NRIネットコム Blog

NRIネットコム社員が様々な視点で、日々の気づきやナレッジを発信するメディアです

シアトルAWSで英語LTとインタビュー撮影してきた話

こんにちは、上野です。

前回のとおり、AWS Ambassador Global Summitのためシアトルに行ってきました。

Global Summitでは多くのセッションがあり、それを聞いて知識をインプットするというのが時間の割合的には多くなるのですが、私はLT(Lightning Talk)で発表、インタビュー動画の撮影というアウトプットの活動も2件やってきました。

時間の割合としてはLTもインタビュー撮影も少ないのですが、準備や緊張もあり、私の頭の中の8割くらいはこの2つのことでいっぱいだったと思います・・。

LTに至った経緯

AWS AmbassadorsはグローバルなSlackスペースがあるのですが、そこでLTやる人~?的な募集があったのでリアクションしました。

人数が多く減らしたいという話もあり、同じくリアクションしていたBTC熊谷さんと一緒にLTをすることになりました。日本の現状の一部を伝えるという意味ではかぶるところもあったので、まとめさせてもらいました。

私は去年もオンライン上で同じくLTをしていたため、LTに応募するという意味ではハードルはそこまで高く感じなかったですが、当日はやっぱり以下のような要素もありめちゃめちゃ緊張しました。

  • 英語
  • 久しぶりのオフライン登壇
  • しゃべる相手は全員AWSガチ勢(Ambassadors、AWSの人)
  • 台本無し(色々あってパワポのノート無しで話すことに)

こんな経緯で当日挑みました。どんな感じだったか、感想はのちほど・・

雰囲気はこんな感じです。色々あって金色の服を着ているのですが、経緯は割愛します(笑)。

LTで話した内容

Reality of JAPAN」というタイトルで、主にAWS Parner Networkにおける日本の状況をお話してきました。

日本には340名も12冠がいるんだぜ!って話をまずしました。参考

なぜ資格数が多いのか?という観点で日本の色々な背景を色々と紹介しました。

  • 日本ではIT企業にエンジニアが多いという話(数値データは2017年で少し古いです)

  • 提案依頼書(RFP)に資格が条件として書かれることも多くなってきた
  • 資格だけで選ぶわけではないが、スキルを示す手段として資格が使われることがある
  • 日本はIT企業が多いので、競合することも多い
  • 競合ではあるが、お互い刺激になるので良いこと。学習や資格取得が進む

  • 日本では独自の表彰制度があるよ。Top EngineerとALL AWS Certifications Engineers
  • ギフトも毎年もらえるよ
  • 公表されてギフトももらえると、モチベーションあがるよね、AWSありがとう!

ここの発表はAWSさんを褒めている感じなので、AWS Japanの方も喜んでくれてましたw

  • 資格対策本もたくさんある

  • 日本独自のユーザーグループJAWSがあり、活発に勉強が行わている

  • 資格のまとめ。スキル提示目的および日本独自の状況により資格取得が増えている

資格の話をした後、本当に資格でスキルって充分なんだっけ?という話をしました。

  • 私たちは顧客のためにビジネスをしている
  • Building(システムを作ること)が顧客のゴールではない

  • ビジネスの成功のためには、技術以外の部分も重要
  • 組織としての対応や、ビジネス戦略など、幅広い観点で対応が必要
  • APN企業として、技術部分も含め色々な支援をする必要がある
  • 資格によるスキルはその一部(資格=充分なスキルではない)

  • ではどのようにスキルアップしていけば良いのか?
  • 学習および試験は1つのスキルアップとしてとても良いこと

  • 実際のプロジェクトで構築経験をたくさんすることがスキルアップにつながる
  • 顧客とたくさん話すことも重要
  • 顧客によって様々な要件、課題を持っているのでそれに対応する幅広い技術を身に付けることがスキルアップにつながる
  • この3種はつながりが強いので、学んだことを案件や顧客に活かすという形で、プラスのループになる。

上野パートは以上!

以降は後半パートとして、BTC熊谷さんに具体的な事例としてBTCさんでの資格対策や、Developer Boot Campといった実践的な研修の紹介をしていただきました。

詳細は熊谷さんのブログをご参照ください。

www.bigtreetc.com

LTを終えて

やって良かったです!正直もっと話したかったのですが、LTということもあり詰めすぎてしまった感がありました。

何よりポジティブなフィードバックをたくさんいただけたのがとても嬉しかったです。 単純にAwesome!やGreat!などの言葉もたくさんいただきそれだけで最高だったのですが、 翌日ホテルのエレベーターで、「You guys are far from us!(お前たちめっちゃ先に進んでるな!)」と言われたのが驚きですごく嬉しかったです。

※Ambassadorsは全員同じホテルに宿泊しています。

また、オフラインということもあり、しゃべっているときのリアクションが手に取るようにわかりました。資格に興味あるのって日本人くらいかな~とも思っていたのですが、海外のAmbassadorsの食いつきは良かったです。伝わりますでしょうかこの拍手な感じ(笑)。

熊谷さんのパートでも、「資格数と共に給料もあげたいぜ!」的な話があったのですが、爆笑でした。そういうところ食いつくんだなぁと勉強になりました。

LTを終えて、海外の人って思ったより日本に興味あるんだなということと、日本が進んでいると思われることもあるんだなというのが学びでした。もちろんAmbassadorsという一部のコミュニティ内の話ではありますが、外国の方が日本に興味を持ってもらうきっかけになって良かったです。

インタビュー撮影もしてきた

詳細はまだ動画がアップされていないので書けないのですが、インタビュー動画の撮影もしてきました。ざっくりいうと、「リーダー」についてざっくばらんに話す感じでした。

もともとインタビューで質問する内容は聞いており、回答も用意していたのですが、まさかのアドリブ質問も多く、グダグダな英語トークを披露してしまいました(汗)。 ただ、うまくしゃべれていた部分を良い感じに編集してくれると思うので、きっと大丈夫です。そう願います。リアルタイム放送じゃなくて良かったです・・

トータルで1時間くらいはしゃべっていた気がします。

こちらインタビュー前の作戦会議状況です。

正直自分としては不甲斐ない感じだったのですが、「そもそも日本語だったとしても難しい質問だったよな?」となぐさめるようにしました。中々できない良い経験でした。

動画はしばらく経ったらアップされると思うので、アップされたら本ブログにも貼っておきます。 貼られなかったら、お蔵入りになったということです。

今後について

LTとインタビューをやってみてそれぞれ難しさの差を感じました。LTは自分が好きな分野をしゃべったので、割と話しやすかったです。インタビューのほうは、他の誰かが用意した話題に対し、それに合わせて話をしないといけないので難しく感じました。そしてアメリカ シアトル、全世界中の人がいるというアウェイ感な緊張もあったと思います。(良い意味での緊張もありますが)

そこで私は考えました。日本というホームグラウンドで、日本の現状や技術を事前準備する形で登壇すれば、英語発信もしやすいんじゃないかと。そういうイベントをやりたいぞ!とAWS JapanのみなさんとJapan Ambassadorsに語っている図がこちらです。

ということで何か計画して世界の方を呼ぶイベントをやりたいと思っています!まずはアジアを中心に!AWSさんお願いします!

今回は貴重な経験ありがとうございました!

執筆者上野史瑛

Japan APN Ambassador
AWSを中心としたクラウドの導入、最適化を専門に行っています。