも、応募時点ですべてのAWS認定を持っていれば全冠はキープできますが、どちらにしろ同一年度内に取り直さないといけないことは変わりません。

    • 既存試験がバージョンアップされている

    AWS認定は不定期にバージョンアップが行われます。 バージョンアップに伴って試験範囲も変わってました...なんてことも。
    そして、3年もたてば人間の記憶は変わっています。以前の試験内容を完全に覚えています、なんてことは残念ながらありません。 試験内容に応じた、新たな学習が必要になります。



    では、それだけの労力をかけながら、なぜ全冠の維持をするのか?
    個人の考えにはなりますが、その理由をいくつか考えてみようかと思います。

    • 自分の技術力の向上・スキルアップ

    まず最も大きな理由がこれかなと思います。 知識は自ら身につけていかないといけないですし、業務だけで身につくものでもありません。
    そもそも、IT企業に勤めているからといって、必ずしもAWSをがっつり触る業務に従事できるわけではありません。私もAWS全冠を目指している最中に、AWSを扱わない業務に異動となったことがあります。
    常に目まぐるしく変わっていく技術トレンドについていくために、AWS認定の維持を行うことは1つの手段となるのではないでしょうか。

    • AWSから認定されるという価値、自己肯定感の向上

    Japan All AWS Certifications Engineersの条件を達成すると、AWSから認定され、特典やノベルティもいただけます。 AWSから認定される、肩書が得られるというのはうれしいものです。

    また、全冠を維持し続けられている、という事実は、少なからずメンタルにも影響を及ぼしていると思っています。 認定を申請するチャンスは年に1回。今年も維持できた!ということが自己肯定感アップにつながります。
    また、失効からの再取得ではなく、再認定を目指す理由もここにあると思っています。一度失ってしまうよりは、維持できたほうが今後のモチベーションにもつながりやすいです。



    ここまでつらつらと書いてきましたが、全冠取得・そして維持を目指す理由は人それぞれです。100人いれば100通りの理由があると思っています。
    この記事を読んでくださった方で、全冠取得・維持を目指している人がいれば、自分はなぜそれを目指すのか、理由を考えてみるのも面白いと思います。


    おまけ:生成AIに聞いてみた

    今流行りの生成AIに、今回のブログのメインテーマについて聞いてみました。

    「Japan All AWS Certifications Engineers」を維持する理由には、以下のような個人と企業の両面でのメリットがあります。
    
    🌟 個人としての維持理由
    技術力の証明
    
    AWS認定は、クラウド技術に関する専門知識を定量的に証明できる資格です。
    全冠(すべての認定資格取得)を維持することで、幅広い分野に精通していることを示せます。
    
    市場価値の向上
    グローバルに評価されるベンダー資格であり、ITエンジニアとしてのキャリアアップに有利です。
    
    継続的な学習とスキルアップ
    再認定や新資格の取得を通じて、AWSの最新技術やサービスに常に触れ続けることができます。
    AWSの全体像を把握できるようになり、問題解決力や提案力が向上します。
    
    コミュニティとの接点
    認定エンジニア同士の交流や、AWS主催のイベントへの優先参加など、ネットワーク構築にもつながります。
    
    🏢 企業としての維持理由
    技術力のアピール
    所属エンジニアが全冠を達成していることは、企業の技術力の高さを示す指標になります。顧客やパートナーに対して信頼性のある技術支援を提供できる証となります。
    
    AWSとの関係強化
    AWS Partner Network (APN) において、認定取得者数は評価基準の一つ。
    表彰プログラムに選出されることで、AWSとの連携や支援を受けやすくなります。
    
    社内教育・育成の成果
    社員のスキルアップを促進する文化の醸成にもつながり、採用や定着率の向上にも貢献します。
    
    🎯 維持することの価値観
    ある受賞者は「AWS認定全冠はゴールではなく、スタート地点」と語っており、変化の激しいクラウド業界で常に学び続ける姿勢が重要だとしています。
    

    なるほど、結構しっかりめな回答がきましたね。自分の考えと重なっていたものもありました。企業側の目線も参考になりますね。
    やはり全冠で得られるものは多いようです。

    それでは、来月に迫ったSCSの再認定期限と戦ってまいります。

    執筆者栗田茉緒

    クラウドを触ったり技術広報したりしている人です。2024-2025 Japan AWS All Certifications Engineers

    X