Today, #AWS #CloudFormation StackSets improves its console experience! You can now filter active/deleted stack sets, & preview the deployed OU list for your stack sets. Visit the CloudFormation console to check out these latest enhancements! pic.twitter.com/Dvps0vxFs7
— AWS CloudFormation (@AWSCloudFormer) 2023年4月14日
こんにちは。丹(たん)です。
2023年4月15日に個人的にとにかく嬉しいアップデートが発表されました!
AWS CloudFormation StackSets というAWSサービスのアップデートになります。
- AWS CloudFormation StackSets 使っていますか?
- 1. AWS CloudFormtaion StackSets をデプロイした対象OUリストが表示されるようになりました
- 2. AWS CloudFormtaion StackSets オペレーション毎にデプロイしたスタックインスタンスが表示されるようになりました
- さいごに
AWS CloudFormation StackSets 使っていますか?
AWS CloudFormation StackSets を使っていますか?
AWS CloudFormation なら使ったことはあるけど、AWS CloudFormation StackSets にはあまり馴染みが無いという方も多いかもしれません。
AWS CloudFormation StackSets は、一つのテンプレートを利用して、マルチアカウントに対して一度に AWS CloudFormationスタック(CFnスタック)を展開する機能を持つAWSサービスです。組織でマルチアカウント運用する上では欠かせないAWSサービスです。
今回のアップデートで AWS CloudFormation StackSets(CFn StackSets)のコンソールエクスペリエンスが改善されました。
もしかすると、より多くの表示が改善されているかもしれませんが、気付いた改善点は2つです。
どちらも CFn StackSets を利用してCFnスタックを管理・運用する上で、ありそうでなかった機能となります。
- AWS CloudFormtaion StackSets をデプロイした対象OUリストが表示されるようになりました
- AWS CloudFormtaion StackSets オペレーション毎にデプロイしたスタックインスタンスが表示されるようになりました
※OUとは、組織単位(Organization Unit)の略称です
AWS Organizations というAWSサービスを利用すると、複数のAWSアカウントを組織として管理することができます。
AWS Organizations で作成された組織の中で、OUという組織の単位を作成することができ、AWSアカウントをOU毎にグループ分けして管理することができます。
1. AWS CloudFormtaion StackSets をデプロイした対象OUリストが表示されるようになりました
1つ目の改善点は、CFn Stacksetsをデプロイした対象のOUリストが CFn StackSets コンソールに表示されるようになったことです。
今までは、このOUリストの表示が無かったため、CFnスタックセット名にデプロイ対象のOU名を入れる等の工夫が必要でした。
想像してみてください、CFnスタックセット名にデプロイ対象のOU名を入れ忘れた時のことを。。。
CFnスタックセット名は後から編集することができないため、どこのOUにデプロイしたのか分からなくなり、CFnスタックセットの管理ができなくなります。
デプロイ対象のOUリストが表示されることで、CFnスタックセット名にOU名を入れなくてもどのOUに適用されているか分かるようになりました。一方で、同じ名前のCFnスタックセットを作成することはできないため、CFnスタックセット名に識別子は含めることをお勧めします。
2. AWS CloudFormtaion StackSets オペレーション毎にデプロイしたスタックインスタンスが表示されるようになりました
2つ目の改善点は、CFn StackSets のオペレーションを選択すると、選択したオペレーションでデプロイしたスタックインスタンスとその実行ステータスが表示されるようになったことです。
今までは、スタックインスタンスのステータスを確認するために、「スタックインスタンス」というタグからステータスを確認したいスタックインスタンスをアカウントID等で検索して絞り込む必要がありました。
直近実行したオペレーション以外の過去に実行したオペレーションのスタックインスタンスがどのようなステータスで終了したか、ということは確認することができませんでした。
それが、「オペレーション」タブから対象のオペレーションを指定するだけで、その時の対象スタックインスタンスやスタックインスタンスの状態を確認することができるようになったのです。便利ですね。
さいごに
今回、個人的にとにかく嬉しいアップデートを紹介してみました。
AWS CloudFormation StackSets は、組織上でマルチアカウントの管理を行うのに便利なAWSサービスです。
意外と今まで無くて、こんな機能あったらいいな、と AWS CloudFormation StackSets を操作する度に思っていた機能が発表されたため、嬉しかったことを覚えています。
AWS CloudFormation StackSets を利用する機会がある方は、便利な機能を使い快適なマルチアカウント管理を行いましょう。
今は利用する機会がない方も、管理するAWSアカウントが増えていくにつれて AWS CloudFormation StackSets を使う機会が出てくるかもしれません。
この機会に AWS CloudFormation StackSets というAWSサービスを知り、AWSアカウントの管理について考えてみるのも良いでしょう。
ちなみに、AWS CloudFormation StackSets を普段使いしている方向けの機能解説を、小西さんがブログで書いています。
大変参考になりますので、ぜひ見てみてください。