本記事は
初夏のAWSアワードエンジニア祭り
9日目の記事です。
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こんにちは。松本です。
2022年度に引き続き、2023 Japan AWS All Certifications Engineersに選出していただきました。
私自身は、さわやかに「さくっと全部取れましたー」というようなタイプではありません。
初めて取得したAWS認定はソリューションアーキテクト-アソシエイトで、2017年8月でした。
最後に取得したAWS認定がSAP on AWSで、2023年3月ですから、5年以上経っているわけで、歯を食いしばってどうにか今年も取り続けている、というのが実際のところです。
私からは、そのモチベーションをどのように保っているのかをお話したいと思います。
AWS認定資格を取得する意義
まず、そもそもなぜAWS認定資格を取得するんでしょうか。
ちょっと、ChatGPTにAWS認定資格を取得する意義について聞いてみました。
専門知識の証明、キャリアの進展、プロジェクト実施能力、競争力、ネットワーキングと学習等の答えを返してくれました。
どれも一理あるように感じますね。
私が考えるところのAWS認定資格取得の位置づけは以下のようなところです。
私自身のAWS認定の捉え方
AWSおよび関連領域に関する幅広い知識が身につく
平たくいうと、「引き出しが増える」というものです。
AWS認定資格の分野は多岐にわたっていますが、たとえばソリューションアーキテクト-プロフェッショナルといった広範な知識を問う試験を受ける過程においては、AWSサービスやソリューションだけでなく、セキュリティやデプロイ、コストといった様々な概念を学ぶ必要があります。
こういった知見を積み重ねることにより、AWSの話が行われている場面において、大体なんの話をしているのかがわかるようになります。
リトライがしやすい
試験に不合格となった場合に、再受験が比較的しやすいのはAWS認定の良いところです。
不合格となっても、14日間経過すると再度受験することができ、再受験回数の制限はありません。
例えばIPAの情報処理技術者試験は、不合格の場合、区分によって半年、または1年後しか再受験のチャンスはありませんから、いかにAWS認定資格が再受験しやすいかがわかります。
当然のことですが、合格するまで受け続ければ、いつかは合格できます。
3年間の有効期限があり、継続的に再取得が必要
AWS認定資格には3年間の有効期限があります。
このため、取得したAWS認定を保持し続けるためには、継続的に受験して再認定を受ける必要があります。
AWS自体のサービスや機能が継続的にアップデートされていることと、AWS認定試験自体もバージョンが上がっていきますので、再認定を受ける際には改めて最新の情報を学んで自分の知識をアップデートしていくことが求められます。
資格の数が増えてくると大変なところもありますが、常に知見を最新化しているのだと捉えるのが良いかもしれません。
全認定取得を狙う場合、実際には業務で使わない可能性が高い資格も取得する必要がある
業務に関連する資格を取得していく場合は良いのですが、全認定取得を狙う場合、高い確率で現在の業務とは直接関係しない分野の資格を取得する必要が出てきます。
私自身の場合だと、SAP on AWSについてはこれまで実際に使用したことはありません。
自己肯定感の向上
試験に合格する、あるいは、不合格となったとしてもチャレンジすることは自己肯定感を高める手段のひとつです。
その方法が必ずしも資格取得である必要はありませんが、資格にチャレンジするというのもひとつの方法ではあります。
さて、そんな様々な側面があるAWS認定資格ですが、継続的にチャレンジを続けて知識の幅を広げていける、という点においては良い指標であり、意義のあるものだと思います。
この継続的なチャレンジを続けるために、どのようにモチベーションを保っているかについてお話します。
モチベーションの保ち方
スケジューリング
資格を取得すると心に決めたら、まず取得するスケジュールを設定しましょう。
期限のない計画はまず成功しません。(期限があっても成功しないことは多々ありますがそれは別の話です。)
できることなら、この最初に決意したタイミングで、申し込みまで済ませてしまうのが良いと思います。
たとえば2ヶ月後にソリューションアーキテクト-アソシエイトを取得すると決めたなら、今すぐに2ヶ月後の試験登録を行うわけです。
日程が決まり、試験費用も支払済み、となれば、あとはやるしかないという状況を作り出すことができます。
スモールステップ
計画を立てて実行する際には、スモールステップで進めていくことをおすすめします。
最初から「AWS認定資格を取得する」と大きな目標を決めても、どうやって歩き出せばよいか困るかもしれません。
計画を細分化して、小さな目標を作り、ひとつひとつクリアしていくことをおすすめします。
まずは、「目標の資格試験の申し込みをする」が到達できれば成功です。
次に、たとえば「目標の資格試験の対策本を選ぶ」「Udemyで対策講座を探す」といったところでしょうか。
そのあとは、1ページやってみる、講座を5分受けてみる、関連があるハンズオンをやってみる、といったように徐々にステップを上がっていくことができれば大成功です。
小さな成功体験を積み重ねた先に、到達する目標があります。
他人と比較せず、過去の自分と比較する
目標に向けてチャレンジするときは、周りと比較しないことをおすすめします。
自分の周囲を見渡すと、きっとすごい人がいると思います。
そういう人を見ると、自分がいかにできないか、に意識が向いてしまいます。
すごく気持ちはわかるのですが、そこで自分と他人を比較しても焦るばかりで良いことがないので、やめましょう。
比較対象とするべきは、今までの自分自身です。
何ページできた、何問解くことができた、など、自分ができたことにフォーカスするようにしましょう。
うまく行かないのが普通、という思考回路を持つ
うまく行かないのが普通だ、という考え方を持っておくと、平常心を保つのに役立ちます。
もしも試験に不合格になっても、「失敗した」ではなく「チャレンジした」と捉えるのが良いと思います。
苦手な問題の傾向がわかった、十分に理解できていないサービスがあった、など、そこから学ぶことは多いはずです。
AWS認定はリトライしやすいのが良いところですから、対策をしてまたトライすれば良いわけです。
不合格になってもモチベーションを落とさないためのポイントです。
心身の健康を保つ
モチベーションを保つためには、心身がともに健康であることが重要です。
心身が健康でないと、自己研鑽にあてる労力と時間を作り出すことができません。
心身の健康を保つためには様々なポイントがありますが、なかでも睡眠は極めて重要です。
「6時間睡眠を2週間続けた場合、集中力や注意力が2日間徹夜した状態と同等になる」という研究結果もあります。
睡眠時間を削っても何も良いことはないので、徹夜で頑張るのではなく、計画を立ててスモールステップで進んでいきましょう。
まとめ
言うは易し、行うは難しです。
自戒を込めて、私がどのようにモチベーションを保っているかを整理してみました。
以上です。