こんにちは、上野です。
「APN AWS Top Engineers/APN Ambassadors Week」最終日(7日目)となりました。
私からはAPN Ambassadorになるまでのきっかけと、日々行っている活動を中心にお伝えしたいと思います。
APN Ambassadorってなんだ?
知らない方もいるかと思いますので、紹介しておきます。詳細はAWS相澤さんの記事で紹介されています。
APN Ambassador Programとは世界中のAPN Consulting Partnerから卓越した技術力を持ち、社外への情報発信(セミナーでの発信、Blogや書籍での発信)をしているメンバーが、日本のみならず世界中のAPNパートナーの中から選出されるProgramです。
「卓越した技術力」と言われると、ちょっと自信が無いですが、情報発信を多く行っているパートナー企業の方々という感じですね。私も尊敬するAWSエンジニアの方々が多く選ばれています。
なぜAWSを本格的に始めたのか?
他のTop Engineerの方々は業務でAWSを使用しており詳しくなっていったという方も多いですが、私はその逆で、AWSやクラウドの業務をたくさんやりたくて勉強を始めたタイプです。元々はオンプレミスのインフラ案件を中心にやっており、AWSはEC2やRDS、S3といった基本的なサービスを検証用途で触っているくらいでした。
そんな私が本格的にAWSを勉強しよう!と思ったきっかけは2018年にラスベガスで開催されたre:Inventです。
AWSの新サービスが多く発表され、世界中のAWSエンジニアが集まるとても大きなイベントなのですが、私はこのイベントでAWSの勢い、凄さに衝撃を受けました。正直このイベントに最初行きたかった理由は、海外旅行が好き(アメリカ本土も好き)だし、楽しそう。くらいでした。一応、せっかく行かせていただくのでSolution Architect AssociateとProfessionalは頑張って行く前に取りました。
帰国して業務をする中でだんだんとこんな気持ちになっていきます。
「AWSすごいな、業務でがっつりやりたいな・・」
「でも、やりたいって言って出来るわけじゃないしな・・」
「資格取ったら社内でAWSできるキャラになれるかも?」
みたいなことを色々考えながら、翌年2019年は資格取得に向け動きだします。
ガリ勉した結果、2019年中にAWS資格12個を全部取得できました。ここの詳しい流れは私個人のブログにも書いています。
また、2019年6月には、ボストンで行われたAWSのセキュリティカンファレンスre:Inforceに参加させてもらったのも良い思い出です。多分資格取得で得たAWSキャラと、海外好きキャラが社内で認識されたのだと思いますw
今ではすっかりAWSエンジニアです。ありがたいですね。
カンファレスやセミナーは、その場で具体的に学ぶ技術知識も大事ですが、私のように感化されてやる気を出すという効果も大きいと考えています。
アウトプット活動とAPN Ambassador
資格勉強やカンファレンス参加など、学習やインプットを中心にやっておりましたが、2019年からアウトプット活動も開始しています。ここで言うアウトプットとは、ブログや本執筆、公開イベントでの登壇など、社外活動を指しています。
きっかけは、2019年に佐々木さんがAPN Ambassadorに選ばれたのが大きかったと思います。
この選出をきっかけに、私はAPN Ambassador、APN AWS Top Engineerという存在を知りました。 そして、「Ambassadorは無理だけど、Top Engineerは頑張ったら目指せるかも・・?」と思い、その評価ポイントを目的として始めました。
最初の外部登壇はJAWS-UG さいたま支部の勉強会でした。
このときはオフラインで現地参加でしたが、参加者の方から直接フィードバックを色々といただいて、すごく嬉しかったのを覚えています。
会社のコラムに寄稿もしていました。
そんな活動をして、2020年にAPN Ambassadorに選出されました。 正直選ばれたことには驚きましたが、資格全取得や、少ないながらも行ったアウトプット活動が評価されたのだと思います。
APN Ambassadorなってからは、より積極的に対外的な活動を行っています。
なぜアウトプット活動を続けるのか?
色々と得るものも多く、楽しいから。というのが正直なところなのですが、もう少し考察してみます。
エンジニアの皆様は、なぜエンジニアをやっていますでしょうか?
私は、ざっくりですが、世の中で役立つものを作りたい!またそのお手伝いをしたい!という思いでエンジニアをやっています。
技術的なアウトプット活動は、その活動が世のすべての人に役立っている訳ではないですが、少ないながらもエンジニアの方の支援になり、間接的に役立っているのかなと思います。また、その活動結果に対して直接フィードバックをもらえるというのが大きなポイントで、そこに喜びややりがいを感じているのかなと思います。
ほかにも、
- アウトプットのための情報整理で深い知識が身につく
- 自社、自分のブランディング向上
- 表現力強化
といった利点もあります。
頑張ってインプットした知識は、業務だけでなく色々な形でこれからもアウトプットできると良いなと思います。
今後にむけて
今までやってきた活動をふまえ、今後にむけてです。
まだまだ足りない技術力
APN Ambassadorになってからは、外部の方との交流も増えました。 そこで思うのは、「技術力・知識がすごい」って人がたくさんいるということです。
そういった方々に比べると自分もまだまだ未熟なところがあるので、もっと頑張らないといけません。 特に広く浅くな部分があるので、これだけは自分は強い!っていう分野を見つけたいです。
組織の技術力強化
自分の技術力UPを中心にこれまで頑張ってきましたが、それだとやはり限界を感じてきていまして、技術集団としてスケールする必要があると考えています。やり方は日々悩み中ですが、今年Top Engineerが7名(去年比+3名)になったことはとても嬉しく感じています。(これは本人達の努力ですが)
Go Global
これはAWSさんからAmbassadorに言われている言葉です。せっかくグローバルな制度としてAmbassadorに選んでいただいたので、国内に限らずグローバルを意識した活動もしたいです。海外のトレンドをキャッチアップするのもそうですし、日本のエンジニアや技術力の素晴らしさもアピールできたら最高だなと思っています。
コロナが落ち着いたら、シアトルのAWS本社やre:Invent@ラスベガスにも行きたいです!
技術だけが本質ではない
これは最近特に感じることなのですが、クラウドで、モダンな開発をしたから、ビジネスが成功する訳ではないというところです。 本質はビジネスを成功させ、世の中に価値を提供することであって、そのための手段としてクラウドや技術があると考えています。
企業の状況により課題は様々です。世の中の成功事例やベストプラクティスを参考にすることも多いですが、それをそのままあてはめてもうまくいかないことも多いと思います。
特に技術的な課題に取り組んで設計、構築を行っていると、その技術を使うことが目的になりがちなので、本来の目的や解決したい課題は何なのかを注意して意識するようにしています。今後もより意識していきたいポイントです。
「~~な課題だったら、~~な技術をこう使うと解決できるな~」みたいな話をサラっとしてササっと開発できるのがステキエンジニアなんだと思います。目指せステキエンジニア。
さいごに
自分の過去の思い出や思いを書いていたら一人でエモい気持ちになってきました。
自己満足なブログになっていないか少し心配ですが、1つのキャリアの参考としていただけましたら幸いです!!