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    【re:Invent 2025】 Database Savings Plansの活用について

    はじめに

    こんにちは、伊藤です。

    2025年12月に参加したAWS re:Invent 2025で気になったテーマに関して、AWSブログも参考にしつつ内容の整理や業務への活かし方を考えてみました。
    また、今回のイベントでは総じて思うように事が進まなかったので、その内容についても最後に簡単に触れています。今後イベントに参加される方の役に立てれば幸いです。

    私自身のスキルレベルはクラウドプラクティショナーレベルであるため、AWS初学者の方も気軽に読んでいただければと思います。

    気になったテーマとその内容

    今回の発表で気になったテーマとは、Database Savings Plansです。

    Savings Plansを改めて簡単に整理すると、一定年数に対してサービス利用料を宣言する事でその金額に対して割引を受けるものとなっています。 Savings Plansには以下3つの種類が存在していました。

    • Compute Savings Plans ・・・ Amazon EC2やAWS Fargate、AWS Lambdaにも適用が可能。インスタンスサイズやリージョンにも縛りが無いので自由度の高いプラン。最大66%割引。

    • EC2 Instance Savings Plans ・・・ プラン名の通り、Amazon EC2にのみ適用が可能。インスタンスファミリーやリージョンは固定され自由度は低い分、最大72%割引。

    • SageMaker Savings Plans ・・・ プラン名の通り、Amazon SageMakerにのみ適用が可能。インスタンスサイズやリージョンにも縛りが無いので自由度の高いプラン。最大64%割引。

    ここに新たに追加されたのが「Database Savings Plans」となります。

    対象となるサービスは、Amazon AuroraやAmazon RDS、Amazon ElastiCache、Amazon Database Migration Service (DMS)などのDatabase関連サービスとなっていて、 インスタンスサイズの変更可能、Amazon RDSからAmazon DynamoDBへの移行時も割引も継続、リージョン非固定など自由度もかなり高いものになっています。
    ただ契約期間が「1年」しかないという特徴があり、他のSavings Plansとは異なるものになっています。

    これら複数のSavings Plansを表に整理すると以下のようになります。

    Savings Plansの種類 対象サービス 割引率 契約期間 自由度
    Compute Savings Plans Amazon EC2
    AWS Lambda
    AWS Fargate
    最大66% 1年/3年 ◎(とても高い)
    ・インスタンスタイプ/リージョン等の変更可能
    EC2 Instance Savings Plans Amazon EC2 最大72% 1年/3年 △(やや低い)
    ・インスタンスファミリー/リージョン等の変更不可
    ※インスタンスサイズの変更は可能
    SageMaker Savings Plans Amazon SageMaker 最大64% 1年/3年 〇(高い)
    ・インスタンスタイプ/リージョン等の変更可能
    ※対象サービスの幅を鑑みてCompute Saving Plansよりは高くないと判断
    Database Savings Plans Amazon Aurora
    Amazon RDS
    Amazon ElastiCache 等
    最大35% 1年 ◎(とても高い)
    ・インスタンスタイプ/DBエンジン/リージョン変更可能

    ※整理するにあたり、AWSが提供しているAWS データベースのデータベース Savings Plans の紹介 | Amazon Web Services ブログを参考にしています。

    Amazon RDSの割引については、上記のDatabase Savings Plans以外にもRI(Reserved Instances)が存在しています。
    Amazon RDSのRIについての詳しい説明は省略しますが、ざっくり書くと、最大69%もの割引を受けられる分リージョンやインスタンスファミリーの変更ができないという自由度の低いものになっています。

    今までは、RIの自由度の問題からAmazon RDSをオンデマンドで利用し続けていた方もいたかもしれません。
    今回登場したDatabase Savings Plansによって、RIのものよりは劣るものの割引を受けながら自由度高くAmazon RDSを利用する事が可能になりました。
    これを機に、Database Savings Plansの活用を検討してみるのも良いかもしれません。

    業務に活用できそうな場面

    Savings Plansの特徴を踏まえ、業務に「Database Savings Plans」を取り込むメリットがあるものの例として以下が挙げられます。

    • 24時間稼働しているようなシステム(社内基幹システムや、API提供バックエンド 等)
      理由)
       24時間確実に稼働しているため、宣言した利用量に対してほぼ100%利用が可能となる。

    • 直近サービスの一部移行計画があるシステム
      理由)
       例としてDatabase Savins Plansの対象サービスの一つであるAmazon ElastiCacheをあげます。
       こちらのエンジンは元々Redis OSS(v4,v5)が主流でしたが、標準サポートの終了とともにValkeyへの移行またはRedis OSS v6 への移行がAWSから強く推奨されています。
       Valkeyへの移行を考えた際に、ValkeyであればDatabase Savings Plansの対象サービスとなるため、この機会に検討する価値は十分にあると考えます。

    ただし、以下のようなケースに関しては業務にDatabase Savings Plansを取り込むメリットがあまり見出せないです。

    • イベントドリブンのような、一時的に利用が集中するようなシステム
      理由)
       宣言した利用量を満たさない可能性が高いが、満額を支払う必要があり損をすることになる。

    • レガシー構成となっているシステム
      理由)
       通常オンデマンド利用と比べると、割引の恩恵は受けることが出来る為メリットとしてとらえる事も可能。
       ただ、レガシー構成の場合リージョン変更やインスタンスタイプの変更がそもそも発生しないため、自由度の高いDatabase Savings Plansを取り込む必要性が見いだせない。

    他にも様々なケースが考えられると思いますが、私自身の中で整理してみたものは以上です。

    最後に

    今回参加したAWS re:Invent 2025での想定外な出来事と反省を簡単に記載します。今後参加される方のお役に立てれば幸いです。

    • 期間中ほぼ体調不良

    1日目日中は体調に問題なかったのですが、夜あたりから急激に体調が悪化し始めました。 しかも、そのまま数日引きずる事になり予約していたワークショップやセッションへの参加ができないという最悪の事態に見舞われました。。
    日本から解熱薬も持参していなかったので、ホテル近くのWalgreens※という名前のドラッグストアで薬を購入してひたすら安静にしていました。

    ※薬以外にも飲み物から食べ物までいろんなものが売られているお店でした。
     とりあえず身の回りで困った時はこの店に行けば何でもあるという印象です。

    セッション以外にも2日目夜に開催されていた日本人向けイベント「Japan Night」にも参加が叶わず。。 また、最終日にはAWS re:Invent の打ち上げのようなイベント「re:Play」についても、体調はほぼ戻っていたものの帰国に影響があるとよくないと思い、参加こそしたもののすぐホテルへ戻りました。

    re:Playの様子。屋外なのでかなり冷えていました

    セッションについては後日アーカイブで内容を再確認できますが、ワークショップについては当日のみなのでとても悔しい思いをしました。

    反省としては、ありきたりではありますがやはり体力や免疫力を十分に付けておくことが大事だと感じました。
    re:Invent 2025参加期間中は常にマスクを着用していてまあ大丈夫だろうという風に思い込んでいたのですが、長時間のフライト移動であったり慣れない環境に触れた事で知らぬうちに体調を崩していたのだと思います。
    私自身そういった力を普段の生活から付けられていないと改めて実感したので、生活を見直してみようと思いました。

    執筆者:伊藤魁星 システムエンジニア